ブラジルとポルトガル
ポルトガルにも行ったことがある。
ブラジルとどう違うのかを知りたかった。
やっぱりヨーロッパであった。
ブラジルの香りはしない。
でも、ヨーロッパの辺境。
「ここに地終わり、海始まる」というのは、事実だった。
首都リスボア。
大航海時代から変わらず残っているような街並み。
男たちが次々と一攫千金を狙って、海へ出て行った時代のまま。
そして、富を得たものはほんのわずか、ほとんどが戻らなかった。
そうして、ポルトガルは衰退した。
街で「壁飾り」を買った。
「あんた、ブラジルだね。わかるよ。なまっているもん。」
老婆が言う。
夜。
ファドの歌が、ギターの音に合わせて、路地の奥からきこえてくる。
霧がでていた。
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Comments
私もいつかポルトガルに行ってみたいです。
ブラジルのサンバとサッカーと同じように、
ファドのイメージや古い教会しかわかりません。
ギリシャにいって思ったのですが栄枯盛衰。
一時は世界の中心にあったポルトガル。
なんでポルトガルのような小国が、大きな影響をもつ国になったんでしょう?
Posted by: ハナマリ | terça-feira, 29 de junho de 2004 16:48
今でもポルトガルの人口は多くない。
大航海当時は、200万人くらいと読んだ気がします。
イスラム教を追い出して国土回復をしたことと、国土が貧しかったこと、隣のスペインの影響を受けたことなど、いろいろあったんでしょうね。
まさに、栄枯盛衰。
旧市街の商店街には、世界ブランドものの店が無くて良かった。
ローカルだけど、個性のある店がありました。
Posted by: Sao_Paulo | quarta-feira, 30 de junho de 2004 14:48