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segunda-feira, 5 de julho de 2004

言葉の深さ

日本で外国の言葉を習っても、実際に現地で使ってみないと、
それが通用するかどうかはわからない。

もちろん、できるだけ日本で会話の勉強しておくことは、意味があるに決まっている。
本当は外国語学部で専門に習えれば、基本的な文法や成り立ちから体系的に学ぶので、
現地に行けば、会話だけ習った人よりも、習熟はより速いのではないかと思う。
応用も利くのではないだろうか。

特に、ブラジルでの話だが、それなりの方と話をする際には、
その人の社会階層にあった上品な話し方をしなくてはならないはずだから、
とりあえず街で困らない程度に使えればよいという会話では不十分であろう。

経験からいうと、
すべてではないが、ブラジルの一流企業のトップが、確かに「仮定法」[接続法」を
ふんだんに使ってこられて、頭の中の翻訳回路がフル回転してきれそうになり、
肝腎の話の内容が飛びそうになり閉口したことがある。

文法としては習っていて、「丁寧な」表現であることは理解していたのだが、
いざそれをふんだんに入れて、話されると、
動詞の活用を考えるだけで、気持ちがそちらの方向に飛んでしまう。

日本語には、敬語があって、
丁寧語、謙譲語、尊敬語うんぬんということであったが、方法は違うがポルトガル語にも
ちゃんとそういった表現はあるのだ。

ただ、毎日、それならもっと耳を慣らすように努力すれば良いが、
普段の生活はそういった文法表現を使用していることは、テレビでもまず無い。
街では、老若男女の会話は、まずタメ口に見える。
さらには、昼間は、この「硬い」人も、別の席では話し方を全く切り替えて
フランクになってしまうので、こちらが面食らってしまう。

日本人同士では、「序列」はいつどんな席でも忘れてはならないものなのだが。


※ブラジル語でいまだにいくつかわからないことがある。

  その一つは、謝罪の表現である。
  日本語には、「ゴメン」から「誠に申し訳ございません」に至るまでの段階に、
  ものすごい細分化された謝罪の表現がある。
  ブラジル語は、それほど無いのではないかと思っている。
  極端に言えば、ただ一単語しかないようにも思える。
  もちろん重大な責任を伴うような事象に置いては、謝罪をしないこともよくあるわけだ。
  「謝罪」文化の日本人としては、当時ひどく気になった。
  自分が謝罪の場に接したときに、どのように表現したらよいかは、
  突然では難しいだろうから、
  あらかじめ教えて貰おうと思っていた。
  いろいろと聞いてみたのですが、納得できる説明をしてくれる人がいなかった。

  次は、根性ということばは、ブラジル語では何というのかということ。
  「忍耐」とか「我慢」という言葉はあるが、
  「根性」を説明してくれる人がいない。
  ブラジル人は、もちろん「根性無し」では決してない。


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Comments

ポルトガル語の先生に、謝ることについて聞いたことがあります。ブラジルの小学校では、「あやまる」ということを教えないそうです。家庭でも謝ることを教えないそうです。

Posted by: りこ | segunda-feira, 5 de julho de 2004 10:29

本当に、"Desculpa"は、誤って足を踏んでしまった位の時にしか使わないような気もする。
「謝る」ことをこんなにも気にすること自体が、日本人の特性なのでしょうか?

Posted by: Sao_Paulo | segunda-feira, 5 de julho de 2004 12:00

社会階層によって違う言葉・私もそれが全く分からないので
恥ずかしい思いをしたことがあります。

英語の場合は長い時間で勉強してきたのでさほどではないのですが、全く基礎知識のないポルトガル語。

ちゃんとした話し方を覚えようときたのですが
この言語を応用できるレベルにもう少しあがらないと難しいです。

そう、謝らないブラジル人って話を
友達とこないだしてたところです。
まけを認めるほどの余裕がないのかなって
そういう所はなんだか生存競争厳しそうだよねって・・。


Posted by: ハナマリ | segunda-feira, 5 de julho de 2004 13:09

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