ヘリコプターのホバリング
夕方、6時半過ぎから、1時間ほど、ヘリコプターがそう遠くないところで
ずっとホバリングを続けていた。
サンパウロは、やたらヘリコプターが飛び交うところだが、
ホバリングを続けるのは警察の物だと思う。
よく、アメリカからの映像で、
住宅街を逃げ回る犯人を追い回すヘリの映像がでるが、
今日のヘリは、じっとしていたし、下に向けて探照灯を使っている様子もなかった。
昔々のことだが、
サンパウロの中心街の34階建てのビルの17階にいたときのこと。
午前11時半頃に、ヘリの音がした。
いつものことだから気にもしなかったが、
音が異常に大きくなってきた。
そして、ヘリのドアを開けて、下に向かってライフルを構える警官が見えるヘリが
17階の窓を下の方に通過していった。
おそるおそる窓に近づき下を見ると、
数多くの武装警官が展開していた。
あるビルの一カ所に向けて、銃のねらいを定めていた。
こんな「西部警察」のようなことに、直面した人はそうはいないと思う。
事件は、あるビルに入った強盗を、部屋の持ち主が応戦して
一人を殺したが、もう一人が逃げたというものだった。
そういう体験があるのものだから、今日も
すぐには外に出なかった。
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