「君が代」が聞こえてきた。
今日は、車の慣らし運転のために、サンパウロの外に出たわけだ。
13時頃にサンパウロを出発して、
14時過ぎに、ジュンジャイを過ぎたあたりで、
いったん休息し、遅い昼食を取ることにした。
ガソリンポストに併設されているような、簡単なところで
サンドウィッチを注文して、待っていると、
「君が代」が聞こえてきた。
テレビからだった。
オリンピックの中継だ。
誰かまた金メダルを取ったのかなあと見ていると、
「北島」さんだった。
すごい喜びようだった。
かつての日本選手と違って、今の選手は何かはじけている。
これが、日本選手が割とよくメダルをとれている理由なのだろうか。
その後も、水泳の競技の中継が続いていた。
女子の競泳でも、日本選手が予選2位で通過していた。
そのあとにも、田中雅美選手がでていた。
サンパウロから数十キロ離れたところで、
「君が代」をきくのは悪い気分ではない。
その場にいる、日本人は自分だけだ。
同じ画面を見ている
移民一世のお気持ちは、もっともっと熱くこみあげるものがあるであろうと察する。
日本を離れて、こういうときに、人は「愛国心」とかそれに近いものを
なんとなく感じるのではないかと思う。
「国歌」や「国旗」に責任はないと思うのですが、そういうことでは駄目なのでしょうか。
「日の丸」はあまりにもシンプルなデザインなところが好きだし、
「君が代」は、妙に重々しく、かつ独特で、これも好きなんですが。
ここだけの話ですけど、
ブラジルの国旗は、単純化したデザインにすることはできるけど
星とかいっぱいあって、文字も入り正確に描くのは難しい。
国歌は、もちろん洋楽でマーチ。ものすごく長いのです。
(日本でナイキのCFで流れていました。 ブラジル対ポルトガルものです。)
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Comments
Sao Pauloさん、こんにちは。
久しぶりにお邪魔したら、渋谷ではなくブラジルの記事であれっ?と思ったのですが、サイト名も変わっていたのでブラジルに行かれたことがわかり、驚きました。
君が代、国歌としてはとても珍しいタイプの音楽であり、個人的には嫌いではありません。(歌詞は文字通りに解釈する必要があるかどうか微妙な問題とは思いますが。)
私のところは夫が外国人なのでこういう話題も多くなるのですが、日本で何故こんなにも国歌や国旗が問題となるのか、いまだに理解に苦しむようです。歴史的ないきさつを説明しても、いまひとつ???なままで、何故そこまでこだわるのかと問われると、私自身もなんでかなぁーなんて思ってしまうこともあります。
Posted by: marin | quinta-feira, 19 de agosto de 2004 07:56
ブラジル国歌は長いですよね。
友達があるとき歌ってくれましたが唖然としました。
国旗国歌の件、わたしサンパウロさんに全く同感です。以上
Posted by: ハナマリ | quinta-feira, 19 de agosto de 2004 14:50
日本を離れて、自分が誰なのかと思うと、
日本人と思う。
でも本当に日本人かな、と思うと
悩むときがある。
どうぞ運転にお気をつけくださいね。
Posted by: りこ | quinta-feira, 19 de agosto de 2004 16:18