衝撃の光景-路上に立つ女
サンパウロの中心部からやや南の方は
高級な住宅地区となっている。
その一つ、アベニダ・インヂアノポリスが貫く
プラナルト・パウリスタという地区で、午後1時頃、車を走らせていた。
大通りから一本入った通りは、車も少なくとても静かな住宅地だ。
一人の女性が、角に立っているのがみえた。
金髪で、白のタンクトップ、水色のパンツ。
おなかは露出している。
今日は、日中は30度を超えて、気温が高かったから
別に不思議な格好ではない。
距離が詰まってきて、よく見えてきた。
道を渡ろうとしている住民だろうか。
いや、ちょっと違う。
おなかが露出しすぎだ。
普通の女性は、露出しつつも、下がるパンツを引っ張り上げたり、
タンクトップの裾を下げたりと、多少は隠すかのような動きをする。
しかし、この女性は、なにか動きが変だ。
パンツを微妙な位置で調整している。
水着の跡を、見せつけている。
「もしかしたら」
「いや、まさか」
「こんな住宅地で」
「人通りも少ないのに」
この女性、客引きをしていた。
前の車の運転手が、車を止め、女性を呼んだ。
冷やかしだろうか、窓を開けて、何かしゃべっている。
車は、また走り出した。
交渉は不成立だったようだ。
ちょうど、その女性が見下ろせる家に用事があった。
2階から、よく見てみた。
相変わらず道に立ち、通りすぎる車を見ている。
その後、このあたりで、同様な女性をほかにもちらほらと見かけた。
この女性も、少なくとも17時頃までは、そこにずっといた。
なにも、女性が立っていたことで驚いたのではない。
サンパウロでは、夜になればこのようなことはあちこちで見られる。
中心部のややディープなところでは、昼間から立っているところも何ではない。
しかし、こういった高級な住宅地の裏通りにいたことに
驚いたのだ。
明日も、またここに行くことになっているが、
また、見かけるのだろうか。
※サンパウロの夜の事情については、多少は知っているが、
非常に詳しいサイトもあるので、探し出して欲しい。
ある意味で南半球随一だろう。
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Comments
またこれは。遠くから見てもなんだかそうですね。
わたし一度アウグスタ通りを知らなくて
とまったことがあって周りの友達に驚かれました。
Posted by: ハナマリ | sábado, 11 de setembro de 2004 14:32
サンパウロのジョッキークラブの脇もそうですね。みなさん等間隔に並んでいるが面白く見えます。
Posted by: りこ | segunda-feira, 13 de setembro de 2004 17:15
そのうち、実際に交渉をするという
取材でもしてみましょうか。
女性にはできないことでしょうから。
「衝撃の取材記」として。
Posted by: Sao Paulo | terça-feira, 14 de setembro de 2004 01:04