貧民窟(ファベーラ)
ブラジルの大都市であれば、必ず存在するのがファベーラと呼ばれる
貧民窟。
都市の中心部から、周辺部まで、どこにでも存在すると言ってもよい。
犯罪も、ここが絡むことが多い。
麻薬も、誘拐もだ。
殺人も、ここの内部で起きることが多い。
ファベーラの居住人口も、サンパウロの人口の2-3割は占めると推定されている。
ファベーラは、どこにでも形成される。
空き地があればだ。
道路の緑地。
公園の脇。
工場の塀のそば、
崖地。
川のそば。
公有の保留地。
森。
最初は、ビニールや紙と、わずかの木材。
そして、木造。
更に、煉瓦と進化する。
5年、10年経つと、
煉瓦に漆喰が塗られ、赤い壁が白くなる。
パラボラもある。
電話も通る。
車もとまる。
教会ができる。
だんだん、生活が向上するのが判る。
ほとんどの人は、ちゃんと働いているのだ。
ブラジルの政府は、不法占拠者であるにもかかわらず、
こういった貧困者を無碍には見捨ててはいない。
電気は、盗電から始まるが、割と早くから開通する。
水道は、共同水道が引かれる。
地形が悪いと、水くみは重労働だ。
下水はちょっと問題がある。
地形的に引けないところがあるし、家も変化する。
電話も、公衆電話が引かれる。

木造の段階のファヴェーラでは、時々火事が起きる。
当然あっという間に、燃え尽きる。
先日、4人の子供が亡くなった。
親は、24歳の女性のみ。
夜、働いていたらしい。
電気が引かれておらず、ロウソクを使っていたようだ。
ロウソクの火が、火事の原因ではと書かれていた。
このような木造のバラックは、日本の大都市には、
昭和40年代の終わりまでは、まだあった。
いま、ファベーラは、東京は六本木に存在する。
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