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terça-feira, 23 de novembro de 2004

黒人覚醒の日

今年から、サンパウロでは11月20日が、「黒人覚醒の日」として、休日になった。
この経緯は、判らない。
とにかく第1回目の休日は、土曜日。
元々、休日なので特にありがたみもない。

パウリスタ大通りにある、MASP(サンパウロ美術館)の広場では
集会が開催されて、そのあと行進に移っていた。
参加者は、多く見て数百人くらい。

ブラジルの黒人は、旧ポルトガル領アフリカから奴隷として連れてこられた
のが、起源。
今の、アンゴラやモザンビークから、サトウキビなどの農場で働かせるために
バイヤ州など当時の中心地に多く入った。

南米ブラジルに入った奴隷の数は、北米に入った数の2倍という説がある。
ブラジルの奴隷解放は、100数十年前のこと、米国の南北戦争の時期と
ほぼ一致する。
当時のブラジルは帝政で、イザベラ女王が解放を宣言した。

解放しても今に至るまで、奴隷とあまり変わらない人がいるようだ。
結局、大農場にずっとしがみつかなければならない環境にいる人もいる。
都市に出てきても、底辺層を形成する。
短い歴史の中で、なかなか登れないのは、教育なども強く影響しているように思う。

奴隷解放後、農場の労働者に困ったブラジルは、一部の白人と元奴隷の黒人で、
黒人帝国に近かったという状態で、それもあり、戦争の続く当時のヨーロッパからの
移民を受け入れ始めた。
ドイツ、イタリア、東欧。
戦乱がある度にやってきた。
中東からもやってきた。
しかし、劣悪な環境は移民はブラジルを避けたという。
そこで、新たな移民の受け入れを模索した。
それで、日本人が出てくる。

当時は、そういう背景もあったようだ。
奴隷解放から、数十年しか経っていない。
農場主の意識は、そう変わっていなかったろう。

現在のブラジルは、混血が進み、本当の黒人は数%もいないという説がある。
混血が、半分くらいを占める。
表だった人種差別はない。

だが、歴然とした社会階層の違いは存在する。


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