アガリクスの優良産地・ピエダーヂ その1
この数年のブラジルの新しい特産物といえば、
プロポリスやアガリクス。
なんだか健康食品に関係するものばかりだ。
そのアガリクスの優良産地といわれているのが、
ピエダーヂ(Piedade)市。
サンパウロ市から西に100キロ程度、約1時間半で着く。
サンパウロから、ハッポーゾ・タバレス街道で、コチア市を通過し、
しばらく行くと、ピエダーヂへの分岐点だ。
この街は、人口約5万人。
標高800メートルほどのやや起伏の激しい高原の街だ。
途中は、サンパウロ市民の別荘やリゾートも多い。
農業は、地形的に大規模なものは難しいので、
野菜や花などが栽培されているが見えた。
この街が、どうしてアガリクスの優良産地となるのかは
よくわからない。
海岸までは約120キロくらい。
高原を海に向かって30キロほど行ったあたりから、
道は、比較的緩やかに下がり始める。
途中に高い山もない、ほぼ同じ高さの高原が続いて、
それがその海岸からの山脈の山頂の標高と同じようだ。
どうも、海岸からの湿った空気が、海岸山脈を登り
冷やされて、そのときに発生する霧が
朝夕このピエダーヂまで、途中で妨げられることなく
やって来るのではないだろうか。
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