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quarta-feira, 26 de janeiro de 2005

ブラジルの公営賃貸住宅

20年くらい前は多分なかったと思うのが、
公営の賃貸住宅だ。

五階建てで、エレベーターはない。
日本にも多い団地のようなものだ。

これらは、サンパウロ市のあちこちに増えてきている。
実はこれらは、非合法住宅であるファベーラ(貧民窟)を取り壊し、
その住民を移転させる受け皿として建てられている物が多い。
公有地などを不法に占拠しているファベーラを壊し、
公園などにし、その隣接地に建てたりしてる。

国民のほとんどが上質で廉価のアパートに住んでるシンガポールにならったのか、
この住宅はシンガプーラ(Cingapura:シンガポールのこと)と呼ばれている。
この住宅政策自体は、とても良いことに違いない。

先日のニュースでいっていたことだが、
この住宅の賃貸料を支払わない人がとても多いというのだ。
ということは、この住宅政策は早晩破綻するということになる。
どんどん建設が進んでいく中で、いつまでも野放図にただで
貸し続けることはできない。

住民にインタビューをしていた。

「ファベーラとは違ってとても快適。
水道もあるし、電気もある。
プライバシーも保てる。
窓もあるので、雨風もしのげる。

でも、家賃を払ったらやっていけない。

だって、この家(2LDK程度)には12人が住んでいて、
働いて居るのは、ただ一人。
失業者と子供ばかりという。
その収入500レアル(=2万円弱)なんだ。
どうして支払えるの」と。

この500レアルは、最低給料の2倍だが、
通常の一家族でもサンパウロではちょっと苦しい。
まして12人とはとても食べていけないんじゃないかと思ってしまう。

12人が、500レアルで生きているということの方が
余りにも凄すぎて、家賃不払いの問題は吹き飛んでしまった。

sp20050123g

このアパートは、サンパウロ市北部チエテ・長距離バスターミナルの
裏の方にある。

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Comments

この話は会社の同僚(日系ブラジル人)から聞いたことがあります。
本当の話だったんですねぇ。驚きました。

Posted by: ケロ | domingo, 30 de janeiro de 2005 at 01:12

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