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sábado, 29 de janeiro de 2005

芸を売る少年

貧しい子供たちは、4-6歳になると、外に出て稼ぎをせざるを得ない。
小さい頃は、それだけで哀れを誘うので、
ただ幾ばくかのお金をねだるだけで、もらうことができる。

かつては、スーパーなどでは、レジに並んでいる客に、
一緒に支払ってくれないかと、何か一品を差し出す子供もいた。
今は、そういう子供はスーパー側である程度排除しているようだ。

しかし、成長してくると何か芸をしなくてはもらえない。
車が、信号で止まったときに、とまった車の前の横断歩道に出て、
ジャグリング等の芸を見せる者が、この何年か増えてきた。

これも小さい子供は、失敗してもまたそれも同情を誘うが、
大きくなると相当な達者ぶりを披露しないと、何ももらえない。

女の子は、16歳くらいになると、他の稼ぎ方も出てくるだろうが、
男の子にはそういう機会は余りない。

サンパウロの北部、センターノルチ・ショッチングからそう遠くないところで、
一人の少年が芸を見せていた。
両手に棒を持ち、その棒を使って別の棒をずっと保持するという芸をやっていた。
サンパウロで、一番ポピュラーなタイプだ。
案の定、信号が赤の間には稼ぎはなかった。
ここまで成長したこの少年では、もう無理な稼ぎ方かもしれない。

少年の向こうに見える高い塀は、映画化されて有名な「カランジル刑務所」である。
刑務所での暴動をきっかけに、鎮圧に向かった警察が、
反乱している囚人を虐殺したという、有名な場所だ。

暴動がおきたいくつかのいくつかの建物は解体されたが、
未だ現役の刑務所である。

少年が、中に入って腕を上げることの無いように祈るしかなかった。

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Comments

コメントありがとうございました。
「カランジル」刑務所繋がりでTBさせて頂きました。 

Posted by: ブライス | sexta-feira, 11 de março de 2005 at 11:31

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