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sábado, 29 de janeiro de 2005

現実の「シティー・オブ・ゴッド」

「シティー・オブ・ゴッド」というブラジル映画がある。
とても、高い評価を受けた映画で、日本でも上映され、DVDも発売された。
ブログでも、色々な方がそれぞれの観点から高い評価をされている。

少年の演技が迫真である。
シナリオが凄い。
カメラ割りが大胆だ。
撮影手法が斬新だ。
少年の成長を描いた青春映画だ。
アクション映画である。

という映画への純粋な評価がある。

出演人物が、かつての不良たちである。
1960年代の実話である。

ちょっと周辺の評価もある。

それぞれの評価にはもっともだと思う。

ブラジルでも、2枚組でDVDは発売されている。

しかし、リオで毎日現在も行われていることを
考えてみると、この映画はとても素直には見ることはできない。
映画以上のことが、今日もリオのあちこちで行われているのだ。
それだけである。

それには、美しい言葉は似合わない。
与えることは、とても出来ない。

リオ・デ・ジャネイロはとても美しい自然に恵まれた大都市だ。
サンパウロとは違う。
だが、その中では、今日も抗争が続いている。

それを十分知っているブラジル人が監督を務めたわけだが、
すばらしい作品に仕上がり、国際的な評価を得ることが出来たのはとてもすばらしいことだ。

もう一つ「シティー・オブ・ゴッド」という邦題がついたが、
原題は"Cidade de Deus"シダーヂ・ヂ・デウス(=神の街)という。

サンパウロの西隣のオザスコ市にも"Cidade de Deus"というところがある。
もう20年前には存在していた。
昔は、周囲は丘だった。
久しぶりに行った。

サンパウロからオザスコに向かう道路に、標識が出ている。

sp20050120d

住宅街に入る。
sp20050120c

最後の標識だ。
sp20050120b

そこには、貧民窟は無い。

そこにあるのは、ブラジル最大の民間銀行。
「ブラデスコ」の企業集団の本部である。

ここに本部を置くときに、
”Cidade de Deus”と名付けたという。

「神の街」と名付けることで、銀行の経営が
神に見守られていくことを、願ったのであろう。

映画の題名も、英語にするよりも
日本語で「神の街」とすると、また違った印象を与えたのではないか。

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Comments

シティーオブゴッドは見たい映画の一本です。
今も手元にあるのですけどちょっと見れない状況。
映画って言うのは実際の姿とはやっぱり
だいぶ違ったものとなってしまうのでしょうか。

それでも面白ければいいのですけどね。

Posted by: jey | sábado, 29 de janeiro de 2005 at 04:18

こんにちわ、サンパウロにお住まいなのですね!ブラジル語では「シダーヂ・ヂ・デウス」になるなんて。映画の発音を辿って、シウダ・デ・デウス、って呼んでいました。スペインでは、シウダッド・デ・デウスです。これについては、わたしも、10月25日のブログに書きましたので、読んでいただけたら嬉しいです! では~!

Posted by: ハムスターパゾ | sábado, 29 de janeiro de 2005 at 13:38

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