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sábado, 30 de abril de 2005

ブエノス・アイレス公園 その13

南回帰線上にある、サンパウロも
随分と日が短くなった。

18時では、かなりくらい。
高級アパート街のイジェノポリスといえども、
この時間になると、人通りが少ない道を歩くのは、
ちょっと注意しなくてはならない。

このイジェノポリスにあるブエノス・アイレス公園。

それほど広くはないが、とても静かな公園である。

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本を読みに来る人も多い。

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ブラジルのスケボー娘

サンパウロのパカエンブー競技場の前には、
とても広い広場がある。

普段は、自由に使うことが出来る。

火曜日、木曜日、金曜日、土曜日は、
午前中フェイラが開かれている。
使っているのは、広場の一部だ。

月曜日から金曜日まで
駐車場代わりに使っているのは、
近くのFAAPの学生などだ。

そして、自動車学校の車が、
練習場代わりに使っていることもある。

もちろん、この広場に住みついているようなものもいる。

サッカーの試合があるときは、
この広場には、屋台が並ぶ。

そして、何もない休日の午後、
若者のグループが、スケーボをやっていた。
その中に、若い女性もいた。

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この広場は、
北に向かって緩やかに下っている。
スケーボには向いているだろう。

このスケボーは、あっという間に下って、いってしまった。

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サンパウロFCの監督決まる。

サンパウロFCの監督が決まった。

候補者の一人として名前の挙がっていた、
前ペルー代表監督のパウロ・アウツオーリである。

ほんの2-3日前に、代表監督としての給料が暴露されて、
その給料が、ペルー人の最低給料の百数十倍もあるのは
問題だということになって、解任されたばかりだ。

その少し前には、本人はサンパウロFCの首脳陣にあったこともない、
サンパウロFCの監督にはならないなんて言っていた。

なんだか、スムーズにサンパウロFCの監督になるように
誰かが仕組んだような気がする。

契約期間は、今年2005年の末までで、
月給は110,000レアル(約450万円)。

サンパウロFCは、前監督のレオンが、
突然に辞任し、日本のヴィッセル神戸の監督に

なってしまったので、10日間ほど空席であった。

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sexta-feira, 29 de abril de 2005

ブラジルの喧嘩

ブラジルにいて、一般市民で喧嘩をする人を見ることはそれほど無い。

日本の方が、いらいらがたまっているのか、
満員電車などで、喧嘩騒動に遭遇することがある。

ブラジル人は、大体口喧嘩だ。
それ以上になることは、お互いに押さえているようだ。
口で言うことにも、これも決定的なことは言わないようだ。

多分、知らないもの同士の喧嘩は、ルールが判らないから怖いのだろうと思う。
日本と違って、ピストルを持っているかもしれないからである。
そんなことになると、もう止められなくなる。

さて、珍しく「喧嘩」の模様が、ニュースで報道された。

一つは、サンパウロ市議会での喧嘩だ。

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議員同士が、押し合い、ぶつかり合ったくらいで、
手が出ていることもなかったようだ。
これくらいなら、日本の国権の最高機関でも
起きている。
台湾や韓国の国会の乱闘では、もっと凄いシーンが
あったような。

そして、今日はサッカーの同じチームの選手同士が
練習中に喧嘩をしたという珍しい映像がある。

事件は、サンパウロの名門サッカーチームの
コリンチャンスの練習中に起きた。

練習試合中に絡んだ敵味方の選手が、殴り合いの喧嘩をしたのだ。

一人は、アルゼンチン人のテベスTevezである。
もう一人の方は、控えのデフェンスのマルキーニョスだ。

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もちろんすぐにほかの選手によって引き離された。
しかし、流血した。

共に、グラウンドから出されたことは言うまでもない。

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今後の処分は決まっていないが、
少なくとも、給料の1%は罰金となるだろうということ。

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quinta-feira, 28 de abril de 2005

ロマリオのブラジル代表引退試合 その3 娘への心温まるメッセージ

ロマリオは、
ブラジル代表引退試合の
前半18分に1点を上げた。

ゴールのあと、
ロマリオは、ユニフォームの前をめくり上げた。

その下に着ていたシャツに、何かメッセージが書いてあった。

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そこにはこういうことが書いてあった。

"Tenho um filhinha down que é uma princesinha"

「自分にはダウン症の娘がいるけど、
とても可愛い王女様なんだ。」

障害を持って、最近生まれた娘へに対するロマリオらしいやり方だ。

ブラジル人は、こういう人たちなんだ。

ロマリオは、ユニフォームを脱いだというこの行為で、
そのあとイエローカードをもらった。

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サンパウロに寒波到来 その2

サンパウロに寒波が到来して、3日目である。

今日は一日雨であった。
昼でも、18度までにしかならなかったようだ。

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寒波は、いつも南西の方からやってくる。
アルゼンチンのアンデスの方からやってくる。

もちろん、シベリアの寒気団のような猛烈なものではない。
しかし、寒いのだ。

今回は寒いといっても、
サンパウロの最低気温は13度くらいまでしか下がっていない。

でも、この気温でもサンパウロでは十分に寒いのだ。
風はそれほど強くない。

なぜか、寒く感じるのだ。
家の中に、暖房がない。
家の造りが悪く、密閉性が全くなく、保温が出来ない。

昨夜のサッカー観戦に出かけるときには、
とても近かったのだが、一応完全防備で行った。

コーデュロイのズボン。
セーターに、防寒仕様のコート。

ほかの観客も同じようなスタイルの人が多かった。
そのために、黄色と緑のブラジル代表の色があまり無かった。

今度の寒波もそろそろ終わりのようだ。
週末には、また30度を超えるかもしれない。

このような、気温の激しい変化がサンパウロの特徴だ。
特に冬は変化が激しい。
晴れ間が出るとすぐに気温が上がる。
夏物の衣装も、冬物の衣装も、常に使える状態にしておかなければならない。

サンパウロの冬のスタイルはこんなものだ。
あとは、薄手のマフラーを巻くくらい。

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もっとは貧しい人は、上は着込んでも
足元を見ると、havaianaアヴァイアーナのような高級ブランド?ではないが
ビーチサンダルという、何ともちぐはぐなスタイルの人も多い。

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ロマリオのブラジル代表引退試合 その2 ドゥンガも登場

ロマリオと言えば、
1994年のサッカー・ワールド・カップにおいて
ブラジルを優勝に導いた貢献者である。

1970年以来遠ざかっていた優勝で、
ブラジルは4回目の栄冠に輝いている。

Tetracampeaon4回チャンピオンとして、
当時のメンバーは、記憶されている。

もちろん、当時のメンバーでまだ現役なのは、
39歳のロマリオくらいである。

そのロマリオが、昨日の試合で、
前半17分に点を上げて、
そして38分に交代となるのだが、
あっさりとは下がるようなことではなかったのだ。

交代が告げられると、
ブラジルの各選手と握手をしていった。
そして、グラウンドには5人の男たちが入ってきた。

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1994年にワールド・カップを戦ったかつてのブラジル代表たちが、
ロマリオのこれまでの活躍を賞賛しにやってきていたのだ。

その中に、懐かしいキャプテンのドゥンガも
入っていた。

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かつての仲間たちに囲まれて、
ロマリオはグランドをあとにしたのだ。

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ブラジルの「ナニヌネ・・・・」と「き じす・・・・」

ブラジルのテレビが、昔から好きだ。
もちろん、日本のテレビも、好きだった。

昼過ぎにチャネルを変えていたら、
変な番組をやっていた。

ポルトガル語でしゃべっているのに、
字幕に「日本語」が使われていたのだ。

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児童向けドラマであった。
日系の友達の家に行って、その家のお爺さんと話しているというような設定であった。
お爺さんは、達者なポルトガル語を話してるのに
字幕は必要ないはずだ。

それも、「ひらがな」や「カタカナ」が、使われているのだ。
さらに、全く徹底的に無茶苦茶だ。

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この放送局は、テレビculturaといって、
視聴率とは無縁の良質の番組を放送しているテレビ局である。
サンパウロのテレビ局である。

日系人の沢山いるだから、
「ひらがな」や「カタカナ」までは使えたのであろう。
意味まできちんと使えるほど日本語が出来る社員はいなかったし、
校正を依託する予算もなかったのだろう。

そこまでする必要もないだろうが。。。。

サンパウロには、
「間違い」日本語は溢れている。

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ロマリオのブラジル代表引退試合 その1 最後の1点

昨日(4月27日)に
サンパウロのパカエンブ競技場でおこなわれた、
サッカーのブラジル代表対グァテマラ代表の試合。

ロマリオのブラジル代表引退試合という意味を含んでいた。

結果は、ロマリオの1点を含む3点をブラジル代表が入れて、
3対0で勝った。

昨日深夜からの各テレビのニュースは、
この試合それもロマリオを中心に伝えている。

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ロマリオの最後の1点のシーンだ。
グァテマラのキーパーの中途半端な
ボール処理が、この得点につながった。

ゴール右で待ち受けていたロマリオが、
ボールに頭をあわせて、ゴールにたたき込んだ。

キーパーは、ゴールに戻ることが出来なかった。


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(速報)ブラジル対グァテマラ その9 ブラジル3対0勝つ

サッカーのブラジル代表対グァテマラ代表の親善試合。
4月27日23時50分頃に終わった。

試合が終わって、出口の混雑を入れても、
5-10分ほどで家に帰り着いた。
出口から100メートルくらいか。

ブラジルの3点で、ブラジルの勝ち。

キックオフは、予定より多少遅れて、9時48分ぐらいか。
ブラジルは試合開始早々に、アンデルソンが1点。

ロマリオは前半17分で、頭で1点決める。

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得点を上げて、喜んで、ユニフォームを脱いだので、
この後、イエローカードを貰った。
グラウンドには、カメラマンが乱入してきた。

ロマリオは前半40分で下がった。
試合は中断した。
5分以上、中断。

ロマリオは競技場を一周した。

後半は、ロビーニョも下がった。
ロビーニョの得点は無し。

後半に、
先日人種差別を発言をされたグラフィッチが一点。

ロマリオが引っ込んだ後は本当に
試合の楽しみが無くなった。

国内メンバーのブラジル代表といえども、
危ないところはなかった。

後半はかなりメンバーの交代があり、
ロビーニョがいなくなったこともあり、
パスの通りが悪くなった。
しかし、それも昨日一度だけ、
短い練習しかしていないことを考えると
仕方がない。
それでも、ゴール前に何回も玉が出て見所は何度もあった。
やはり、基本的な能力は卓越したメンバーなのであろう。

来週には、欧州に行くものもいるかもしれない。

失礼ながら、日本代表にも勝てるかな。

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quarta-feira, 27 de abril de 2005

ブラジル対グァテマラ その8 競技場周辺で警察の取り締まり

やはり、別のテレビ局のヘリコプターが飛んでいた。

事件番組の"Barasil Urgente"のためであった。

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警察が、またパカエンブー競技場周辺で取り締まりを
おこなっているようだ。

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一つは、周辺の道路を勝手に駐車場のように使い、
車で来た人から、
「車を見ているから」と言って、
お金を貰う人である。
"Flanelinha"フラネリーニャと言う。(辞書に出ていない言葉だ。)
もちろん、払う根拠など何もないのだが、
払わないといたずらをされてはいけないということで、
払ってしまうのである。
2週間前くらい前は取り締まりをしていたが、
先週末は取り締まりはなく、
そういう人は沢山商売をしていたが。

もう一つは、
ダフ屋である。
"Cambista"カンビスタと言う。
すでに200人以上が検挙されているという。
警察署に連行されるのを待っている列である。
ほとんどは、すぐに釈放されるので、大人しくしている。

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共にある意味では、
ブラジルの社会には、
必要悪として定着している職業なのだが。

実は、ニュースでは安いチケットはまだ余裕があるといっている。

サンパウロのこの時間の気温は17度だそうだ。
雨も降るかもしれないと言っている。
試合開始までにはさらに下がるはずだ。
防寒仕様で行こう。

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そろそろ、ファンが集まってきたようで、
周辺が騒がしくなった。

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ブラジル対グァテマラ その7 試合開始間近

今日(4月27日)21時45分から、
サンパウロのパカエンブー競技場で
サッカーのブラジル代表対グァテマラ代表の
親善試合がおこなわれる。

テレビ局GLOBOの40周年記念の試合でもあるこの試合。

18時45分に始まるのこのテレビ局の
サンパウロローカルの夕方のニュースでは、
今日のこの試合の開催の報道があった。

その報道のために、
ヘリコプターが飛んでいる。

18時前から飛び始めて、近くに住んでいるものとしてはとてもうるさい。
パカエンブー競技場の頭上からの映像を撮るためだ。
ほかテレビ局のヘリコプターも飛んでいるようだ。

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映像を見る限り、まだ入場は開始されていないようだ。

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しかし、競技場の前には、もうできあがったファンが集結しているようだ。

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ブラジル対グァテマラ その6 ブラジル代表の練習

今日(4月26日)、サンパウロのパカエンブ競技場で、
ブラジル代表の練習がおこなわれた。

対グァテマラ戦のただ一回の練習である。

おそらく、最初で最後の
ロマリオとロビーニョのパス風景。

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選手とコーチ陣との写真撮影。

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パヘイラ監督の顔が見える。

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ブラジル最大のテレビ局GLOBOの40周年

ブラジル最大のテレビ局のGLOBOが、
40周年を迎えた。
今週は、その特別番組が目白押しだ。

今夜は、その中でも特別。

ブラジルの大スターたちがぞろぞろ出てきた。
約3時間半の特別ショー番組であった。

最後の方に出てきたのが、
サンディー&ジュニオール(Sandy & Junior)の
サンディーだ。
舞台右手から出てきて、中央で唄っていたときに、
左から出てきたのは、
ご重鎮であった。
カエターノ・ヴェローソcaetano velosoであった。

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出演は予告されていたものの、どうやって出てくるのかと思ってみると、
サンディーとの競演。

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孫ほど年の離れた二人。
見つめ合ったりして。

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機嫌良さそうに、サンディーと頬まで寄せて歌い終わった。

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番組の最後は、GLOBOの40周年のテーマ曲の合唱と共に終わった。

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ブラジル対グアテマラ その5 出場選手決まる

ブラジル代表対グァテマラ代表の試合にたいして、
カルロス・アルベルト・パヘイラ代表監督は、
ロマリオを含めて、ブラジル国内でプレイしている23人を招請している。

この試合で使う選手を実務的に決めた。
今日の練習で、パヘイラ監督は実際にこの選手を使ってみた。
選手は次の通り。

Marcos; Cicinho, Anderson, Fabiano Eller, Léo; Magrão, Mineiro, Carlos Alberto, Ricardinho; Robinho, Romário.

この選択は、前半の45分に限っている。

ブラジル代表引退試合となるロマリオは、30分はプレイするだろう。

「お祭りを完璧なものにするために、ロマリオがゴールを決めるのを期待してくれ」と、
選手に集中するためにホテルを出るときにインタビューを受けたパヘイラ監督は言った。

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ブラジル対グァテマラ その4 ロマリオが、ロビーニョを賞賛

39歳のロマリオは、この水曜日にサンパウロのパカエンブー競技場で、
グァテマラ代表との親善試合を、おそらく最後のブラジル代表として戦うが、
ロビーニョに模範を示したりはしない、ただ同僚として扱うだけだと言っている。

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「自分は、誰にも模範など見せたことがない。 もし彼が
競技場で彼がすることの60%以上をできると、彼はビッグ・プレイヤーになるだろう」とロマリオがインタビューに答えていった。

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ロマリオは21歳のロビーニョを讃えた。
「約4年のうちに、彼は世界の最良のプレイヤーの一人になるだろう。 彼が選ばれるに違いない。
たとえば、リヴァウド、ロナウド、そしてロナウディーニョがそうなったように。」
1994年に選ばれた自分自身のことは引用しなかった。

昨日おこなわれた、選手の紹介の時に、ロビーニョはロマリオは彼のアイドルだと言った。

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水曜日の試合について、ロマリオは自分は楽観主義者だ。
「どのくらいプレイするか判らない。しかしゴールは決めるつもりだ。 それも2つ。」
かれは、ヴァスコの一員としてブラジル選手権を戦った後の年末に、引退すると言った。

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ブラジル大統領とナオミ・キャンベル

今日(4月26日)に、
ブラジル大統領ルイス・イナシオ・・ルーラ・ダ・シルヴァを、
世界的に有名なモデルのナオミ・キャンベルが訪れた。

自然保護運動などの一環らしいが、
Tシャツを渡して、大統領と一緒に着ていた。

彼女は、ブラジルの観光大使にも任命されていて、
ブラジルの観光促進もやっているということだ。

ナオミ・キャンベルは、英国人だが、
なんだかブラジルが大好きなようで、
頻繁に訪れている。

今でも、スーパーモデルなのだろうか。

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terça-feira, 26 de abril de 2005

ブラジル対グァテマラ その3 ロマリオとロビーニョのツートップ

明日4月27日、サンパウロはパカエンブー競技場で
おこなわれるサッカーのブラジル代表対グアテマラ代表の試合。

ブラジル代表のカルロス・アルベルト・パヘイラ監督は、
試合開始時には、ロマリオとロビーニョを使うと言っている。

39歳のロマリオは、パヘイラ監督に今までの功績に対して敬意を表され、
代表からの公的な引退を口にしそうである。
ロビーニョは、21歳で、ブラジルチームの中で徐々に存在感を増している。

「自分は、代表の過去と将来を使う特権を持っている。 みんなと同じように、自分もロマリオとロビーニョがブラジルの攻撃人にいるのを見たい。 両方が一緒にいることになるのは間違いない。」と監督は褒め称えている。

しかし、パヘイラ監督はテレビGLOBOの40周年を祝う、グァテマラとの親善試合で
簡単にゴールをファンが期待することは、望んでいないと言った。

「自分は、今回現在国内で活躍している選手だけのチームを作ることが出来た。
とりもなおさず、ブラジルだけがそういったことが出来るわけである。
しかし、必要な人間が揃えられているわけで、一部の報道が言っているように
グァテマラ代表チームは、死んだ鶏ではない。
全く逆である。
現在、ワールドカップの予選でよい成績を出しているのである。
あのチームはうまくかみ合っている。
それに対して、我々のチームは一緒になったことがないのだ。
ファンはここのところを理解してほしい。」
と、パヘイラ監督は指摘している。

外国で活動しているブラジル選手は呼ぶことが出来なかった。
それは、この親善試合が、FIFAふぁしている日におこなわれる試合ではないからだ。
それで、監督は国内で活躍している選手を呼ぶしかなかったのだ。

パヘイラ監督はすべての選手が自分のキャリアをのばす機会に参加することを望んでいる。
「彼らが親善試合と思っていることを認めない。
言うまでもない。この試合に呼ばれたものは、すぐ近くからちゃんとやっているかどうか見られている。」

「自分は、呼ばれて全員が試合でプレイできるようにしたい。
しかし、FIFAはすべての選手を替えることを禁止している。
5-6人の交代はあるだろう。
選手として、必要な人として呼ばれたにもかかわらず、見るだけで終わる。それは良くない。
試合をしないことと同じだ。」

ブラジル代表の唯一の練習は、今日の火曜日16時30分に
パカエンブー競技場でおこなわれる。

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この時間のパカエンブーの天候は、
冷たい冷たい霧雨だった。

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ダニエラ・チカレリ流産

ダニエラ・チカレリ流産が、
今日のブラジルのニュースで、
公式に伝えられた。

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今朝のダニエラ・チカレリの緊急入院から、
「流産」ではという憶測があったが、
正式なものとなった。

スペインにいる、ダニエラ・チカレリの夫である
ロナウド側よりの発表ということである。
ロナウドは、今週末に試合があり、
直ちにダニエラ・チカレリのもとには、行くことが出来ないと言う。

ダニエラ・チカレリはすでに退院して、
サンパウロの家族の元にいるという。

次の機会を期待するということ。

きわめてプライベートなことでもあり、
一般のニュースで速報のように取り上げるようなことでもないと思うが。

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サンパウロに寒波到来

昨日(4月25日)の午後から、
サンパウロは寒くなってきた。

今朝の最低気温は、14度だったそうである。

そして、今日は一日低い雲がたれ込めた日であった。
気温は上がらず、16度くらいまでにしかならなかった。

みんな、そうは持っていない「冬服」を着込んでいた。

寒波の到来は、嵐を呼んだようである。

昨夜午前一時くらいから、
大西洋に面したサントスでは、高波が海岸沿いの道路を洗うようになったということで、
海岸に面したビルの地下にある駐車場が水没したり、
堤防が破壊されたりした。

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テレビでは、”TUNAMI”(津波)とも呼んでいたが、
これは大げさか。

サンパウロは今夜も冷え込み
最低気温は13度くらいになるそうだ。

ブラジル南部では、雪まで予想されている。

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ダニエラ・チカレリが緊急入院

サッカーのブラジル代表のロナルドと結婚した、モデルのダニエラ・チカレリ。

結婚前後からなにやらごたごたが絶えない。
妊娠を発表して、しばらく静かと思ったら、
今日(4月26日)の朝、サンパウロの最高級病院アルベルト・アインシュタイン
病院に緊急入院した。
レアル・マドリのロナウドが待望の赤ちゃんを失うかもしれないと、報道されている。

まだ、ダニエラ・チカエリ側からも、ロナウド側からも正式に確認はされていないが、
ダニエラ・チカレリは、この病院の産科に入院中という。

妊娠を否定してから一週間も経たない、4月1日にチカレリの事務所は、チカレリが
妊娠4週間であることを発表した。

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ブラジル対グァテマラ その2 販売されないチケット

サッカーのブラジル代表対グァテマラ代表の
国際親善試合は、4月27日(水曜日)
9時45分から、
サンパウロのパカエンブー競技場で開催される。

ブラジル代表が、パカエンブー競技場で試合をするのは、
30年ぶりくらいだそうだ。

ところで、
約3万5千人の収容人数のパカエンブー競技場には、
屋根があって指定席がある。
あとは自由席だ。
今回、自由席の一番高い席で16レアル(約630円)である。
かなり安いのである。
そして、屋根がある指定席も同じく16レアルなのである。

これなら誰だって、指定席に座りたいに決まっている。
自由席なんて、試合開始かなり前に行って、
時間をかけて入場することになるからだ。

しかし、この指定席は今回一般向けには発売されていないのだ。
全ての席を、ある1社が手に入れたのだ。

それは、ブラジル最大のマスコミのテレビ局のGLOBOだ。

GLOBOは、今週の火曜日(4月26日)が、
40週年なのである。

色々な豪華なイベントや特別番組が、今週は目白押しである。
昨日(4月24日)は、本拠地のリオで、パーティーが行われた。
自社のニュースで放送した。

そして、このイベントの一環として、
ブラジル代表戦が組まれたというわけだ。

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試合開始時間も、21時45分とは、
GLOBOの現在放送中の大人気テレビドラマ”AMERICA”の
番組が終わってから始まるためだ。

明日のブラジル時間21時45分からも、
特別番組が組まれている。
ブラジルの俳優や歌手、コメディアンなどがでてくる、
ショー番組だ。

日本向けのGLOBOでも放送されるのだろうか。

ところで、GLOBOはその指定席を配っているのだろうが、
GLOBOといえども「本当のブラジル代表」たちを
呼ぶことは出来なかったというわけだ。

ちなみに、入手したチケットはこれだ。

(表面)
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(裏面)
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ブラジルの妊婦は、すぐ判る。

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「妊婦」だ。
どこから見ても「妊婦」だ。

ブラジルでは、臨月になっても、お腹を丸出しの人が多い。

何も、貧困層だけの話ではない。
中流の上あたりの人でも、こんなスタイルで歩いてる。

もちろん、どこに行っても「最恵国待遇」になってしまう。
更に乳児がいると、オールマイティーだ。

この国には、「岩田帯」などというものは無いようだ。
「お腹を冷やしては、いけない」ということもない。

何しろ、海岸でもこのお腹で、ブラジル・ビキニでいるのだから。
堂々としたものである。

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segunda-feira, 25 de abril de 2005

ブラジル人スター、カルメン・ミランダが亡くなって50年

カルメン・ミランダを知っている人は、
日本では多くないはずだ。

ブラジル女性で、米国で活躍した人だ。
1930年代から50年代にかけて、
MGM,20世紀FOX、United aritistsなどのハリウッド映画に
多数出演している。

彼女が、リオ・デ・ジャネイロから船で
ニューヨークに渡ったのは1939年のことである。
彼女は、ブラジルではもう十分にスターだったのである。
そして、米国に行くまでは普通の衣装だったのだが、
米国での彼女は奇抜な衣装と派手なメイクに変わっている。

米国人が考えたブラジル人像を演じ続けさせられて、
良くも悪くも、彼女がある時期のブラジル人女性の
イメージそのものになってしまった。

彼女は、1954年12月にブラジルに戻っている。
疲れ果ててである。
しばらく、リオ・デ・ジャネイロの最高級ホテルのリオ・パレスに滞在している。
そして、再びビバリーヒルズにある彼女の家に戻った。

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いつも、派手な衣装で、
変な帽子をかぶっている。
帽子には、トロピカルフルーツが載っているようなものばかりである。
"Tutti Frutti Hat"というそうだ。(イタリア語と英語が混ざっている造語だ。)
何となく見たことが、ある人も多いかもしれない。
このイメージは日本にも伝わったはずだ。

歌も歌うが、これも米国人の考えるブラジルの歌である。

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彼女も、有名な”AQUARELA DO BRASIL”を唄っている。
ただ、歌詞はAry Barrosoが作詞したものとちょっと変わっている。

Tico Tico"も、有名な曲だ。
題名は知らなくても聞き覚えのある人も多いはずだ。

当時、ブラジル人でありながら米国で成功した人という名声も得たが、
ブラジル人には反発もあったようだ。

そんな彼女が亡くなって、50年。
1909年2月9日生まれで、1955年8月5日に亡くなった。
享年46歳と早くなくなったのだ。
実は、彼女はブラジル生まれではない。
ポルトガル生まれで生後10ヶ月の時にブラジルへ来ている。

その派手な衣装などを展示した催しが、
リオ・デ・ジャネイロの、フラメンゴにある
彼女の名前の付いた記念館であるそうである。

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ブラジル通貨は、強含み。

今の時代、外国為替の動向を全く気にしなくて
生きている人は、多くはないと思う。

このブラジルでは、昔から為替の動向にはとても敏感でなければならない。

ハイパーインフレの時は、毎日通貨の価値がドルに対して下落してゆくわけで、
絶対的な価値を知るために、ドルでいくらになるのか、換算しなくてはならなかった。

それに闇ドルというものがあって、多いときには2倍の差があった。
(ブラジルより凄い5倍の国もあったが。)

ブラジルも、変動相場制になり、かつてのようにはインフレはないが、
為替については、変動は激しい方ではないだろうか。

今は、毎月のドルベースの貿易黒字が、記録を更新中で、
基本的な外貨ポジションは悪くないようである。

2000年に大きな下落をしたブラジル通貨レアルは、
やや持ち直し気味である。

2003年からのドルとの変動をみると、昨年6月より
ブラジル通貨レアルが、ドルに対して上昇していることを示している。

spd20050425k

通貨が強いことは、悪いことではない。
しかし、急激な変動はよくない。
輸出競争力が減り、それにつれて貿易黒字が
減ることもあるからだ。

ブラジルのような農産物や比較的単純な工業製品を
輸出している場合には、類似の製品を生産できる国も多いので、
為替の動向次第では、あっという間に輸出競争力を失いかねないのである。

日本のように、生産財を中心に、日本からしか買えないものがおおいと、
為替にかかわらず、他の国から買うことも出来ないので、
日本の輸出は減ることもないとは状況が違うのである。

ブラジル通貨レアルと、日本円の関係は次のようになっている。

比較的ドルとの動きに似ている。
日本円に対しても強含みである。
現在、1レアルは42円くらいである。

spd20050425j

これで、ブラジル通貨レアルは本当に強いのかというとそうでもない。

ユーロとの関係が、次の通りである。

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米ドルと日本円との動きとはちょっと違う。
最近は、確かに上昇基調である。
しかし、上下に変動はあるが、他の2つと比べると
ほぼユーロに対しては変動幅も小さく比較的安定ともいえるのだ。
ブラジルの輸出先に、ユーロ圏が多いこともその一つなのかもしれない。
貿易決済に、ユーロが使われている場合も多いのだろう。
欧州からの投資も、増加している。
ユーロが流入しているはずだ。

確かに、このところのブラジル通貨は強い。
しかし、ドルが弱いといった方が正しいのかもしれない。
テレビのニュースでは、毎日ドルとの変動を大きく報道している。

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ブラジルのテレビ体操

ブラジルの早朝番組もだいぶん普通になってきた。

かつては、朝から「漫画」や「映画」をやっていた。
今は、宗教番組もちろんたくさんあるとして、
ニュースなどもちゃんとやってくれる。

天気や道路の状況なども知らせてくれる。

ところで、真面目なTV Culturaは、
テレビ体操をやっている。

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真ん中の女性がインストラクターで、
3人を指導する。

連続した体操ではなく、
一つ一つ独立したものである。

NHKのテレビ体操とあまり変わらない。

対象は、やはりどちらかというと高齢の方むけのようである。
あまり激しい動きのものはない。

しかし、このインストラクターの女性あまりに逞しいではないか。

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エクアドル前大統領、ブラジルに亡命

政変により失脚したエクアドルの前大統領ルシオ・ギテレスLucio Gutiérrezは、
4月24日13時35分に、ブラジル空軍機で、ブラジルのアクレ州リオ・ブランコを経由して、
ブラジルの首都ブラジリアに到着した。

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ギテレス氏は、公式のヴィサを求める要請書の署名をする。
これは、政治的亡命者がブラジルに到着したときにするものである。
ブラジル外務省は、ヴィザがいつ発行されるかは発表していない。

ギテレス氏は、このあとヘリコプターで、陸軍のホテルへ入った。
ブラジル副大統領で防衛大臣のJosé Alencarによると、
彼には、陸軍の家が渡されるであろうということである。
なお、彼には、妻のXimena Bohórquezと娘のViviana Estefania(15歳)が
同行している。

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20歳の娘Karina Ximena,は、エクアドルに残っている。
彼の亡命に対する一連の反対運動により、彼はエクアドルの首都のキトのブラジル大使公邸を出る際には
隠れる必要があった。
軍服を着て、小さなトラックに乗り大使館を後にした。

この車で、キトの南80キロのラカタグンガ飛行場へ向かい、
そこに待っていたブラジル空軍機Boeing 737-200でブラジルへ向かった。
現地時間の5時55分(ブラジル・ブラジリア時間7時55分)に出発した。

前大統領は、先週水曜日に国会によって、「職務の放棄」と反政府運動の規制に対しての権力の使用」により訴追され、罷免されて、ブラジル駐エクアドル大使セルジオ・フロレンシオSérgio Florêncioに亡命を願い出た。

ブラジル政府は、この亡命を認めたが、エクアドル政府の安全な出国への保証を待たなければならなかった。

エクアドル政府が、この保証を出したのは昨日であるが、ブラジル外務省がこれを確認したのは、
前大統領が出国した後、今日である。

昨夜まで、首都キトの情勢はまだ緊張感に包まれていた。
ブラジル大使館の前には何十人もが、前大統領の脱出を妨げるために、陣取っていた。

4月21日の夜には、大使の車が、この抗議する群衆に囲まれたが、大使や館員そして運転手にはけがはなかった。

このため、車は大使館に戻らざるを得なかった。

警察の一隊は車を守ろうとしたが、ブラジルに対する怒りの言葉を発する群衆の攻撃を排除することは出来なかった。
この出来事の後、群衆はブラジルに対する抗議の声を一層高くした。

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ブラジル選手権 第1節終了

今日、4月24日の結果は、次の通り。

(4月24日)
試合開始    結果               競技場
16h     Internacional 0 x 2 Botafogo    Beira-Rio
16h     Fortaleza 0 x 1 Coritiba       Presidente Vargas
16h     Fluminense 2 x 1 São Paulo     Maracanã
16h     Corinthians 2 x 2 Juventude    Pacaembu
18h10    Santos 4 x 1 Paysandu        Anacleto Campanella
18h10    Brasiliense 2 x 2 Vasco        Mané Garrincha
18h10    Atlético-PR 0 x 1 Ponte Preta  Kyocera Arena

○サンパウロFCは、敵地マラカナで負けた。
 マラカナはこれから改修工事に入り、10月までは閉鎖となる。

○サントスは、大勝利。
 しかし、無観客試合。 昨年、サントスのファンがブラジル選手権で暴れたことに対する
 ペナルティー。

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○ヴァスコは引き分け。
  ロマリオのゴールで救われる。
  ロマリオは、ブラジル選手権でのゴールを131ゴールとした。
  1970年にブラジル選手権が始まって以降では、ジーコZico (135 gols) と
  ロベルト・ヂナミッチRoberto Dinamite (190)に次ぐ記録である。


次の予定は、以下の通り。
4月30日 第2節
開始時間  対戦                  競技場
16h     Goiás x São Caetano         Serra Dourada
16h     Vasco x Fortaleza           Raulino de Oliveira
16h     Palmeiras x Brasiliense        Parque Antarctica
18h10   São Paulo x Paraná           Morumbi
18h10   Ponte Preta x Atlético-MG      Moisés Lucarelli

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ブラジルの美容整形番組

ブラジルは美容整形が盛んらしい。

韓国ほどかどうかは知らないが、
街のあちこちで美容整形外科を見かける。

そして、美容整形は隠す物でもないようだ。
いわゆる芸能人は、結構公言している。

例によって、テレビのチャンネルをあちこちと変えていたら、
またまた同じ時間に「美容整形」番組を2つのチェンネルでやっていた。

一般人の整形をして、
その前と後を見せるのである。

もちろん、整形をしなければならないほど、
人生で何を背負ってきたかとか、
決断までの過程とか、
盛り上げは沢山やってくれる。

一人のモデルは、
10代の子供もいる男性であった。
鼻とお尻の手術であった。

鼻をすっきりとさせるのは理解できるが、
お尻の形を整えるのである。

ブラジルでは、女性ではこのヒップ・アップ手術は多いようである。
大きくしたり、小さくしたりするのである。

その子供も出ていたが、父親にはなんだかとまどっているようであった。

もう一人のモデルは、中年女性であった。

事前事後の映像がある。
事前を見ると、整形したくなるのも判る気がする。
悪相だ。
特に、酷く撮ったのを出していることもあるのだろうが。

整形後は、ずいぶん異なっている。

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本人や、家族は感動して泣いていた。

誰かに似ていると思った。
「つんく」だ。
とすると「上沼恵美子」にも。

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domingo, 24 de abril de 2005

ブラジルの俳諧

昨日紹介した、
サンパウロの最高級アパート街イジェノポリスHigienopolisの
パン屋のまわりは、ちょっとした高級な雰囲気である。
近くの私立大学FAAPの関係者やアパートの住民などが、
主な顧客のようである。

そこに、一軒の書店がある。
奥行きの広い、清潔感に溢れた書店である。
書店名は、"Haikai"という。

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徘徊や彷徨(当て字ではいかい)ではない、「俳諧」の方だ。

こんなすてきな名前の書店がある。

俳諧で思い出したのだが、
18年ほど前に、
石川啄木の俳句を、ポルトガル語に訳した一冊の本が出た。

八巻健夫さんと、パウロ・コリーナPaulo Colinaという人の共著である。
サイン本を持っているはずだ。

八巻さんは、かつては日伯毎日新聞(今はない)の編集に携わった方で、
かなりのご高齢にもかかわらず、今もご健在のはずである。

Paulo Colina氏は、1983年頃に
ブラジルの最優秀詩人として賞をもらった人で、
何故かこの時期俳諧に興味を持たれたようだ。
なかなかのロマンチストであった。
だが、詩人では食べていくのは難しいのは洋の東西を問わない。
何冊も本を出されて、ご自分でも持ち歩き販売されていたのを
思い出した。

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ブラジルの予防注射

ブラジルは暑いというイメージもあるが、
其処に住んでいれば、風邪もひく。

ただ、それがインフルエンザかどうかは判らない。

4月25日から2週間ほど、
サンパウロ州では、60歳以上の人を対象に、
無料で、インフルエンザの予防注射をするという。

これはとても良いことに違いない。

それを周知させるためか、テレビでの広報が
何度も繰り返されている。

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今日のニュースでも、話題に上げられていた。
サンパウロ州知事が、サンパウロ市長に注射をするシーンも流れた。

そして、広報の後に必ずサンパウロ州がやっていることを示すために
サンパウロ州のロゴが出てくる。

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サンパウロ州とサンパウロ市は、連邦政府を握っている労働党(PT)とは
異なる政党の人物が、共にトップにいる。

2006年のブラジル大統領選挙に向けて、
どの政党が大衆に何をしているかを
すり込むのにお金をかけているのである。

もちろん、ブラジリアの連邦政府も、同様に別のキャンペーンではちゃんと
労働党の政府がやっていることをすり込むのである。

ところで、サンパウロ州では、このように高齢者は無料であるが、
子供はどうなのか判らない。

日本では、学校でインフルエンザの予防注射をするが、
無料ではなかっただろうか。

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ブラジルにいる世界一の高齢者

ブラジルに世界一の高齢者がいるという報道が
昨年秋に流された。
124歳ということだった。

実は、今までその人の映像を見たことがなかった。

今日(4月23日)のニュースに出ていた。
なぜ今日のニュースになったかは判らなかった。
特に事件性もなかった。

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マリア・オリヴィア・ダ・シルバMaria Olivia da Silvaさん。
映像で見る限り、とてもはきはきとして
元気そうであった。
肌つやも良く、しわも少ない。
とても124歳には見えない。

生まれたのは、ブラジルがまだ奴隷解放をする前ということになる。

しかし、この年齢についての真偽については、
確実な証拠もなく、疑問視されている。
まだギネスブックには登録されていない。

映像には、
とあるブラジル国内で発行された
証明書も出ていた。

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この証明書は、
昨年10月6日付で地元のパラナ州クリチーバで
発行されているが、どういう調査をしたのだろうか。

そういった疑問はあるが、
長生きしてくれれば、それでよい。

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ブラジルのサッカー監督も任期は短い

ヴィッセル神戸の前監督の任期が、
短いという話題もあった。

しかし、ブラジルの監督もそれに劣らず短い。

Folha de Sao Paulo新聞によると
2005年のブラジル選手権に出場する22チームの監督の場合は、
就任後の期間は次の通りである。

チーム名    監督名               期間
Atlético-MG Tite                15日間
Atlético-PR   Edinho               11日間
Botafogo Paulo Cesar Gusmao      3週間
Brasiliense Valdyr Espionza         1ヶ月と1週間
Corinthians Daniel Passarella        7週間
Coritiba Antonio Lopes          1年と15週間
Cruzeiro Levir Culpi            4ヶ月
Figueirense MArco Aurelio          1ヶ月
Flamengo Celso Roth            1日
Fluminense Abel Braga            4ヶ月
Fortaleza Vagner Benazzi         3週間
Goiás Pericles Chamusca       3ヶ月と3週間
Inter-RS Muricy Ramalho         7ヶ月と2週間
Juventude Ivo Wortmann          1年と3週間
Palmeiras Paulo Bonamigo         2日間
Paraná Lori Sandri            2ヶ月
Paysandu Paulo Campos          17日間
Ponte Preta Oswaldo Alvarez         2ヶ月と3週間
Santos Gallo                1ヶ月
São Caetano Estevam Soares         1ヶ月と1週間
São Paulo Milton Cruz(*)          5日間
Vasco Dario Lourenco         2日間

*代理

一応、ブラジル選手権にでるチームといえば、
一流チームであるが、平均で84日間という短さなのである。

期間が100日を超えているものは、6人だけである。
9人は、まだ1ヶ月にも満たない。

この中で、2人の監督だけが、昨年の46回のブラジル選手権を
生き残っている。
今年は、42回であるが、昨年は71人の監督が替わっている。

今年も、16チームが監督を交代させている。
すでに1回以上の監督交代をしたチームがある。
パルメイラスもそうだ。
EstevamSoaresとCandinhoが、すでに更迭されている。

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サッカー・ブラジル選手権始まる

サッカーのブラジル選手権は、
今日(4月23日)から始まった。


4月23日の結果- 第1節
開始時刻   結果                競技場
16h     Paraná 0 x 2 Goiás          Pinheirão
16h     Atlético-MG 4 x 1 Figueirense   Mineirão
18h10    São Caetano 2 x 2 Palmeiras    Anacleto Campanella
18h10    Flamengo 1 x 1 Cruzeiro       Maracanã

監督交代のパルメイラスは、アウェイで引き分け。


4月24日の予定
開始時刻   試合                 競技場
16h      Internacional x Botafogo      Beira-Rio
16h      Fortaleza x Coritiba         Presidente Vargas
16h      Fluminense x São Paulo       Maracanã
16h      Corinthians x Juventude      Pacaembu
18h10    Santos x Paysandu          Anacleto Campanella
18h10    Brasiliense x Vasco          Mané Garrincha
18h10    Atlético-PR x Ponte Preta     Kyocera Arena

サンパウロ州選手権を制したサンパウロFCと
リオ・デ・ジャネイロ州選手権を制したフルミネンシの早速の激突である。
リオのマラカナ競技場はいっぱいになることであろう。
そして、個人的にはコリンチャンスのファンの動向が心配だ。
パカエンブー競技場だからである。
また、アツレチコ・パラナエンシの本拠地である京セラ・アリーナという名前も、
気になる名前だ。
覚えやすいと言うか。

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sábado, 23 de abril de 2005

ブラジルも隣国で大使館を囲まれる その2

エクアドルで政変が起きて、
前大統領が、首都キトのブラジル大使館に逃げ込んだ。

ブラジル政府は、
亡命を認めた。

しかし、いまだに前大統領はブラジル大使公邸にいる。

この大使公邸は、
数百人の市民に囲まれている。

大使公邸をでる大使の車は、群衆に囲まれて、
動きが取れなくなることもある。

公邸に、自分の着ているシャツに火をつけ、
投げ込む輩もいる。

2005042307

ブラジルと、新政府は交渉を続けている。
その詳細は、余り報道されない。

ブラジルは、
大使公邸から空港までの、
前大統領と家族の安全な移送と、
ブラジルまでの移送のためのブラジル空軍機の
離発着許可を求めている。

許可は出ているという報道があるが、
ブラジル外務省は確認をしていない。

このニュースは夜のニュースのトップで伝えられた。

実際に、移送が決まると、
さらなる大混乱が起きるのは、必定であろう。

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サンパウロFCの監督決まらず

今週の月曜日に、突然前監督のエメルソン・レオンが、
日本のヴィッセル神戸の監督に就任するとして辞任し、
監督不在となったサンパウロFC。

木曜日には、チリで、リベルタドーレス杯の試合があり、
Universidad de Chileと戦い、1対1で引き分けた。
これで、チームは、予選突破を確実にしている。

この試合は、助監督のミルトン・クルーズMilton Cruzが
指揮を務めている。

サンパウロFCとしては、
インテルナシオナルInternacionalの監督のムリシー・ラマーリョ
Muricy Ramalhoと監督就任の交渉をしているようであるが、
ラマーリョより、Internacionalへの契約破棄の罰金として
1百万レアル(約4200万円)の支払いの義務があり、
これの肩代わりの要求が出ている。

一方、サンパウロFCの選手たちが、クルーズが
リベルタドーレス杯も、ブラジル選手権も指揮を
取ることができるように、サンパウロFCの経営陣に要求したと
言うことである。

その他の就任の同意がない限り、クルーズはテストされ続けられる。

今のところ、監督としての仕事を始めるには、
技術的に完全な状態が整っているというわけではないが、
日曜日には、ブラジル選手権の試合で、リオ・デ・ジャネイロにて
フルミネンシと対戦するが、クルーズが再び指揮をとる。

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今週のブラジルの週刊誌Veja

毎週100万部以上を売り上げる
ブラジル最大の週刊誌ヴェージャVeja誌の、
今週の特集は、
「リオ・デ・ジャネイロ」の再生だった。

都市と自然が見事に混在した抜群の光景を
誇るリオ・デ・ジャネイロ。

かつて、美しかったそのリオ・デ・ジャネイロは、
今や犯罪都市としての方が有名になったかのようである。

その輝かしかった時代のリオ・デ・ジャネイロの写真がいくつも
掲載されていた。
1960年代のことだ。

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(そして、現在)

capa15

この時代に。リオ・デ・ジャネイロを訪れた著名人の
写真も掲載されている。

その中に、トム・ジョビンとナラ・レオンが一緒に映っている写真があった。
ともに、今はもう接することが出来ない人だ。

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美しいリオ・デ・ジャネイロの中に、永遠に生きているのだ。

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ブラジルも隣国で大使館を囲まれる

ブラジルは、外交上手な国のはずだった。

でも、今回はしくじったようだ。

エクアドルで政変が起きて、
ルシオ・ギテレスLucio Gutiérrez前大統領は、
国外脱出に失敗して、
首都キトのブラジル大使館に逃げ込んだ。

ブラジルは、早々とこの前大統領のブラジルへの亡命を
受け入れる用意があると発表した。
4月20日のことだ。

エクアドル新政府の許可が出れば、
ブラジル空軍機を派遣して、
同日中に、ブラジルへ連れてくるはずであった。

ところが、
今日(4月22日)に至るも、
まだ前大統領はブラジル大使館にいる。

エクアドル政府との話し合いは進んでいて、
基本的な合意は出来ているようであるが、
国民が許していない。

成立したばかりの新政府も、こういう状況で
国民を敵に回すわけにはいけない。

ブラジル大使館は、
抗議する人たちに包囲されている。

中には、ブラジル製品の不買を訴える者もいるようだ。

大使館自体は、エクアドル当局によって、
厳重に警護されている。

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前大統領一行を移送するブラジル空軍機は、すでにエクアドルに
近いポート・ベーリョに移動している。

※厳密に言えば、エクアドルとは国境は接していない。
 エクアドルは、コロンビアとペルーと国境を接している。

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サンパウロのパン屋さん その1

ブラジルは、ヨーロッパ人の国だから、
当然パンを食べる。

パン屋は、街のあちこちにある。
店によって、「美味しいのどうの」と、
色々と批評されるから、お店の人は大変だ。
開店はだいたい早い。
6時には開け始める。
仕込みはもっと早いはずだ。

パンの他にも、ケーキやお菓子。
ハム、ソーセージ。
飲料、たばこなどを売っているところが多い。
更に、カウンターや椅子席を設けて、
サンドウィッチなどを食べることが出来るところも多い。

ブラジルで、一番一般的なパンは
「ポンジーニョPaozinho」と呼ばれる。
一個50グラムのフランスパンだ。

これが、一個だいたいの所では0.25レアル(10円)する。

スーパーなどでは、もうちょっと安く売っているところがほとんどで、
0.15レアルという格安の所もある。
しかし、近くのパン屋でその朝焼いたばかりのパンが美味しいと、
近くのパン屋で買う人が多い。

ブラジルは、貧富の差がとてつもなく大きい国である。
このパンも例外ではない。
サンパウロの最高級アパート街のイジェノポリスHigienopilisにある
パン屋さんだ。
犬の散歩で、ほぼ毎日この店の前を通り過ぎる。

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バルセローナBarcelonaという店だ。
大きな店ではない。
パンとケーキそしてハム、ソーセージ、チーズが主体である。
座って食べるところはない。
客層は、かなり良さそうだ。

この店では、
普通のポンジーニョが、0.35レアルもする。

買ったことはない。

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ブラジル対グァテマラ その1 チケット購入

サッカーのブラジル代表の試合が、4月27日行われる。

ブラジル対グァテマラの試合だ。
親善試合ということである。

場所は、サンパウロのパカエンブー競技場である。
試合時間は、21時45分だ。

この競技場が、家から近いのでチケットを買おうと思った。

まず、普段ならどこで売っているか判らない。
しかし、今回は試合が行われるのがパカエンブー競技場なので、
間違いなくパカエンブー競技場では販売される。

いつから販売されるのかも問題だ。
これも、場所が近いので、犬の散歩のついでに、
何度でも通えば良かった。

水曜日にも、売り場は開いていた。
でも、この日はコリンチャンスの試合のある日で、
コリンチャンスの試合のチケットしか販売していないと言う。

でも、他の売り場では、今日(4月20日)から販売開始ですよということだった。
他の売り場の一つは、モルンビー競技場のようだった。
ある売り場では売っていて、、肝心のパカエンブーでは販売開始を
していないとは変な話だ。

昨日4月21日は、「チラデンテスの日」といって
ブラジルの独立運動に関係がある日で祝日である。
だから、パカエンブー競技場の売り場は開いていない。

そして、今日4月22日。
10時45分に、売り場に着いた。
列が4列ほど出来ていた。
どの列にも10名程度の列が出来ていた。

どの列が、何の列か判らない。
並んでいる人に聞くと、
1番、2番、3番の窓口の列が、ブラジル代表戦の列だという。
何も表示がないのに、何故かそうらしい。

そして、6番が、また、4月24日に行われる
コリンチャンスの試合の列だという。

そういえば、両方の列では、客層が微妙に違う。

窓口は、11時に開くのだという。

そして、11時5分前に、コリンチャンスの窓口が
開いた。
何人かチケットを手にしたように見えた。

そのうちに、ブラジル代表戦の列は3番だけだという事になった。
何となくそういう情報が入ってきたのである。
3列が崩れて、1列になった。
前から、20番目くらいであった。

ところが、今度はコリンチャンスの列が、
移動した。
1番で販売だというのである。

見ていると、
コリンチャンスの試合の列の方が、
なんとブラジル代表の試合の列よりも長いのである。

6番では、コリンチャンスの相手の席と、
子供の半額チケットだけを販売するという。

11時10分くらいに、やっとブラジル代表の
窓口が開いて、販売が開始された。
しかし、一人のチケットを売るのにとても時間がかかる。
一人3枚なのだが、5分くらいかかっているようだ。
システムが鈍いと言っている。

コリンチャンスの1番窓口が、なかなか開かない。
元の6番窓口に文句を言いに行く人が何人もいるが、
全くらちがあかない。
気温が上がってきて、何となくみんないらいらし始めた。

やっと、今日販売するチケットの案内が掲げられた。
ブラジル代表戦とコリンチャンス戦以外に、
サン・カエターノの試合も販売されていた。

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11時半くらいになって、1番窓口が開いた。
3番のブラジル代表の窓口よりも、早く人の列が進んでいく。

そのうちに、1番でチケットを買った若者が買ったあとにぶつぶって言っていた。
学生証を持っていると、入場料が半額になるのだが、
この学生証を窓口の人が信じなかったので、
半額にしてくれなかったのだ。

これを聞いた列に並んでいた人たちが、
「それはおかしいよ。もう一回言ってこい。」と、
お節介を始めた。
若者はもう一回行ったが、窓口で相手をして貰えなかった。
そしたら、列で窓口に対して、文句を言うものが出て来て、
ちょっとした騒ぎになった。
今度は、窓口がさっさと窓を閉めた。
窓口のほうが強い。
静かにしないと、開けないと言う。
また、列に並んでいた人が、どうも窓国の関係者を知っているらしく
携帯で電話をして、顛末を説明している。
「名前を聞け」と言われたようだ。
「名前を」と窓口に聞いたようだが、窓口の担当者は答えない。
また騒ぎが起きて、再び窓口が閉まった。

今度は、ブラジル代表の試合に並んでいる人が、
「息子の学生証があるよ。これを使え」と、またお節介に加わった。

そうすると、その人がコリンチャンスの列の先頭に入って、
チケットを買った。
そうして、今度はうまく半額買えた。
こうやって騒ぎは解決された。

ブラジル代表戦の列もやっと進み方が速くなった。
チケットを手にしたのは、12時過ぎであった。

列は、ちょっと長くなっていた。

この列のそばで、飲料を売っていた人は結構な売り上げを上げていた。

夕方、再びチケット売り場へ行ってみた。
17時まで販売なのだ。
まだ、売っていた。

sp20050422b

開いている窓口が変わっていた。
多分、ちょっとしたトラブルが起きたことであろう。

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sexta-feira, 22 de abril de 2005

ブラジルとアルゼンチンが「戦争状態」にならないよう。

アルゼンチンサッカー協会AFA (Associação de Futebol da Argentina)の会長Julio Grondona氏が
アルゼンチンのファンに向かって、6月8日におこなわれる、ワールドカップ南米予選のブラジルとの対戦において、ブラジルの選手と「戦争状態」ならないように、お願いしたという。

こういった発言の背景には、先日サンパウロでおこなわれたリベルタドーレス試合での人種差別発言で、アルゼンチン選手のレアンドロ・デサバトが、37時間もブラジルの警察に留置されるようになった事件も含んでいる。

決してもめる必要もなく、平穏にしていることが、ブラジル選手を迎えるもっとも良い状態であるといっている。

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実際、どうなるのだろうか。

ブラジルチームの宿舎の前で、一晩中騒ぐくらいのことはするのは、
あたりまえである。

何か、それ以上に、不穏な動きがあるのだろうか。

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国際協力はこのように。

サンパウロの国際空港は、
サンパウロの東25キロの
グァリューリョス市にある。

日本からの直行便は、ここに到着する。

開港は、20年前である。

サンパウロから、空港までは鉄道はない、道路を使うしかない。
早朝深夜であれば30分で市内の入り口に着く。

日本からの直行便でサンパウロに着く場合、
入国して、税関検査が終わって、到着出口に出てくると
だいたい朝の8時半過ぎである。

市内に向かうラッシュのピークは、
このあたりでは終わっているが、
それでも市内に近づくに連れ道は大渋滞である。

市内への道のほぼ全線に渡って、川岸を走る。

この川が、チエテ川といって、
下流はアルゼンチンまで流れラプラタ川となる川である。

この川は、産業排水や生活排水で、とてつもなく汚染されている。
また、サンパウロ付近は、川に上流下流での高低差が少なく、
雨が降ると増水し、すぐにこの道路が冠水するのである。

道路が冠水すると、2時間かかっても空港にはたどり着けない。

この増水は、特に激しい夕立が原因で起きている。
上流の流域が都市化して、地面が水を保てないのである。
もっと大きな原因は、元々サンパウロ付近で蛇行していた川を
1960年代に、直線化したのだが、その時の設計が悪く
十分な川幅をとらず、また浅かったのである。

都市化した今、大規模な河川改修をすることも出来ない。

少なくとも冠水しないような工事をすることになった。
川を浚渫をし、深くするのである。
護岸工事も行う。

この道路は、ブラジルで最も重要な道なのである。

この資金の一部を提供したのが、日本政府である。

そして、この工事は進められている。
工事現場には、日本政府の資金が出ていることを
示す看板がちゃんとでている。

sp20050222E

予定では、この区間の工事は昨年8月に終わるはずであったようだが、
まだ終わっていない。

工事は、最終段階に入っているようだ。
植林も行われた。

この夏。
何度も激しい夕立に襲われたサンパウロであるが、
この区間では、川の増水による冠水は、無かった。

この工事は、有効であったようだ。

こうやってキチンと工事が行われ、そして
日本政府がその一部の資金を提供していることを
示していることを掲示していてくれる。

昨年、小泉首相が視察を行ったのもここである。

少なくはないブラジル人は、この日本政府の援助を
気にとめてくれているはずだ。

これで、両国の長期的な友好に少なくはない影響があれば、
この援助は有効なはずである。

少なくとも、大使館に集団で押しかけて、
破壊行為をするようなことには繋がらないはずだ。
ブラジルも、そういう「暴乱」を公然と後押しするような
どこかのようなレベルの低い国ではない。

日本政府も、真に日本そして世界のためとなる
長期的なビジョンを持って、
「お金」の使い方を考えて欲しいものである。

人事異動で仕事が手につかなくなるような輩は
事務遂行には良いかもしれないが、
ビジョンの策定はもっと違ったシンクタンクのような
専門スタッフが集められた機関が必要なのではないだろうか。

歴史的視点を持った「国益」を考えて欲しい。

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生魚には気をつけるようにとの報道 その5

ブラジルで供されている、チリから輸入された鮭が、
正しい冷凍管理をされていないために、
それを食した人に寄生虫が宿り、
健康を害した例があると、
衛生当局が発表して、3週間目に入った。

やはり、日本食レストランは売り上げに
影響が出ているらしい。
全く気にしていないお客も多いようだが、
普通は気にするはずだ。

このところは、新ローマ法王のニュースの時間が多いので、
他のニュースの時間が削られている。
2-3日は、この「鮭騒動」のニュースは聞いていない。

近くの日本食レストランは、
また新たな証明書を貼り付けていた。
4月20日付であった。(これを見た当日の日付けだ。)

sp20050420e

政府発行の「衛生証明書」だ。
該当の物は、良い状態にあり、国内で流通しても良いということを証明しているのである。

魚の種類: 鮭   4尾 126.10キロ
原産地 : チリ

やはり、これくらいしないと信用しない客もいるということだろう。
毎回こんな事を続けていると、
検査費用もバカにならないはずだ。

価格に跳ね返ってくるのであろうか。

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地下鉄クリニカス駅 その9 アラサ墓地 5 小出先生顕徳之塔

サンパウロの地下鉄クリニカ駅の前にある
大きくて古いアラサ墓地。

サンパウロの歴史にとって、
大事な方もここに眠っているに違いない。

墓銘碑を見ながら歩いていると、
日本語のものがあった。

「小出先生顕徳之塔」とあった。

sp20050320f

「小出先生」とはどなたかなと思った。
日本語学校か何かの先生と思った。
昔、移民は華やかりし頃は、
裁縫学校や料理学校など、色々な学校があったというので、
そういった関係かとも思った。
墓碑の写真が女性だったからだ。

裏面を見た。
宗教の「生長の家」の関係の方であった。

sp20050320g

生長の家は、ブラジルでは隆盛のようだ。
地上波のテレビで、毎晩深夜とは言え1時間の番組を持っている。
サンパウロ市の南の方では、何カ所か施設を見たこともある。
サンパウロ西郊のイビウナと言うところには、
更に巨大な何かがあるようだが、行ったことがないのでわからない。

おそらく、この「小出先生」は、その今日の隆盛の礎を
お作りなられた方なのであろう。

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quinta-feira, 21 de abril de 2005

ブラジルも監督交代のドミノ その2 パルメイラスの監督決まる

火曜日に、カンジーニョ前監督が辞意を表して、
昨日の水曜日にチームを去ったサンパウロのパルメイラスは、
今日の午後、新たな監督を発表した。

パウロ・ボタミゴPaulo Botamigo44歳が、新しい監督である。

152005042116252415Bona1

今週の土曜日におこなわれるSao Caetano戦から指揮を執る。

Botamigoに決める前に、チームは
Abel Braga(Fluminense)およびPaulo César Gusmão(Botafogo)にも
監督就任を打診したようだが、現在の職を続けたいとして断られたという。

彼は、2004年には、ボタフォゴBotabogoを、ブラジル選手権の
下位リーグへの転落の危機から救った、そして
2003年にはコリチーバCoritibaをパラナ州選手権で優勝させ、
リベルタドーレス杯に出場させた。
彼は、3月下旬まではボタフォゴBotafogoの監督であった。

ボタフォゴBotafogo以外で、彼は次のチームでも働いている。
パラナParaná, コリチーバCoritiba, アツレチコ-ミナスAtlético-MGそして、レモRemo。

選手としては、1981年にグレミオGremioでブラジル選手権を制している。
また、1983年には、リベルタドーレス杯と、インタークラブを制している。
1991年には、インテルInterにてリオ・グランヂ・ド・スル州選手権を制している。

なお、契約期間は今年の12月までと短い。

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ブラジルの事件番組は大人気 その1

日本では、番組改編期などの特番として
警察などとタイアップした「事件番組」が
放送される。

交通事故や
酔っぱらいや
すりなど。

なかなか派手な事件はない。

せいぜい、
万引きしたおばちゃんが居直ったり、謝ったりが
面白いところだ。

さて、このブラジルでは、
「この手の番組」を毎日やっている。

2つあってどちらも夕方の19時前後の45分くらいの番組である。

事件のネタは毎日たくさんある。

もちろん、交通事故や洪水や地崩れ、火事などもある。

しかし、多いのは殺人、誘拐、強盗で、これは当然だ。
麻薬密売も毎日だ。

警察と一緒に、行動していて、
撃ち合いのシーンもしょっちゅうである。
警察車両を追いかけたり、警察ヘリの上から
映像を送ったり、警察からクレームが来ないのかと思う。
どうも、タイアップしているようだ。

2つの番組で、同じ事件もあるが、
大体違う。
事件のネタが多いせいもあるが、
それぞれ提携している警察署も違うのだろう。

被害者や親類、近所の人は当然コメントを言う。
担当の刑事や検事のインタビューも、面白い。
そして、逮捕された容疑者のインタビューもある。

インタビューの時に、後ろに映り込んで、手を振る馬鹿は少ない。

大体のネタは、サンパウロの事件である。
極めつけに大きな事件のときは、リオ・デ・ジャネイロなどの
事件の報道されるが、
サンパウロだけでも十分だ。

一つの番組名は"Cidade Alerta"で、Recorde TVで放送されている。

spd20050420c

もう一つは、"Brasil Urgente"で、Bandeirante TVで放送されている。

spd20050420a

どちらのスタイルも似ている。
男性の司会者が、きわめてオーバーな表現で事件を説明し、
フィルムや現場中継に切り替える。

オーバーに事件を説明し、非難しているようだが、真実味は無い。

また、この時間に、都合良く生中継できる事件が起きているのである。

どちらの番組も、この放送局としては、視聴率が高い方の番組である。

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ロマリオは、ヴァスコと契約延長

ロマリオに引退はないようだ。

今日(4月20日)の、ブラジル杯。
ヴァスコVascoは、バラウナスBaraunas(RN州)に3対0で破れた。
この試合に、ロマリオは、ちょっとだけでて、すぐ引っ込んだ。
たいした、仕事はしなかったようだ。

612005042023034215Roma20

しかし、
「リオ・デ・ジャネイロ州選手権よりも、ブラジル杯よりも、
ブラジル選手権の方が重要である。
チームが、ブラジル選手権で残れるようにする。」という意向を持っているという。
チームは、今月末で切れるはずであったロマリオとの契約の
今年の年末までの延長を発表した。

契約の詳細はまだ詰めているところという。

ロマリオは、来週の水曜日はサンパウロのパカエンブ競技場で
グアテマラ代表との親善試合に、ブラジル代表の一員として出場する。

そして、5月にはビーチ・サッカーにも出場する。

恐るべき39歳。
そして、愛すべき39歳。

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ブラジルでの、FIFAランキングの報道

ブラジルのニュースで、FIFAランキングは余り報道されない。

スポーツニュースは、昨日のサッカーの結果や今日の試合の練習風景など
動的なネタが多い。
いつの試合の結果を元にしたのか判らないし、いつもブラジルが一位に定着している
FIFAランキングのような静的なネタには、時間を割いていられないようだ。

しかし、今日は報道していた。

多分それは、チェコが2位に上昇したからだ。
大いなる驚きということであろう。
アルゼンチンと、フランスくらいしか見ていなかったはずであるから。
どちらも、大変相性の悪い相手である。

ブラジルが一位など言わずに、チェコやフランス、アルゼンチンの
順位しか言わなかったところがあった。


ブラジル語的ランキングは、次の通り;

1. Brasil - 834 pontos
2. República Tcheca - 783
3. Argentina - 780
4. França - 777
5. Holanda - 763
6. Inglaterra - 757
7. Espanha - 755
8. México - 754
9. Portugal - 741
10. Itália - 735
Estados Unidos - 735
12. Grécia - 726
13. Suécia - 723
14. Turquia - 719
15. Irlanda - 710
16. Uruguai - 709
17. Japão - 703
18. Dinamarca - 702
19. Irã - 701
20. Alemanha - 698

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quarta-feira, 20 de abril de 2005

(緊急)ブラジル、エクアドル大統領の亡命を認める

ブラジル政府は、
エクアドルのルシオ・ギテレスLucio Gutiérrez大統領の亡命を認めると発表した。

すでに、大統領は、エクアドルの首都キトのブラジル大使館にいる。

ブラジルには、
かつてのパラグアイの独裁者
ストロエスネル元大統領も、
1989年の娘婿のクーデター以来亡命中である。

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今夜もコリンチャンス

今夜のサンパウロのパカエンブー競技場は、
コリンチャンス対フゲレイエンシ。
Copa do Brasil(ブラジル杯)の試合である。

例によって、
夕方から、付近がざわざわとしてきた。
屋台の準備である。
今日は、警察の規制があるのが、
いつもとは場所が違っている。
裏の家の前にまで、何軒も出来ていた。

sp20050420a

そして、もちろんパカエンブ競技場の前の広場にも、
すかっり準備も終わった店に、
「恐怖の」ガビオンどもがたむろして、
よく冷えたビールを飲んでいる。

sp20050420d

窓口では、チケットはまだ販売されていたが、
ダフ屋もいた。
3万5千席満員と、ニュースで言っていた。

20時30分過ぎに試合は始まった。
前半30分を過ぎても、まだ両チーム得点はない。
前半終了間近の45分に、テベスの得点で、
コリンチャンスが1点。
後半23分に、更に1点。
2対0。
結果は、
2対0。

テベスが、また変な喜び方をしている。

2005042009

良く見るとユニフォームには、「人種差別のないコリンチャンス」と書いてある。
アルゼンチン人のテベスが着ているのは、何か皮肉なものである。

いつものように、テレビで観戦しつつ、
窓からは実際の歓声が入ってくる。

それに今日は、屋台からの、肉を焼く良い匂いも
入ってくる。

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ブラジルも監督交代のドミノ

サンパウロのレオン監督が、
日本のヴィッセル神戸へ行ってしまうので、
当然、サンパウロFCは後任を探さなくてはならない。

候補の名前は、次の通り出てきている。
鹿島アントラーズの名前も出てきている。

監督経験者としては、次の通り。
Muricy Ramalho (Internacional)
Cerezo (Kashima Antlers)
Levir Culpi (Cruzeiro)
Péricles Chamusca (Goiás)
Zetti (失業中)

来週には、名前が発表されるだろうという。

Milton Cruzが、木曜日のUniversidad de Chile戦(リベルタドーレス)、
そして日曜日のFluminense戦(ブラジル選手権)の、指揮をとる。


さて、
パルメイラスのカヂニョ監督が辞意を表した。
今日(4月19日)のリベルタドーレスのサント・アンドレ戦に
2対1で負けたからだ。

監督としての16試合での勝ちは6試合のみ、
引き分け5試合、そして負けが5試合ということである。

こちらの後任監督には、先週フラメンゴを追い出されたCucaが
筆頭候補である、そしてバイア州選手権を制したヴィトリアのRenê Simõesが
2番目ということである。


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ブラジルの歴史認識と、インヂオへの謝罪

ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ルーエア・ダ・シルバの率いる政府が、
今日(4月19日)首都ブラジリアにおいて、
インヂオへの謝罪をした。

ブラジルの、長い歴史の中で、
白人がインヂオを殺戮してきたことへの謝罪である。

マルシオ・トマス・バストス法務大臣が、インジオの日の公式行事に当たって、おこなった。

彼は、インジオと土地との関係において、神話と文化の問題を含んでいるともといった。
インヂオの土地については、ローマ法や土地の所有法などでは
かんがえることの出来ない物で、より広い物で勝つ神話的なものであると言った。

政府は、この2年間に25カ所600万ヘクタールのインジオ保護区の土地の確定をしたといい、
さらに14カ所400万ヘクタールの確定を検討中であるといった。

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歴史の問題と、現実の解決は難しいものである。

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ブラジルの海鳥 その4

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砂浜を歩いている海鳥は、頼りない。

滑空しているときは、とてもスマートで、
誇らしげでもあるのに。

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地下鉄クリニカス駅 その8 アラサ墓地 4 西山志田家

サンパウロの地下鉄クリニカス駅の
前にあるアラサ墓地。

重厚な墓石が並んでいる。

ここにも、日系人の名前を散見することが出来る。

「西山志田家之墓」とある。
西山家と志田家が、同じ墓を共有している。
婚姻により、姓を「西山志田」としたのだろう。

ますます、隆盛のことと思う。

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ブラジル選手権は、4月23日から

2004年のサッカーブラジル選手権は、
サントスの優勝で終わった。

2005年のブラジル選手権は、
4月23日から始まる。

その間も、リベルタドーレスや
ワールドカップ南米予選などを
挟みながらの、
12月4日までの、長丁場の戦いである。

homepage-clubes

22チームが、出場する。

Atlético-MG
Atlético-PR
Botafogo
Brasiliense
Corinthians
Coritiba
Cruzeiro
Figueirense
Flamengo
Fluminense
Fortaleza
Goiás
Inter-RS
Juventude
Palmeiras
Paraná
Paysandu
Ponte Preta
Santos
São Caetano
São Paulo
Vasco


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terça-feira, 19 de abril de 2005

新しいローマ法王の選出と、ブラジルのテレビ

ブラジルは、世界最大のカトリック信者を抱えている。

当然のことながら、最近の最大の関心事は、
新しいローマ法王に誰が選出されるかということである。

昨日から始まった、「コンクラベ」についても、
その方法や歴史そして、今回の候補者など
詳細に新聞や雑誌で報道されて、
すっかり事情通になった。

コンクラベの第一日目は、「黒い煙」が出てきて、
選出がならなかった。

そして今日(4月19日)。
ブラジル最大の放送局グローボ(GLOBO)は、
通常昼は12時15分頃から30分の間、
サンパウロのローカルニュース番組である。

そして、12時45分頃からまた30分は、
スポーツニュースである。

いつも、サッカーのニュースが多いのはいうまでもない。
今日は、当然サンパウロFCのレオン前監督が、
日本のヴィッセル神戸へ行く話題や、
サントスが、リベルタドーレスのためにウルグアイに出発した
件などが、予告されていた。

番組は始まり、
そして、12時50分になり、突然画面が切り替わった。

バチカンからの生中継だ。
煙突から、白い煙が出ている。

2005041901

新法王が選出されたことを意味する。

この後、13時15分までのこの番組は、
バチカンからの中継を頻繁に交えながら、続いた。
レオンの件も、サントスの件も一応放送された。

そして、13時15分からは、
全国ニュースの時間となる。
これは、初めからずっとバチカンからの中継であった。

13時45分頃、
ついに新法王の名前が、ドイツ人枢機卿のラツィンガーと
発表された。

そして、新法王が出てきた。
イタリア語でのお言葉は、同時通訳であった。

20050419-papa1

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今回の選出に当たっては、
候補者として、ブラジル人を初め南米出身の
枢機卿の名前も挙がっていたが、
結果としては、順当といえば順当なものであった。

さすがに、生の中継中には、
こういった件についてのコメントはなかった。

この中継の解説が、司教なので、
当然である。

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(速報)レオン監督が、ヴィッセル神戸へ

サンパウロ州選手権を制した
サンパウロFCのレオン監督が、
日本のクラブへ行くと、
ブラジル時間で4月19日に日付が替わる頃、
発表した。
今夜、サンパウロFCの役員に伝えたという。

明日火曜日には、
サンパウロFCの練習場で、
選手達に、詳細に説明をするという。

地球の反対側にいる友達を助けるために行くのだという。


その友達は、報道によると三浦泰年(istoshi miuraとある)。
レオンは、日本で4年働いている。
最初に清水エスパルスで、1992年から1994年。
そして、ヴェルディで、1996年から1997年の間である。

決定は、心の問題だけではなく、お金の問題でもある。
今年の12月までの契約で、
月に60万レアル(2500万円)受け取るだろう。

レオンは、お金も問題もあるが、
何よりも友情の問題であると言っている。
「日本にいるときにとてもお世話になった。
その友達が困っていているときに、断ることは出来ない。」

ヴィッセル神戸は、日曜日に松永監督を更迭したばかりである。
レオン監督とともに、レオン監督のNobuo Naiaとも契約するという。

--------------------------------
4月18日のブラジルは、サッカーに関するニュースが、
とんでもなく溢れていた日であった。

レオン監督が、サンパウロFCから心が離れたのは、
サロンフッチボールから鳴り物入りで入ってきたファルコンとの
確執が一因のようである。

レオン監督は、今夜開催された報道陣も沢山いる、
ある優勝パーティーの場で、この事実を発表している。
本人のインタビューも、深夜(たった今)のニュースで流れた。

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2005サンパウロ州選手権終了

4月17日に、サンパウロ州選手権も終了した。
結果は次の通り。

開始時刻   対戦結果                  競技場
16h     Marília 1 x 1 Santos              Bento de Abreu
16h     Portuguesa Santista 0 x 3 Corinthians   Ulrico Mursa
16h     Palmeiras 1 x 1 Guarani            Parque Antarctica
16h     Mogi Mirim 1 x 2 São Paulo          Wilson de Barros
16h     América 2 x 1 Inter de Limeira        Benedito Teixeira
16h     Portuguesa 1 x 0 São Caetano        Canindé
16h     Ponte Preta 0 x 1 Santo André       Moisés Lucarelli
16h     União São João 1 x 3 União Barbarense  Herminio Ometto
16h     Ituano 2 x 1 Sorocaba             Novelli Jr.
16h     Paulista 1 x 0 Rio Branco           Jaime Cintra

最終成績は次の通り;

チーム名   勝ち点 試合数 勝 分 負 得点 失点 得失差
São Paulo    45    19   14  3  2   49  21  28
Corinthians   37    19   11  4  4   33  15  18
Santos      37 19 10 7 2 38 21 17
Santo André 33 19 10 3 6 34 27 7
São Caetano 32 19 10 2 7 35 30 5
Paulista     31 19 9 4 6 33 25 8
Ituano      28 19 8 4 7 34 34 0
Mogi Mirim   27 19 8 3 8 31 37 -6
Palmeiras    25 19 7 4 8 31 32 -1
Portuguesa   24 19 6 6 7 27 32 -5
Guarani     24 19 6 6 7 20 25 -5
Marília           23 19 6 5 8 26 31 -5
Portuguesa Santista  23 19 6 5 8 19 27 -8
América* 22 19 8 4 7 37 30 7
Ponte Preta 22 19 6 4 9 28 33 -5
Rio Branco 21 19 6 3 10 28 34 -6
União Barbarense 20 19 5 5 9 25 30 -5
União São João 20 19 5 5 9 31 47 -16
Sorocaba 16 19 4 4 11 26 37 -11
Inter de Limeira 12 19 3 3 13 25 42 -17

下位4チームは、下位リーグへ転落。

優勝したサンパウロFCの突出ぶりが判るというもの。

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segunda-feira, 18 de abril de 2005

ブラジルの州別の選手権終わる。

昨日(4月17日)、
ブラジルの各州で開催されていた
州別のサッカーの選手権が終了した。

すでに、サンパウロFCの優勝が決定していた
サンパウロ州以外で、
優勝が決定した。

各地の優勝チームは、次の通り;

バイア              : Vitoria
連邦特別区(ブラジリア)   : Brasiliense
ミナス・ジェライス       : Ipatinga
パラナ              : Atletico Parana
リオ・デ・ジャネイロ      : Fluminense
リオ・グランヂ・ド・スル    : Internacional
サンタ・カタリーナ       : Criciuma
サンパウロ           : Sao Paulo FC

当分の間、サッカーの話題は、
トヨタカップ・リベルタドーレス南米クラブ選手権になる。

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ロマリオが、ブラジル代表に復帰

サッカーのブラジル代表は、4月27日に、
サンパウロのパカエンブー競技場で、
グァテマラ代表との
親善試合を行う。

この試合には、
いわゆる海外組は呼ばない。

ブラジルで、海外組を呼ばないとすると、
当然国内組を呼ぶということになる。
しかし、3月末のワールドカップ南米予選における
ブラジル代表中国内組に占める
国内組というのはわずか4人である。

ロナウド、ロナウヂーニョ、カカ、カフー、ロベルト・カルロスなどの
ほとんどの主力選手は、全て海外組なのである。

国内組の中で、ちょっと名前が知られているのは
サントスのロビーニョくらいであろうか。

パヘイラ監督は、国内組にこれは良いチャンスだと言っている。
こういう機会に良い働きをすると、今後も
代表として招集するかもしれないということである。

そして、更に今日は
ロマリオも呼ぶと言っている。
この件は、月曜日に決定予定。

大活躍してもらいたいものだ。

本日発表のロマリオを除く、代表選手は、次の通り。
ほとんどが、サンパウロ州のクラブ所属の選手である。


GK
マルコスMarcos (Palmeiras)  ※2002年W杯の正GK
ロジェリオRogério Ceni (São Paulo) ※2002年W杯の控の1人

SB
シシーニョCicinho (São Paulo)
ガブリエウGabriel (Fluminense)
グスタヴォ・ネリGustavo Nery (Corinthians)
レオLeo (Santos)


DF
レオナルドLeonardo (Santos)
アンデルソンÂnderson (Corinthians)
グラウベルGlauber (Palmeiras)
ファビアーノ・エレルFabiano Eller (Fluminense)

MF
ミネイロMineiro (São Paulo)
マグロンMagrão (Palmeiras)
ジョズエJosué (São Paulo)
カルロス・アルベルトCarlos Alberto (Corinthians)
マルシーニョMarcinho (São Caetano)
フェルナンヂーニョFernandinho (Atlético Paranaense)
ロジャーRoger (Corinthians)
リカルヂーニョRicardinho (Santos)

FW
ロビーニョRobinho (Santos)
グラフィッチGrafite (São Paulo)
フェルナンドンFernandão (Internacional)
フレッヂFred (Cruzeiro)

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ブラジルと「子連れ狼」

マンガは、今や日本が世界に誇ることが出来る文化となった。

もちろん、ブラジルでも日本製のアニメは朝から晩まで、
テレビで放映中である。
その本数は、数え切れないくらいである。

そして、マンガも印刷されたものが販売されている。

ブラジルも、マンガというものは小さな子供達のものであった。

しかし、
マンガ本の中には、もっと大きな子供が読むようなものが多い。

そして、どう考えても「子供」が読むのだろうかというものまであった。

それが、「子連れ狼」である。
「子連れ狼」は、"LOBO SOLITARIO"という題名になっている。

lobo1

SAMURAIということで、このマンガが選ばれたのだろうか。
他のものでも良かったのだろうか。
単なる偶然なのだろうか。

どうも、英語版が出ていたようだ。
米国の波が、このブラジルにもやってきたようだ。

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domingo, 17 de abril de 2005

この人は、歩ける。

サンパウロの最高級アパート街の
アンジェリカ大通り。
スーパーマーケットの前に、いつもこの人はいる。

スーパーにやってくる人々が、
彼の目当てなのだ。

スーパーの入り口にいるガードマンも、彼を排除することはない。

彼はいつも座っている。
そして、「お恵みをいただく」入れ物を振っている。

夕方暗くなること、彼の営業時間は終わる。

彼は、すっと立ち上がり、すたすたと行ってしまう。
あっという間に、消えてしまう。

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ブラジルの海鳥 その3

海鳥は、海の上を低く飛ぶ。

波頭を滑っていくようだ。

sp20050315r


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sábado, 16 de abril de 2005

地下鉄クリニカス駅 その7 アラサ墓地 4

サンパウロの地下鉄クリニカス駅の前にある
アラサ墓地。

この墓地は古い。

sp20050320e

それぞれの墓石には、
無くなった方の生年と没年を見ることが出来る。
意外と、早くなくなった方が多いのにも気づく。

正面に、鉄製の扉がある。
ここから棺桶を入れるのである。
ほとんどの墓石の扉からは、
内部が見える。
棺桶がいくつも積み上げられているのが見える。

訪れる人もない、朽ち果てた墓石もある。
扉さえもなくなっている。

中から、突然猫が出て来た。
驚いた。
巣にしているようだった。
のぞき込むと、子猫がいた。

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生魚には気をつけるようにとの報道 その4

ブラジルで供されている生の鮭を、
食するには十分に注意をするようにとの、
報道があって、ほぼ一週間が過ぎた。

まだまだ、連日これに関する報道がある。

だいたい、生の鮭などは日本食レストランくらいでしか
出てこない物なのであり、
一般の人にはほとんど関係ない話のはずである。

更に、その日本食レストランも
大都市それもサンパウロなどに集中していて、
ブラジルのどこにでもあるという物ではないのである。

この影響は大きく、やはり日本食レストランは
お客を減らしているようである。

近くの日本食レストランは、食材の微生物検査の
分析証明書の写しを入り口に張り出した。

これで、お客をつなぎ止めることが出来たらよいのであろうが。

sp20050412b


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友達との語らい

「友達は選べ」というけれど。

サンパウロの路上では、友達が沢山出来る。
一緒に、行動していると楽しい。

通り過ぎる大人は、ちょっと避けていく。

「良い友達」なのに。

sp20050414a

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sexta-feira, 15 de abril de 2005

ミス・ブラジル その5 ミス・ブラジル2005

昨日(4月14日)、
リオで行われた本選会で決まった
ミス・ブラジル2005。

サンタカタリーナ州代表の
Carina Beduschi(20歳)に決まった。

missbrasil_universo2005

発表の時は、このようであった。

01

ベストの3人が並んだところである。
一番左が、ミス・ブラジルの彼女である。

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ブラジルの人種差別 その3 アルゼンチン選手釈放

4月13日に、サンパウロ・モルンビー競技場で行われた、
トヨタカップリベルタドーレス戦の
サンパウロFC対キルメス(アルゼンチン)において、
「人種差別」的暴言により、
逮捕されていたアルゼンチンのレアンドロ・デサバト選手。

今日(4月15日)13時半に、
サンパウロ市カーザ・ヴェルヂの13分署にて、
釈放された。

362005041515223615Arge15

保釈保証金は、1万レアル(約40万円)。

選手は、試合後もサンパウロにいたチームと合流し、
18時45分のブエノスアイレス行きの飛行機で
帰国した。

選手は、帰国したが、
ブラジルの裁判所が求めるときには、
ブラジルに戻ってこなければならないという。

わざわざ、戻ってくるだろうか。


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ブラジルの人種差別 その2 アルゼンチン選手拘留中

4月13日に、
サッカーの試合中に「人種差別」発言をしたということで逮捕された
アルゼンチン選手はいまだ拘留中である。」

本日、4月15日朝に弁護士が保釈保証金として
1万レアル(40万円相当)を支払ったいうことで、
まもなく保釈という運びである。

しかし、ブラジルから出ることが出来るかどうかは判らない。
明日土曜日には、出国という報道もある。

選手は、モルンビー競技場を管轄とする
ヴィラ・ソニアの35分署から、昨日にうちに
カーザ・ベルヂにある13分署に移送されている。

こちらの方が、環境がよいからという。
しかし本人は出されるものには、手を出しておらず。

弁護士差し入れのサンドウィッチを食べているという。

一方、この選手の所属するキルメスは、まだサンパウロに
滞在している。
今夜の飛行機で戻る予定だが、
無用な混乱を避けるためにVIP待遇を、領事館を通じて
手配しているという。

さて、発端となった「人種差別」暴言の瞬間の映像がある。

spd20050415a

右の選手が、その逮捕された選手である。
動画であれば、口の動きから、何を言っているのか判るのであるが、
静止画で提供する。

真ん中の選手がサンパウロFCのグラフィティ選手である。
この後、上げた両腕のうち、左手でこのアルゼンチン選手の額をつついて、
転倒させた。

そして、グラフィティ選手と、左側にわずか見えるアルゼンチン選手が
退場となった。

元々は、この二人の接触から始まった揉め事であったのである。
グラフィティ選手は、「何もしていないよ。何もしないよ。」ということを示すために、
両腕を上げているのである。

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ロビーニョは移籍しない

短いニュースだ。

ブラジルの新星ロビーニョの移籍に関することだ。

昨日、ロビーニョが所属しているサントスの会長が
2006年のワールド・カップが終わるまで
移籍させないと、断言した。

この真意は、何だろう。

一方、ブラジル代表監督のパヘイラは、
「ロビーニョは、欧州に行った方が良い」と、
数日前に言っていたが。。。。

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サッカーの試合で、これだけの犯罪が起きる

昨日の
リベルタドーレス選手権の試合に関係して
いくつもの犯罪が起きた。

一つは、
もちろん
アルゼンチン選手による「人種差別」発言問題である。
これは、試合中に起きたことだ。

そのほかは、試合には直接関係しない。

ブラジルでは、「道の持ち主」という人がいる。
公共の物である道路を、自分の物のように使う人だ。

道路を我が物顔に運転する人に使うときもあるが、
道路を駐車場に使う人にも使う。

サンパウロでは、何かイベントがある場合に、
その付近の道路が、路上駐車でいっぱいになる。

そういうときに、何故かこれらの車をうまく誘導する人が現れる。
駐車場所を見つけ、そして監視していてくれるという物である。
その代わり、車の運転手から幾ばくかのお金を取るのである。

この人達は、何のオーソライズされたものもない人である。

何かあっても実際は何の責任もとってくれないのは言うまでもない。

昨日もモルンビー競技場のまわりはそういう人たちが沢山出現したのだが、
警察が取り締まり80数名が、警察署へ連れて行かれた。

サンパウロの警察は、最近この人達の取り締まりを始めた。
もう完全にブラジルの社会にとけ込んでいる人たちなのであるが。

更に、事件は「電車」の中で起きた。
試合を見に行くファンが、「電車」の中で暴れたのである。
電車内部を破壊して、そのまま警察に逮捕された。
試合も見ることが出来なかった馬鹿者である。

サッカーは、ブラジルそのものである。

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ミス・ブラジル その5 ミス・ブラジル2005決まる。

テレビで、ミスブラジル2005の本選会の生中継が
行われている。
(22時半くらいに始まった)

リオ・デ・ジャネイロの最高級ホテルリオ・パレスの
宴会場で行われているのだが、会場はそれほど広くない。
ちょっと寂しい。

i6
(客入り前のリハーサルの風景)

司会は、10年ほど前のミス・ブラジル。

審査員は、
過去のミスが何名かいる。(40年前、50年前の方もいる)
俳優、
スタイリスト、
宝石商、
超有名整形外科医等々。
日系人も一人いた。

候補者が登場だ。
カジュアルな服装。
水着。
ロングドレス。
次々に着替えていく。

バックのバンドは、ずっとボサノバ風。
Bossacucanovaの演奏だ。

サンパウロの町中では、日中には、
絶対見かけることがないような美しい人だらけだ。

いるんだなと言うのが、正直な感想。
おまけに、ちょっと初々しい。
今のブラジル人に多い、入れ墨なんか無い。

まず、次の表彰が行われた。
Miss. BaiaがMiss. Sinpaticaということになった。
つまり、親しみを覚えるということで、確かに笑顔が可愛い。

更にここで、第2次審査に進む10名が発表された。

Miss. Sao Paulo
Miss. Rio de.Janeiro
Miss. Tocantins
Miss. Bahia
Miss. Espirito Santo
Miss, Rio Grande do Sul
Miss. Parana
Miss. Minas Gerais
Miss. Santa Catarina
Miss. Amazonas

名前を呼ばれるたびに、会場から歓声が上がるが、
最も歓声が大きいのが、Miss. Santa Catarina.

rosto

名前: Carina Schlinchting Beduschi
年齢: 20歳
身長: 180センチ
出身: Florianopolis
建築を学ぶ学生ということである。
実物は、この写真よりも良い。

10人の中には、意外な人も入っているというのが、感想。
これが、ブラジル人の好みなんだと理解する。

審査員の一人が、質問。
ローマ法王ジョアン・パウロ2世についてというから、
さすがブラジルというところだ。

いよいよ、最終の発表となった。
昨年の3名が登場してきた。

5位から発表だ。
Miss. Minas Gerais
4位。
Miss. Tocantins
そして、
Miss. Belesa International 2005は、
Miss Esprito Santo。

Miss. Mundo 2005は、
Miss. Paranaになった。

最後に、
Miss. Brasil 2005は
Miss. Santa Catarinaになった。
泣いたりしない。

この表彰式の写真は、追って掲載できると思う。

5月30日に、タイ・バンコックで行われる
Miss. Universeのブラジル代表となる。

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quinta-feira, 14 de abril de 2005

ブラジルの歴史認識と、アフリカへの謝罪

ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバは、
ローマ法王ジョアン・パウロ2世の葬儀に参列したあと、
アフリカ5ヶ国歴訪に向かっている。

5カ国は、
カメルーン、ナイジェリア、ガーナ、カーボ・ヴェルヂ、セネガル。

この歴訪は、元々予定されていたものである。

今日(4月14日)は、最後の訪問国となるセネガルに
到着した。

ゴレエ島という奴隷の「積出」港を訪れた。
ここある当時の収容施設で、
現在は資料館に展示されている写真などの
奴隷取引の資料を見学した。

ここで、ルーラ・ダ・シルバ大統領は、
ブラジルが過去に奴隷制度を持っていたことを
謝罪した。
この謝罪が予定されていたものか、どうかは判らない。

報道では、この資料館で、
「奴隷の傷み」を思い、感極まったということである。

ブラジルが、奴隷制度を持ち、アフリカの主に当時の
ポルトガル植民地を中心に黒人を奴隷として、
「輸入」していたのは、ポルトガル領であったときだけではなく、
19世紀初頭に独立したあとも、続いていた。

ブラジルに入った奴隷は、
米国にいたそれの2倍といわれている。

奴隷制が廃止されたのは、
19世紀後半に入ってからで、
米国の奴隷解放令よりも更に遅れている。

この大統領の歴訪には、
文化大臣のジルベルト・ジルGilbelto Gilが
同行している。

ここで、ジルベルト・ジルはフランス語で、
この収容所の歌を、伴奏無しで歌った。

2005041408

このアフリカ5カ国訪問は、
国連の安全保障委員会の常任理事国の
ポストを狙った一連の活動の、一つである。

ルーラ・ダ・シルバ大統領は、
明日4月15日にブラジルに戻る。

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ブラジル代表は、グアテマラと親善試合

ブラジルサッカー協会は、
サッカーのブラジル代表は、4月27日に、
グアテマラと親善試合を行うと発表した。

会場は、サンパウロのパカエンブー競技場の予定。

親善試合の相手が二転三転している。
最近エクアドルから断られたばかりであった。

グアテマラは、ワールドカップの中米予選で、
現在勝ち点4を上げ、3位という。

パヘイラ代表監督は、ブラジル国内の選手だけに
接触予定という。
招集メンバーは、来週月曜日14時に発表予定。

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ブラジルの人種差別 その1 アルゼンチン選手逮捕

昨日(4月13日)に、
サンパウロのモルンビー競技場で行われた
リベルタドーレス選手権の
サンパウロFC-Sao Pauro FC対キルメス-Quilmes(アルゼンチン)の試合で、
逮捕者がでた。

この試合については、(速報)で
お知らせいた通りの経緯で、
サンパウロFCが、3対1で勝利した。

事件は、前半の終了間際に起こった
選手間の小競り合いから始まった。

アルゼンチン選手と揉めていたブラジルのグラフィッチ選手に、
アルゼンチンの選手レアンドロ・デサバトLeandro Desábatoが何かを言い、
ブラジル・グラフィッチ選手がこのアルゼンチン選手の頭を小突いた。

そして、このブラジル人グラフィッチ選手と最初のアルゼンチン選手が、
レッドカードで退場となった。

このアルゼンチン選手が言ったことは、
ビデオでもだいたい理解できた。

「ネグリト(黒)、マカキト(猿)」と言ったようだった。
スペイン語で言ったのだが、
当然ポルトガル語でもほとんど同じ。
十分理解できる。

この発言が元で、試合終了後、
この発言をしたアルゼンチン選手は、
夜のうちに逮捕されて収監された。

2005041405

モルンビー競技場での事件は、
35分署で担当される。
ビラ・ソニアのフランシスコ・モラット通り沿いにある。

容疑は、
「人種差別」である。

一昼夜経っても、
釈放はされていない。

チームは今朝の飛行機で帰国予定だったが、
22時の便に変更した。

欧州サッカーでも、「人種差別」問題はよく起きている問題である。

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生魚には気をつけるようにとの報道 その3

ブラジルのレストランで出されている生の鮭を
食べて、寄生虫に因る体調不良の例があり、
ブラジル衛生当局が「注意喚起」をした件については、
まだ報道が続いている。

生の鮭ということは、「寿司と刺身」ということであり、
日本食レストランで起きたということになる。

なんでも売り上げは6割になったという事である。

衛生当局は、極めて慎重に発表をしていて、
鮭が全て駄目だといっているわけではない。
適正な温度管理をしていれば、問題はないといっているのである。

やはり一つこういう事が起きると、
誰でも考えることは、他の魚は大丈夫かということである。
他の魚についても、食品監視員が検査を始めている。

近くの別の寿司屋も、貼り紙を出した。

自分の所は、衛生当局の基準にあった管理をしているといっている。
この内容を信じる信じないは、顧客が決めることある。

sp20050412a

ちなみに、この寿司屋の名前は「寿司パパイア」。
出前もやっている。

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ミス・ブラジル その4 候補者達

2005年のミス・ブラジルの本選会は、
いよいよ明日(4月14日)に行われる。テレビで中継されるが、
BANDERANTEという放送局なので
どれだけ視聴率が取れるだろうか。

各州のミスである候補者達の集合写真がある。

05

サンパウロ州の代表も、ちょっと脈はなさそうだ。

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quarta-feira, 13 de abril de 2005

本当の親は誰。

ブラジル・サンパウロの街には、
「物貰い」がいる。

どこにでもいるのではない。
教会の前や、繁華街や高級アパート街などの
人通りの多いところである。

それぞれの事情があってそのような境遇にいるのだろうが、
これを無視してその前を通り過ぎるのも、
あまり気持ちがよいものではない。

見ていると、時には
幾ばくかのお金をおいていく人がいる。
そういう人たちも、どちらかというと
決して富裕層に属する人ではないようだ。
中流以上の人は、
おおかた無視しているといってもよいだろう。

高級アパート街であるイジェノポリスを抜ける
アンジェリカ大通りも、人通りが多い。

ここにも何組かいつもいる。

小さい子供連れもいる。
子供は3人いる。

でも、ときどきこの子供が
別の組にいるときがある。

どうも貸し出ししているようだ。

日暮れ前になると、いつも家路についている。

人通りの少ない日曜日はいない。

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(速報)今日のサッカーはリベルタドーレス

今日(4月13日)は、
サンパウロのモルンビー競技場で、
サンパウロFC対キルメスQuilmes(アルゼンチン)の
試合が行われている。
これは、トヨタカップリベルタドーレスの試合である。

トヨタカップは、現在まだ予選のリーグ戦が行われている。
32チームが、各4チーム8組に別れて予選を戦う。
予選1位の8チームが、トーナメントで優勝を競う。

ブラジルからは、5チームが出ている。
サンパウロFC,サントス、パルメイラス、
サント・アンドレ、アツレチコ・パラナエンシ。

サンパウロFCは、グループ3に属している。
現在勝ち点5点で、2位である。

21時40分に試合は始まった。

前半31分に、ゴール前の混乱からサンパウロFC
Diego Tardelliが、ゴール。

なんだか、ファールの多い試合だ。

前半のロスタイム。
ついに両チーム一人ずつに、レッドカード。

前半終了後、フィールドにレオン監督が出て来て、
相手チームに文句もいい始めた。
警察も出て来て、両者の間に壁を作った。

10時53分
後半開始
後半8分。
Tardelliへの縦パスを、そのままシュート。
アルゼンチン・ゴール右隅へ。
2対0

後半10分
サンパウロサイドのアルゼンチンのフリーキックのチャンス。
アルゼンチンRuedaがゴール。
2対1。

後半21分、入場者は3万8千人と発表。

後半36分、ペナルティーエリア外からのフリーキックの跳ね返りを、
Cicinho決める。
3対1。

Cicinhoは、喜びすぎてエリア外にでて、イエローカードをもらう。

ロスタイム2分。

試合終了。
3対1で、サンパウロFCの勝利。
これで、勝ち点8になり、グループ一位に。

2005041313


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地下鉄クリニカス駅 その6 アラサ墓地 3

サンパウロの地下鉄クリニカ駅の前にある
サンパウロでも古いほうのアラサ墓地。

ここは、高台にある。
サンパウロの目抜き通りパウリスタ大通りから、
ずっと尾根筋を道路が延びている。
墓地の入り口からしばらくは平坦であるが、
そのうち北向きの傾斜地になる。

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ひな壇になった墓地には、
平坦なところにあったような祠のような
巨大なものはもう無い。

墓地の向こうに広がっている住宅街は、
ペルジーセスPerdizes
、パカエンブー、Pacaembu
そしてイジェノポリスHigienopolis
いずれも、落ち着いた高級住宅街である。

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霊気マッサージ

ブラジルの人たちは、
スピリチュアルな物にとても関心があるようだ。

いろいろな宗教に首を突っ込む人も多いが、
宗教まで行かない精神世界に入り込む人がとても多い。

書店でも、このコーナーはとても充実している。

前に、サンパウロ市内のあちこちに「除霊」屋さんがあることは
紹介した。

今度は、「霊気マッサージ」である。
もの凄くおどろおどろしい名前である。

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きっと日系人に尋ねて、ネーミングを考えたのであろう。
しかし、お客に聞かれれば、
何か精神的な作用を説明するはずである。
お客もそちらの方がいいのだ。
効果を期待してしまう。

しかし、こういうのをみるにつけて、
ブラジル人の心の悩みの深さを感じるのである。

ブラジル人は陽気で明るいなんて、
一律的な見方は出来ないはずである。

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ブラジルでちょっと前にヒットしていた曲。

ちょっと前にヒットしていた曲。
昨年の後半のことだ。
いつもFMでかかってきた曲。

やっと歌手の名前が判った。
Adriana Calcanhottoという。
女性だ。

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1965年リオ・グラジヂ・ド・スル州の生まれ。
1990年のデビューのようだ。

さわりの部分だけだが、リンクがある。

静かな曲だ。

昨年発売の7枚目のアルバム"Adriana Partimpim"の中に収録されている。
4曲目である。

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歌詞は次の通りである。

Fico assim sem você (0000)
Abdullah / Cacá Moraes

Avião sem asa, fogueira sem brasa
Sou eu assim sem você
Futebol sem bola,
Piu-Piu sem Frajola
Sou eu assim sem você

Por que é que tem que ser assim
Se o meu desejo não tem fim
Eu te quero a todo instante
Nem mil alto-falantes
vão poder falar por mim

Amor sem beijinho
Buchecha sem Claudinho
Sou eu assim sem você
Circo sem palhaço,
Namoro sem abraço
Sou eu assim sem você

Tô louco pra te ver chegar
Tô louco pra te ter nas mãos
Deitar no teu abraço
Retomar o pedaço
Que falta no meu coração

Eu não existo longe de você
E a solidão é o meu pior castigo
Eu conto as horas
Pra poder te ver
Mas o relógio tá de mal comigo

Por quê? Por quê?

Neném sem chupeta
Romeu sem Julieta
Sou eu assim sem você
Carro sem estrada
Queijo sem goiabada
Sou eu assim sem você

Por que é que tem que ser assim
Se o meu desejo não tem fim
Eu te quero a todo instante
Nem mil alto-falantes
vão poder falar por mim

Eu não existo longe de você
E a solidão é o meu pior castigo
Eu conto as horas pra poder te ver
Mas o relógio tá de mal comigo

Por quê?

©Sony Music

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terça-feira, 12 de abril de 2005

胸騒ぎの腰つき。

サンパウロは、秋に入ってほぼ1ヶ月経とうというのに、
最近の数日は暑い。

日中は、30度を超えている。

とうの昔に、
秋冬物が並んでいるのに、
実際に人々が着ているのは、
真夏と全く替わらない。

軽装だと、色々な物が見える。

ブラジル人で、タツーを入れている人はとても多い。
若い人だけではなく、女性であれば多少年齢が高い人も
ワンポイントを入れている人もいる。

沢山入れていて、どうにもまとまりのつかない人が多くて、
感心しない。

腰のあたりのタツー。
珍しく「可愛い」ものだった。

胸騒ぎの腰つき。

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ブラジルは世界最大のカトリック信者数だが。 その2

ブラジルのカトリック信者数が減少傾向にある。

このカトリック信者の比率も州によって大きな差がある。
しかし、1991年から2000年の間にどの州でも
比率が減少しているのである。

利率が高いのは、ブラジル北東部の諸州である。
もっとも貧困の州が多く含まれている。

比率が高いのは、リオ・デ・ジャネイロ州である。
カトリック比率は57.2%と、半分に近いのである。

サンパウロ州の比率は、約70%である。


州別の比率は次の通り:(%)
1990 2000
Piaui 95 91.4
Ceara 93.3 84.9
Paraiba 93 84.3
Maranhao 91 83
Alagoas 91.4 81.9
Sergipe 90.7 81.7
R. G.Norte 81.9 81.7
Sta. Catarina 86.4 80.3
Minas Gerais 87.4 78.9
R. G. Sul 82 76.7
Tocantins 89.1 76
Para 84.9 75.5
Bahia 86.8 75.5
Amapa 84.9 75
Parana 84.6 74.5
Pernambucano 85.7 73.8
Mato Grosso 83.3 72.9
Sao Paulo 81.8 70.8
Amazonas 86.4 70.8
Acre 85.4 70.1
Matto Grosso do Sul 81.6 69.8
Distrito Federal 78.6 68.4
Goias 79.8 66.5
Roraima 83 64.6
Espirito Santo 74.9 60.9
Rondonia 71.3 57.6
Rio de Janeiro 67.7 57.2

新聞記事には、
カトリックの比率がこういった調査で減ったといっても、
それがそのままカトリックの衰退といえないといっている。

ブラジルの社会では、こういった調査では、
「無宗教」とは答えづらく、”義務的”に「カトリック」と
答える傾向があった。

本当の中核となる真の信者数が、
抽出されてきているのかもしれない。

また、現在のブラジルでは、
人々が色々な宗教に接する機会が増えており、
別の宗教を知りたいという人も増えているという。
特に若い人に多いのであるが、
カトリック教会に通いながらも、また別の宗教も
求め、一つの宗教だけでは無く、色々の宗教を
廻る者がいる。

ブラジルでは、
よく相手の宗教を尋ねる。
そして、知らない宗教だと、どんなものか
知りたがる人が多い。

宗教については、オープンなところである。

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カロリーニとナタリア その4 ブラジルのプレイボーイ誌

ブラジルのVIPという男性向けの月刊誌で、
何故ナタリアNatalia Naraの表紙の方が売れたかというと、
ナタリアが、モレーナでそしてインヂオの血も混ざっていることに
よる独特の容姿であるからだと思う。

対するカロリーニCarorine Bittencourtは、
ただの美しい金髪の白人なのだ。
ブラジルでは、ラテン系の移民が多いこともあり、
金髪は多くはないが、それでもそれほど珍しい存在ではない。

このナタリアは、
ブラジル版プレイボーイ誌の最新号にも登場だ。

capanataliasumario

これから出世の街道を登ろうという女性にとっては、
ブラジルではいまだに一流のプレステージを保っている
プレイボーイ誌の表紙を飾ることは、
もの凄い栄誉であるようだ。

この表紙でも判るように、
ナタリアは、
ブラジルのインヂオのメイクをしている。
目の部分に帯状に赤い化粧を施されている。

結局、ナタリアに期待されているのは、
こういう位置づけのキャラクターなのだ。

インヂオの血が入った美しいモレーナというのが、
彼女に与えられたキャラクターなのだ。
所詮、ナタリアの存在は少数派なのだ。

彼女が、このキャラクターを脱していけるかどうかは、
これからにかかっている。

ブラジルでは、珍しくない金髪の白人女性であれば、
こういったステレオタイプのキャラクターは
与えられないだろうと思う。

もっとも、ブラジルでは
「金髪は美しい、だが賢くない」という
ステレオタイプもあるのは事実だ。

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ブラジルは世界最大のカトリック信者数だが。

ブラジルは世界最大のカトリック信者を抱えている。

ブラジルの人口は一億7千万である。
欧州の主要カトリック国は、イタリア、フランス、スペイン、ポーランド、
ポルトガル、アイルランド、ベルギーなどあるが、
人口はせいぜい5000万程度である。

中南米の国もカトリック国がほとんどであるが、
ブラジルほどの人口を持っていない。

ところで、ブラジルのカトリック比率は、2002年9月の
DATAFOLHAの調査では、70%である。
意外と少ないのである。

実は長期的には、この比率は下がっているのである。
1994年8月には、75%であった。
この期間に、伸張したのはいわゆるペンタコスタ諸派である。

別の調査もある。
これは、IBGEの調査である。
カトリックの信者であると答えた者は、
1991年には83.3%であったのが、
2000年には73.8%になっている。
11.9%の減少である。
替わって増えたのが、エヴァンジェリカ(福音派)で、
9.05%が15.45%で70.7%という急伸長中である。
更に、無宗教という者が4.8%から7.3%に、
52.3%の増加となっている。

カトリックについて、色々と説明をするのは字数が足りないが、
簡単に状況を書いてみる。
(一部に錯誤があるかもしれないが、ご容赦願いたい。
コメントで補足、訂正をお願いしたい。)

世界宗教のカトリックは、欧州と同じやり方で宗勢を保つことは出来ない。
中南米でも、アフリカでも、アジアでも、それぞれの地域の実情に
あわせたやり方をしなければならいというジレンマを抱えている。
ローマ法王の元に中央主権的であるシステムとなっているのだが、
それぞれの地域の教会の独立性をどこまで認めるかというのは、
第2次大戦後の大きな課題となっている。
この解決のために、1960年代に第2次バチカン公会議を開いたりして、
論議をしている。
しかし、布教の最前線の現実はなかなか厳しい。

カトリックは、もともと中南米においては支配層の宗教という性格を
持っていた。
これでは実際に圧倒的な人口の貧困層に、浸透は難しいところもあった。
軍政華やかな1980年代には、中米を中心に「解放の神学」といわれるののが、
一時期広まった。
これは、カトリックなのだが、宗教人の政治参加を認めるという考え方で、
政治と距離を持つべきというローマと対立したものだ。
実際に、この時期にサンヂニスタが政権を把握したニカラグアなどでは、
何人もの司教が大臣になっている。
この「解放の神学」は、その後衰退したのだが、
替わって勢力を伸ばしているが、
「福音派」とか「エバンジェリカ」と呼ばれる一派である。

何故、これらが伸張しているかという一つの要素に、
米国の強い後押しがあることは、よく言われていることだ。

米国のカトリック人口もかなり多く、
ローマにとっては最大の資金源で、
米国人の枢機卿も沢山いるのであるが、
政府の方はこういうことである。

今回の、ローマ法王ジョアン・パウロ2世の葬儀に、
現職大統領と前元大統領が列席したが、
必ずしも米国とバチカンの関係はよくないのである。

ブラジルのあちこちに、
そういった新興の勢力の教会があちこちに出来ている。

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segunda-feira, 11 de abril de 2005

サンパウロ州選手権は完全に消化試合

サンパウロFCの優勝で終わった、サッカーのサンパウロ選手権は、
各チームあと一試合を残すだけだ。
来週(4月17日)日曜日に行われる。

昨日サンパウロのパカエンブー競技場で行われた
コリンチャンス対ポルトゲーザの試合が、あまりに人が入っていなくて
静かであったのであるが、今朝の新聞を見ていたら、
有料入場者はわずかに3、008人。
定員のわずか10%にも足りないのである。
売り上げは、45,079レアルである。(1800万円くらいだ。)
コリンチャンス主催試合では、今年最小の入場者であったそうである。
コリンチャンスも、控えの選手を9人も入れて、テストをしている。
テベスもロジャーも入っていないチームだったのだ。

他の試合も、同様だ。
パルメイラスの試合は、2361人。
サントスの試合は、2587人。

先週の、コリンチャンスの試合は、ブラジル・カップの試合であったが、
同じパカエンブー競技場が満員であった。
ブラジルのファンというのは誠に厳しいと思った次第である。

(サンパウロ州選手権の試合結果)

4月 9日 
試合開始  対戦結果                      競技場
16h     São Paulo 1 x 2 Ponte Preta           Morumbi
18h     Santo André 2 x 0 Ituano             Bruno Daniel


4月10日
試合開始  対戦結果 競技場
16h     Corinthians 1 x 1 Portuguesa Pacaembu
16h Rio Branco 3 x 0 Palmeiras Décio Vita
16h Guarani 2 x 0 Marília Brinco de Ouro
16h União Barbarense 3 x 2 Portuguesa Santista Antonio Guimarães
16h Sorocaba 1 x 0 América Walter Ribeiro
16h São Caetano 3 x 2 Mogi Mirim Anacleto Campanella
16h Inter de Limeira 3 x 0 União São João José Levi Sobrinho
18h Santos 1 x 0 Paulista Vila Belmiro

(最終戦の予定)

4月17日
試合開始  対戦                      競技場
16h        Marília x Santos              Bento de Abreu
16h        Portuguesa Santista x Corinthians   Ulrico Mursa
16h        Palmeiras x Guarani            Parque Antarctica
16h        Mogi Mirim x São Paulo          Wilson de Barros
16h        América x Inter de Limeira        Benedito Teixeira
16h        Portuguesa x São Caetano        Canindé
16h        Ponte Preta x Santo André        Moisés Lucarelli
16h        União São João x União Barbarense   Herminio Ometto
16h        Ituano x Sorocaba              Novelli Jr.
16h        Paulista x Rio Branco            Jaime Cintra

(順位)
チーム名        勝ち点
1 Sao paulo 42
2 Santos 36
3 Corinthians 34
4 Sao Caetano 32
5 Santo Andre 30
6 Paurista 28
7 Mogi Mirim 27
8 America 25
9 Ituano 25
10Palmeiras 24
11Portugesa Santista 23
12Guarani 23
13Porto Preta 22
14Marilia 22
15Rio Blanco 21
16Portugesa 21
17Uniao Sao Joao 20
18Uniao Barbarebse 17
19Sorocaba 16
20Inter 12

下位4位は、下位リーグに落ちるのだが、18位のUniao Barbarense以下は決定。

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昨日のパカエンブー競技場。
入場料は、日本円で500円もしないのだが、
入場口から覗いているものが結構いる。

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ブラジルの海鳥 その2

いつも思う。

海鳥が、美しく見えるのはどうしてだろうか。

ブラジル・サンパウロの海岸でひと羽ばたきした海鳥もまた美しい。

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ブラジルの愛国心

移民の国のブラジルには愛国心はあるのだろうか。

いつまでも、自分に流れている祖先の血の流れている国をみているのだろうか。
移民してからの世代が浅い人は、そのような傾向もあるかもしれない。

しかし、奴隷として連れてこられたアフリカ系の血の入っている人や、
混血が進んで、先祖の出身国などにこだわっていられない人が、
ほとんどである。

結論として、ブラジル人は、とても「愛国心」が強いと思う。
色々自分の国についてブツブツ言いつつも、でもやはりブラジルは
大好きな国なのだろうと思う人がほとんどだ。

国中が国旗に飾られるのは、
サッカーのワールド・カップの時だけではない。
そこかしこに見かける。

何も強制されたわけでもなく、
国旗のデザインされた服を着ている人はとても多い。
国旗の色(青、緑、黄)の一部を使ったデザインのものは氾濫している。
国旗を自由にデザインして使うことに、目くじらを立てる人もいないようだ。

政府のプロパガンダの効果もあるのだろうが、
ブラジルにプライドを持った人たちがどんどん増えてきているようだ。

さて、今日(4月10日)はサンパウロのイビラプエラ体育館で開催されている
体操のワールドカップの最終日であった。

ここで、
ダイアナ・ドス・サントスというブラジル人女性が床運動で
金メダルを獲得した。

200504091001

このダイアナ・ドス・サントスは、ブラジル女子体操のエースで
アフリカ系である。
アテネでは、ブラジル代表として出場したが、床運動では
枠からはみ出して、5位に終わっている。

この大会で、ブラジルが獲得した唯一の金メダルである。

この表彰式でのこと。
ブラジルの国歌はとても長い。
歌詞が何番もあるのである。
だから、色々な大会の表彰式では途中で
終わってしまうのが通例である。

今日も、そうであった。
観客はもちろんブラジル人がほとんどであるから、
全員起立している。
音楽が始まると、あわせて国歌を歌い始める。
そして、国旗はトップに掲揚されたとき、演奏は途中で終わった。

ところが、観客はそのままずっと最後まで国歌を歌ったのである。

あまりに長いので、覚えていなく歌えない人も多いのであるが、
中には胸に手を当てて、涙をためて歌っている人もいた。

「日の丸」や「君が代」の論議とは、
別の話である。


ブラジル国歌である
HINO NACIONAL BRASILEIRO

Poema de: Joaquim Osório Duque Estrada(作詞)
Música de: Francisco Manoel da Silva(作曲)


I

OUVIRAM DO IPIRANGA AS MARGENS PLÁCIDAS

DE UM POVO HERÓICO O BRADO RETUMBANTE,

E O SOL DA LIBERDADE, EM RAIOS FÚLGIDOS,
,
BRILHOU NO CÉU DA PÁTRIA NESSE INSTANTE.


SE O PENHOR DESSA IGUALDADE

CONSEGUIMOS CONQUISTAR COM BRAÇO FORTE,

EM TEU SEIO, Ó LIBERDADE,

DESAFIA O NOSSO PEITO A PRÓPRIA MORTE!


Ó PÁTRIA AMADA,

IDOLATRADA,

SALVE! SALVE!


BRASIL, UM SONHO INTENSO, UM RAIO VÍVIDO

DE AMOR E DE ESPERANÇA À TERRA DESCE,

SE EM TEU FORMOSO CÉU, RISONHO E LÍMPIDO,

A IMAGEM DO CRUZEIRO RESPLANDECE.

GIGANTE PELA PRÓPRIA NATUREZA,

ÉS BELO, ÉS FORTE, IMPÁVIDO COLOSSO,

E O TEU FUTURO ESPELHA ESSA GRANDEZA.

TERRA ADORADA,

ENTRE OUTRAS MIL,

ÉS TU, BRASIL,

Ó PÁTRIA AMADA!

DOS FILHOS DESTE SOLO ÉS MÃE GENTIL,

PÁTRIA AMADA,

BRASIL!


II

DEITADO ETERNAMENTE EM BERÇO ESPLÊNDIDO,

AO SOM DO MAR E À LUZ DO CÉU PROFUNDO,

FULGURAS, Ó BRASIL, FLORÃO DA AMÉRICA,

ILUMINADO AO SOL DO NOVO MUNDO!


DO QUE A TERRA MAIS GARRIDA

TEUS RISONHOS, LINDOS CAMPOS TÊM MAIS FLORES;

"NOSSOS BOSQUES TEEM MAIS VIDA",

"NOSSA VIDA" NO TEU SEIO "MAIS AMORES".


Ó PÁTRIA AMADA,

IDOLATRADA,

SALVE! SALVE!
.

BRASIL, DE AMOR ETERNO SEJA SÍMBOLO

O LÁBARO QUE OSTENTAS ESTRELADO,

E DIGA O VERDE-LOURO DESSA FLÂMULA

- PAZ NO FUTURO E GLÓRIA NO PASSADO.


MAS, SE ERGUES DA JUSTIÇA A CLAVA FORTE,

VERÁS QUE UM FILHO TEU NÃO FOGE À LUTA,

NEM TEME, QUEM TE ADORA, A PRÓPRIA MORTE.


TERRA ADORADA

ENTRE OUTRAS MIL,

ÉS TU, BRASIL,

Ó PÁTRIA AMADA!


DOS FILHOS DESTE SOLO ÉS MÃE GENTIL,

PÁTRIA AMADA,

BRASIL!

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サンパウロの日暮れ

サンパウロの今の日没時間は、17時50分くらいだ。
16時半くらいから、どんどんと日が傾いていく感じである。
それとともに、気温も下がっていくので、とても過ごしよい。

今日の日曜日(4月10日)は、よく晴れた日であった。
幸いなことに、日中の気温の高い日に多い夕立にもならず、
からりとしていた。

坂道を下りていたら、ちょうど日没であった。

林立するテレビ塔や重なり合う電線に囲まれた
大都市の日没であった。

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日本音楽の紹介番組

サンパウロ州で見ることが出来るテレビ局の一つに
TV CULTURA(直訳すると文化テレビ)というのがある。

1967年に設立されたFundação Padre Anchieta(アンシエッタ神父財団)
サンパウロ州政府の文化教育予算を得て、
極めて真面目な番組を作っている。

その分、視聴率とは全く縁がない。

番組のほとんどが、
芸術に関係するものばかりである。
NHKの教育テレビににているかもしれない。

しかし本当は見るべきものが、沢山あって
たとえば毎週日曜日の10時からの"ensaio"は
ブラジルの音楽番組で、一人のミュ-ジシャンの
歌・演奏そして語りで構成されている。
毎週毎週要保存版といっても良い。

昨年発売されたElis ReginaのDVDは、
この番組に出演したものを編集したものだ。
もちろん今は、カラー放送に変わっている。

4月10の夜、そのEnsaioのあと番組を見ていた。
テレビから、ちょっと変な「隅田川」が聞こえて来た。

一部のメロディーがちょっと沖縄民謡のようであったが、紛う方無き
滝廉太郎の「隅田川」であった。
ちょうど、隅田川公園はさくらが満開であろうと、それにちなんだのかと思ったが、
ここはブラジル関係ない。

一人の日系女性が歌っている。
バックは、ブラジル人たちだ。
ブラジル人女性が、琴を奏でたり、和太鼓をたたいたりする。
「桜」も歌ったが、またちょっと違う。
楽器は、ピアノやギターもあるが、
なんだかアフリカの楽器もあった。

更に、琴もあった。

日本の音楽を紹介している番組であった。

何とも不思議な番組にであってしまった。

そのうちに、また別の日系女性が出て来て
日本的でもない不思議な踊りをし始めた。

また、日系人女性が知らない民謡を歌い始めた。
ブラジル男性が、ポルトガル語で合いの手のようなものを入れる。
不思議な世界だ。

TV CULTURAよりの番組の紹介をみてみた。

番組のタイトルはBONSAI ROMÃ(盆栽ロマン)。
TV CULTURAと日本財団の援助で2004年に開かれたコンサートのようだ。
歌っていたのは、Haikaa Yamamotoさん。
踊っていたのは、 Letícia Sekitoさん。
日本の歌(民謡とあるが)と、ブラジルのパーカッションと中東の楽器とを、
一緒くたに混ぜてみたというような番組と言うことだ。


Grande Arte
Domingo, dia 10, às 23h30
BONSAI ROMÃ - O show, gravado em 2004 no Museu da Casa Brasileira, em parceria com a Fundação Japão e TV Cultura, mostra uma experiência inédita que mistura a percussão brasileira com as sonoridades do Japão folclórico e dos instrumentos étnicos do Oriente Médio. O resultado são combinações de timbres e sensibilidades criativas. Participam do especial Carlinhos Antunes, Grupo Mawaca, a arranjadora Magda Pucci, o acordeonista Gabriel Levy, a cantora Haikaa Yamamoto, a percussionista Valéria Zeidan e a bailarina Letícia Sekito.

ブラジルの生活は
本当に奥の深い不思議な体験をさせてくれる。

この女性が、踊っていた。

grandearte

1時間半の番組であった。

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domingo, 10 de abril de 2005

カロリーニとナタリア その3

ブラジルの男性誌VIPの
最新号は、表紙が2種類あることは、3月30日にお伝えした。

このVIP誌の街頭のビルボードの広告である。

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左側が、カロリーニ・ビッテンクルーチ。
モデルである。
ロナウドとダニエリ・チカレリの結婚パーティーでの事件以来
有名になった。

右側が、ナタリア・ナラ。
元々は、地方のナレーターやモデルをやっていた。
この1月から3月にかけて放送された
Big Brothers Brasil 5という番組に出演して
知名度が上がった。

この2種類の表紙のうちのどちらが売れているのか、
どうも右のようだ。

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犬の市

ブラジル・サンパウロでは、飼い犬はどうやって手に入れるのか。

たいていの人が飼っている雑種で有れば、
わずかなお金を上げれば、貰える。
防犯上、犬は必要なので、
こういった形で犬を手に入れる人が多い。
雑種でも「犬が生まれた」と近所に広めておけば、
結構貰ってくる人がいるようだ。

純血種で有れば、もう少し慎重になる。
ペットショップがどこにでもあるので、
そこでももちろん買えるが、
価格は割高であるし、どういう素性の犬なのか判らない。

プリーダーは、だいたいサンパウロの周辺に沢山いるようだが、
なかなか伝手もないだろう。

サンパウロの西部に
ヴィラ・ロボス公園という大きな公園がある。

ここでは、毎週末に「犬の市」が開催されている。
市が公認しているプリーダーが20業者ほど集まっている。
テントの中に、生後2-3ヶ月の子犬がいる。

sp20050410a

ここで、犬をもとめることが出来るし、プリーダーと直接話をして、
よりその犬の素性を知ることが出来る。
次の繁殖の機会を知ることも出来る。

価格も、ペットショップで購入する価格の、6-7割である。

バーニース・マウンテン・ドッグは、だいたい
1700レアルから2500レアルであった。
7万円から10万円というところである。

これらの業者とは別に、車でやってきて、
駐車場で店を広げている人たちもいる。

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コリンチャンス引き分ける

この2-3日のサンパウロは、天気がよく、暑い。

15時くらいになって、
近所がまた少し騒がしい。

サッカーの試合があるようだ。
新聞で確かめると、
コリンチャンス対ポルトゲーザの試合が16時から行われる。

サンパウロ州選手権の試合だが、
優勝がすでにサンパウロFCに決定しているので、
消化試合といっても良いだろう。

先週のブラジル・カップでの、コリンチャンスの試合とは違って、
全然騒がしさが違う。

16時に試合が始まったようだが、余り歓声も聞こえない。
16時15分くらいに、犬の散歩にでて、
パカエンブー競技場の方に行き、様子をみた。
競技場の外側も静かだ。
警察もいるが、リラックスしている様子だ。

入場口もまだ開いている。

覗いてみたら、
全然人が入っていなかった。

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こんな日は、サッカー場も安全そうなので、
ここで犬の散歩を止めて、犬を家に戻して、
サッカーを見に行こうかと思ったが、
犬が可愛そうなので止めた。

結果は、1対1で引き分け。
ポルトゲーザにとっては、大きな意味のある引き分けだった。
これで、下位リーグに落ちるおそれが無くなったからだ。


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このブログと検索ワード その2

4月9日に、検索で本ブログに入ってこられた方々の
検索ワードである。

昨日のものとあわせてみていると、時事ネタものもあるが、
ブラジルというキーワードで、どう言ったものに
関心を持たれているのかが判る。

中には、「天理教」と「密輸」というのがあって、びっくりしたが
これは実際に検索してみたら、検索のいたずらというのか
こういう結果が一緒に出てくるのがわかった。

こういった検索結果も、参考にして、
テーマとして取り上げたりして、
普通のブラジル・サンパウロを
紹介していきたい。


順位 検索ワード
1 ブラジル   海岸
2 渋谷区 植物園
3 ブラジル   ダンス
4 Sao   Paulo
5 サッカー ブラジル代表
6 サンパウロ   渋谷
7 "grazielli   massafera'
8 miss   universe   international
9 アイルトンセナ  ポスター   東急
10 アイルトン・セナ  追悼   東急
11 サッカー   ブラジル   代表
12 サッカー   ブラジル代表   スターティングメンバー
13 サンパウロ   サッカー
14 サンパウロ   ブログ
15 ブラジル   サンパウロ市
16 ブラジル   ナイトクラブ
17 ブラジル   大学進学率
18 ブラジル   教会
19 ブラジル   送金
20 ブラジル   鉄道
21 ブラジル人   女優
22 ローマ法王   パウロ2世   ブラジル
23 台湾   バチカン
24 天理教   密輸
25 枢機卿   名前   浜尾   出身国

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ミス・ブラジル その3 候補者達

いよいよ、ミス・ブラジル2005の本選会も近づいてきた。

サンパウロで盛り上がっているかというと、
「全然」という感じ。
今年は、本選会場が、リオ・デ・ジャネイロのためだろうか。

やっと、ミス・ブラジルのホームページ上に、
候補者の顔写真が出て来た。
各代表者の上をクリックすると、
それぞれのプロファイルが紹介される。

ミス・ブラジルは、各州のミスが集まって選ばれる。
その各州のミス達が出ているわけだ。

中には、どうかと思う人もいたが、
なかなかのレベルである。

自分の好みと、ブラジルのこの大会の基準は
相当違うと思うので、あえて優勝候補の予想はしない。
南の方とか、北の辺境の州あたりの代表はいいなと思った次第。

サンパウロ州については、ちょっと「うーん」と言いたい。
今日(4月9日)現在、名前しかアップされておらず、
年齢も、身長も、出身地も何もデータがないのはどうしたことであろうか。

さて、候補者の中にWATANABEという姓の候補者がいる。
日系人ということになる。
首都ブラジリアのある連邦特別区選出のミス嬢である。

身長176センチ
18歳。
法律を学ぶ学生で、モデル。

rosto-adriana-watanabe-missbrasil2005

とても、日本人の血が入っているとは思えない容姿だ。
明るい性格だとは思うが。

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サッカーもやっていたが。。。。

今日の土曜日(4月9日)、
サッカーをやっていたが、サンパウロでは
一部の人はともかくとして、全体としてはなんとく盛り上がらないようだ。

サンパウロ州選手権は、
サンパウロFCが、先週引き分け試合で、優勝を決めて、
あとは消化試合に入ったことがその理由だ。

今日は、ポンチ・プレットとの試合があった。
サンパウロFCは、2対1で負けた。

そのあとに、サンパウロ州選手権の表彰式があって、
トロフィーを手にした。

202005040920131315Spcamp91

引き分けでも、負けでも、優勝は優勝といえばその通りであるが、
今ひとつぱっとしない。

サンパウロ州以外の州はまだ優勝が決まっていないので、
盛り上がっているようだ。

しばらく、サッカーのネタはなさそうだ。

サンパウロ市のイビラプエラ体育館で、
体操のワールドカップが昨日から開催されているようだ。

世界の24カ国が参加しているということだが、
日本の話は出てこない。
参加していないのだろうか。
そうすると、たいしたこと無い大会なのだろうか。

ブラジルは、最近は体操も世界のレベルに近づいているようだ。
この大会では、まだ銀と銅メダルしか手にしていないが、
前開催地のドイツでは金メダルも取ったとかいう報道があった。

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昨日今日と、その体育館の前を通ったが、
学生などで賑わっていた。

跳馬で銀メダルととった選手だ。

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サンパウロでは、日本食には不自由しない

ブラジル最大の都市サンパウロの人口は、
1000万人を超えている世界でも有数の大都市だ。

今、世界の大都市では、日本食レストランの
レベルの問題はともかくとして、
1軒や2軒は、あるだろう。

そして、他の大都市と何よりも違うのは、
サンパウロ州には
日本人移民100年弱の歴史と
百数十万の日系人の存在がある。

そのおかげもあって、サンパウロ市内では、
日本食には全く苦労はしない。

かつては、日本製の日本食品の輸入などほとんど無かったので、
日本から来る人に頼むとか、自分でもっと来るしかなかったが、
それでは量にも限界があった。
今は、価格はともかくとしても日本製のものがいくらでも手に入る。
それまでは、移民の方々が苦労して作られた醤油や豆腐や納豆などを
手に入れるしかなかった。
やはり日本のものとは風味も違ったし、質も悪かった、しかし、それも今は昔、
今は随分と質が向上した。

野菜も、日本のものと同じようなものが手に入る。
昔は、ほとんどの野菜が青臭くてあくが強かったが、
今はさっぱりとしてきた。
キュウリ、なす、キャベツ、ほうれん草などがそうだ。
白菜もオクラもある。
トマトで「桃太郎」がある。
ちょっと不満なのは長ネギかな。
今日は、水菜を見つけた。

果物にも、日本風味のものがある。
柿もそうだが、「富士」というリンゴ、最近多いのは「幸水」という梨。
日本のものと同じように水分もたっぷりだ。
不満なのは、イチゴかな。 「豊の香」はない。

魚はちょっと難しい。
魚屋はどこにでもあるわけではないし、
何よりも大降りで、1尾そのまま買うのが通常である。
さらに、余り脂がのっておらず、全体的に淡泊である。
焼き魚にすると油がまわり切れていない。
それでも、日系人経営の魚屋に行くと、
色々と刺身に出来る新鮮な魚が手に入る。

レストランであれば、よりどりみどりだ。
定食屋から、高級店まで。
市内中心部だけではなく、やや高級な住宅街を中心に散在している。

別に、日本食だけではなくても、全く問題ないというむきには、
そのほかの世界の料理の食材が手にはいるところである。
でも、たまらなく日本食が欲しくなったときに、
こんなに簡単に色々なものが手にはいるところが、
地球の裏側に有るということは、本当にすばらしいことである。

日系移民と日系人に感謝するしかない。

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自宅近くのちょっとしたレストラン街である。
わずか200メートルのこの通りに、レストランやバーが10数軒ある。
どちらかというと、ハンバーガーやビザなどの軽食が多いのだが、
なんとここには、日本食レストランが3軒もあるのである。

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sábado, 9 de abril de 2005

このブログと検索ワード

昨日(4月7日)、このブログに検索の結果としてたどり着いた
方々の、検索ワードは次の通りだ。

順位 検索ワード
1 Sao         Paulo
2 ローマ法王        葬儀   中継
3 サッカー        ブラジル代表
4 サンパウロ       サッカー
5 ブラジル       サッカー選手
6 子供        ブラジル   サッカー      写真
7 渋谷区       植物園
8 VENUS       中目黒   青葉台
9 sabrina      sato
10 アイルトンセナ  グッズ
11 アイルトン・セナ   ヘルメット
12 アテネオリンピック  男子マラソン   阻止
13 エリス          レジーナ
14 サッカー         ブラジル
15 サッカー選手名鑑   海外
16 サンパウロ       Paulo
17 サンパウロ       住宅        駐在
18 サンパウロ       家
19 サンパウロ       渋谷
20 テレビ局         ブラジル
21 ブラジル         サッカー      写真
22 ブラジル         ブログ       渋谷
23 ブラジル         ロナウジーニョ
24 ブラジル         南米予選     2003
25 ブラジル         2005       サッカー
26 ブラジルサッカー    日本人
27 ペルー          サッカー選手
28 ペルー代表       サッカー
29 ヨハネ・パウロ      葬儀        式次第
30 リベルダーヂ  ?    土産物店     ?サンパウロ
31 レストラン        ブラジル料理   浜松
32 ローマ法王       有力候補者
33 原宿店          ペットの服
34 地図           ブラジル       ソロカバ
35 帝政           ブラジル国旗
36 渋谷   植物園
37 青山学院初等部   制服
38 Sao   Paulo

はじめから、このブログを狙っての検索ワードもある。
しかし、どうしてこのブログが引っかかったのかと思うのもある。

このブログで、十分にニーズを満たせるものばかりではない。
だが、何かの縁でこのブログに来て頂いた方には、
せっかくの機会なので、
楽しんでもらいたい。

最近何故か訪問者が徐々にではあるが増えている。
色々な検索エンジンにおいてヒットする確率が増えているのであろうか。

ブラジルといえば、
サンバやカーニバルやアマゾンやサッカーという
イメージを持つのが普通の日本人であろうが、
ブラジルそれもサンパウロ中心に、
世界のどこにでもあるような普通の街の一つの、
日常の出来事を綴っていくことにしている。

そこには、当然サッカーなどの話題もはいっていくのだが、
たとえば成績や選手にこだわるのでなく、
その周辺の情報を知らせていきたい。

色々な事情で、渋谷にいたときのようには、
本音は書くことが出来ない状況になり、
どうしても抑制気味になっている。

今のところ10万人目までは
続けることが目標である。

毎日訪問して頂いてくださる人にも、
たまに見て頂ける方にも、
そして、迷い込んだ方にも、
とても感謝している。

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ブラジルは、喪に服している

今日(4月8日)のブラジル時間5時から、
バチカンで、
ローマ法王ジョアン・パウロ2世の葬儀が執り行われた。

ブラジルにとっては、いささか早い時間であった。
この時間から、祈った方も多いようだ。

だが、大抵は、
普通の時間に、
カトリックの教会や学校などを中心に
追悼の儀式や行事が行われたようだ。

今日のニュースは、
バチカンでの葬儀の模様。
葬儀に出席した各国の元首や首相の顔ぶれと模様。
世界中で行われた追悼の模様。
そして、ブラジルの模様を
報道した。

しかし、
段々と
殺人や、強盗や汚職という
普通のニュースについての時間も増えてきた。

ブラジルは、今喪に服している。
7日間だっただろうか。

市内の至る所に掲げてある旗は、どれも半旗になっている。

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sexta-feira, 8 de abril de 2005

ブラジルの海鳥 その1

海鳥を見るのは、好きだ。

海を背景に、飛び回っている姿はとても美しい。

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ブラジルの海鳥も、ちゃんと押さえていかなければ。

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生魚には気をつけるようにとの報道 その2

ブラジルで販売されているチリから輸入した鮭の
冷凍管理が悪く、ギョウ虫が身体に入り込むということが
起きているので、生魚を食するのは気をつけようという報道があって、
4日目。

この報道は、その後連日続いている。
元々、生魚を食べるような習慣はなく、
どちらかというとお金持ちの人が日本食に
馴染んでいたという状況なので、
この報道でブラジル中がパニックになるようなことはない。

でも、サンパウロは、この日本食を食べる層が広く、
富裕層だけではなく中間層まで広がっていて、
日本食レストランは何百軒もあるし、
大きなスーパーにも刺身や寿司を売っているのは一般的である。
さらに、お肉料理屋のシュラスカリアにも、サラダバーには
寿司と刺身があるのは高級の印である。

いくら影響が小さいといっても、
生魚を取り扱う生業へのダメージは大きい。

テレビでは、生の鮭の販売が半分になったといっている。

自宅の近くにも、数軒の日本食レストランがある。
その中の一軒は、入り口に張り紙をしていた。

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簡単に言うと、自分の所の店は、キチンとした管理をした鮭を扱っているから問題がないといっている。

この店のすぐ近くにある店の前に、あるキチンとした身なりの
ブラジル人がいた。
「一昨日ここに来て、鮭を食べたのだが。。。。」
店の人と話をしている。
こういう風に、真剣に心配をする人もいるのだ。

でも、新聞で、「全然気にしていない」という人もいた。

元々、ブラジルは寄生虫が多く、野菜も余り生では食べなかった。
最近は、サラダをどんどんと食べるようになった。
健康診断で寄生虫検査もして、よく発見される人もいた。

生魚の中心的な客層は、お金持ちで栄養たっぷりだから、
寄生虫に多少栄養をとられても、問題ない人が多いだろうとは、
暴論か。

日本で、寄生虫を故意に飼っている人がいたが。

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ブラジル大統領がローマに到着した

今日(4月7日)に、大統領特別機でイタリア・ローマに
向けて出発した、
ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ダ・シルバは
ローマに着いた。

大西洋を一またぎなのに、12時間もかかって着いた。

もちろん、ローマ行きは、ローマ法王ジョアン・パウロ2世の
葬儀に列席するためである。

この大統領専用機には、
現大統領と夫人の他に、
前大統領、元大統領そして
上院と下院の議長。
最高裁判所長官。
そして、大統領秘書官なども同乗した。

2005040705

これだけお歴々が乗って、万が一墜落したときには、
誰が大統領職を継ぐのだろうと思った。
ブラジルには、副大統領がいるはずなのだが、
全然影が薄いのだ。
テレビにも全く出てこない。
副大統領がいるとすると、継承順位は1位のはずだが。

さらに、この政府関係者に加えて同乗したのが、
ブラジルのプロテスタント、ギリシア正教、ユダヤ教、回教の
代表だ。
こういうところが、ブラジルの懐の広いところでバランス感覚なのかと思う。

結構、満員の大統領専用機になったはずだ。

ローマに着いた一行は、
現職の大統領ルイス・イナシオ・ダ・シルバは、
ナボナ広場にある駐イタリア・ブラジル大使館に入った。
そして、前・元の大統領と、上院下院の議長は、
駐バチカン・ブラジル大使公邸に入った。

そして、その他の政府関係者たちは、Eliseoに用意されたホテルに泊まる。

ローマ法王ジョアン・パウロ2世の葬儀の模様は、
ブラジリア時間(サンパウロも同じ)の
4月8日午前5時から、テレビでは中継される。

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quinta-feira, 7 de abril de 2005

ブラジルで大ヒットしている曲

ブラジルで大ヒットしている曲を紹介する。

多分正統派のブラジル音楽愛好家の範疇には入らないので、
日本には紹介されないだろう。

「LATINO」という歌手が歌っている
"Festa No Apê"という曲である。

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多分、今年になってからの曲のはずだ。
最近、本人がテレビにも出て来た。
10年選手である。

本人のオフィシャルサイトに接続して最初に流れてくる曲が
その曲である。

明るくノリのよい曲である。
サンバでも何でもない、ブラジルのPOPそのものだ。

歌詞は次の通り。

Hoje é festa lá no meu apê
Pode aparecer
Vai rolar bundalelê
Hoje é festa lá no meu apê
Tem birita
Até amanhecer

Chega aí
Pode entrar
Quem tá aqui tá em casa

Chega aí
Pode entrar
Quem tá aqui tá em casa

Olá, Prazer!
A noite (hum) é nossa.
Garçom, por favor, venha aqui e sirva bem a visita.

Tá bom
Tá é bom
Aqui ninguém fica só
Entra aí e toma um drink
Porque a noite é uma criança.

Hoje é festa lá no meu apê
Pode aparecer
Vai rolar bundalelê
Hoje é festa lá no meu apê
Tem birita
Até amanhecer

Tesão, sedução, libido no ar
No meu quarto tem gente até fazendo orgia

Tá bom
Tá é bom
Tudo é festa
Pegação
Vou zoar o mulherio e a chapa vai esquentar

Chega aí
Pode entrar
Quem tá aqui tá em casa

Chega aí
Pode entrar
Quem tá aqui tá em casa

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窓から腕を出して運転

ブラジル・サンパウロの運転がひどいという人は多い。

それなりの秩序はあるのだが、
それが判らないと運転は大変なものであろう。
それは、どこの国でも、どの都市で、運転することになっても
同じことであろう。

サンパウロを走っている車は400万台という。
ブラジルの中でもっとも経済力のあるサンパウロなので、
走っていく車も、割と新しい車が多い。

だが、中にはひどい車が走っている。
ライトがない車。
ライトがつかない車。
ミラーがない車。
それでも、昔よりはマシになった。

ところが、ちゃんとした車なのに、ちゃんと使えない運転者が多い。
ウィンカーを右に出して、左に曲がるもの。
ウィンカーを使わないもの。

どうもウィンカーを使うのが不得意な運転者が多いようだ。

その代わり、
窓から手を出して、後ろに指示をするのだ。

サンパウロは、日中には結構暑くなる。
だが、エアコンをつけずに、窓を開け放して、
腕を出している車が多い。

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そして、手や腕を色々と動かして、色々なことを表現している。
いつも、手や腕をあれやこれや動かしている。
水平より低くして、ひらひらしているときはゆっくりという意味だ。
それをもっと早く強くするときは、止まれに近い。
運転者は助手席の人と話している内容に応じて、
動くこともある。

ウィンカーとは違う方向に、手が曲がる方向を指示をしたときは、
手の指示する方向を信じて間違いがない。

さすがに日が暮れるとこういう運転者は減る。
窓を開け放しの運転では、
外部から窓に手や銃をつっこんで来る者がいるかもしれず、
危険だからだ。

手がばたばたするそういうブラジルの運転者には
すっかり慣れた。
しかし、自分が動かすことは難しい。

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ブラジルと中国

ブラジル人も、もちろん中国は知っているだろう。
日本と区別がつくかどうかは怪しい。

サンパウロにおいて、かつては中国人といえばだいたい
台湾系の人であった。
そういうこともあってか、日本語も出来る人も多かった。
ただ、移民した日本人の数が余りにも多く中国人としての
存在を大きく感じることはなかった。

サンパウロのブラジル人でも、中国人の存在を感じた者はいなかったと思う。
何しろ今でも中華料理店よりも、圧倒的に日本料理店が多いのである。
ただ、地方都市に行くと、中華料理店は1店くらいはある。
内陸では、日本食に必要な材料の入手が難しく日本料理店は少ない。

ところが、最近は台湾系ではなく、大陸系の中国人が増えてきたようだ。
元々、ブラジルは軍政時代は中国からの移民を受け入れてはいないし、
共産主義とは距離を持っていた。
しかし、中国の最近の急成長ともに、中国からの製品が流入してきた。
例によって、雑貨、衣料品そして電気製品もある。
そして、中国人も合法非合法を含めて流入してきたようだ。
東洋人街に最近出来てきている中国系の店も、大陸系の人のようだ。

ブラジルで「密輸王」として逮捕された男も、中国人でブラジルに帰化した男だ。
こういった怪しいことをしているのにも、中国からの流入者が多いようだ。
家族で小さな店を始め、どんどん発展しているようである。

更に、国としての中国もブラジルとの関係を強化している。
ともに第三世界の強国として、通じるところもあるのだろう。
もっとも中国はもっと現実的で、農業大国のブラジルからの
食品原料輸入そして、鉄鉱石などの資源輸入などに関心があるようだ。
さらには輸出市場として、ブラジルを見ている。
中国系企業のブラジルへの投資も激増している。

サンパウロはブラジルの首都ではないから、領事館だけで大使館はない。
経済の中心であるサンパウロには、「中国商工会議所」がある。

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ところで、
ローマ法王ジョアン・パウロ2世に関するニュースの中で、
中国のニュースの様子が、ブラジルで伝えられた。
バチカンと中国が国として国交がないということ。
その原因として、中国が宗教の自由を制限しており、
カトリック教会ですら、国の管理下にあることと、
管理下にない信者は迫害されていることを伝えていた。
司教などまで国が管理していて、バチカンが関与できないことなどを
各テレビ局がそれぞれ伝えている。

ブラジル人にとって、中国はかなり異質な国であることが
刷り込まれたに違いない。

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ロナウドは、変だぞ。

本業のサッカーでは、絶不調が続いているロナウド。

一応、ダニエラ・チカエリと婚約したあたりから
変になっている。
そして、結婚後はそちらの話題ばかりになってしまった。

先々週のワールドカップ南米予選の前に、
二人の間に子供が出来たという報道が
スペイン発で流れた。

これに対して、両者のそれぞれの代理人は
否定した。
ブラジル代表の中でも、知らないとノーコメントという状態であった。

しかし、予選2試合が終わった直後に、
「出来た」という報道があった。

妊娠5週目での発表である。

ブラジルの芸能ゴシップ週刊誌にも、
話題が尽きない。

本日発売のCARAS誌には、
なんとダニエラ・チカレリの「私は妊娠7週間」と
インタビュー記事。

その前に発売のCONTIGO!誌にも
写真と記事が出ている。

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さらに、
今日の報道では、
ロナウドは、「24時間ダニエラに医者をつけたい」と言っているそうだ。

そろそろ、サッカーを始めて欲しいものだ。

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ミス・ブラジル その2

今年のミス・ブラジルは、4月15日に決まるわけだ。

すでに、各州から選出された、各州のミス達は
リオ・デ・ジャネイロに集合している。

色々なスケジュールをこなしている。
更に、磨きをかけているようである。

候補者の紹介はいずれとして、

2004年のミスの紹介をしておく。

グランプリのMiss. Brasil
Fabiane Niclotti嬢(リオ・グランヂ・ド・スル州の出身)当時19歳

missbrasil_universo

2位のMiss Brasil Mundo
Lara Coelho嬢(ミナス・ジェライス州出身)当時22歳
missbrasil_mundo

3位のMiss Brasil Beleza International
彼女は昨日紹介したGrazielli Massafera嬢である。 当時22歳
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コリンチャンスは眠らせない

ブラジル中が、半旗を掲げている。

しかし、サッカーはちゃんとやる。

今日(4月6日)のパカエンブー競技場は、
20時30分から、ブラジルカップの
地元サンパウロのコリンチャンスとシアノルチ(パラナ)の
試合が行われた。

コリンチャンスは、ブラジルカップでのリードを保つためには
少なくとも4ゴールの差をつけて勝つ必要がある。

今朝は、早くから
競技場のまわりで、ファンの走らせる車から
大音響のシュプレキコールや応援歌が聞こえてきた。

最初は、何かのデモかと思った。

夕方になって、試合時間が近づくに従い、
また付近はざわざわとし始めた。

昨夜、コリンチャンスのファンは、
シアノルチの宿泊しているホテルの前で朝まで大騒ぎをして、
シアノルチの選手が十分な睡眠をとることが出来ないようにしたそうだ。
シアノルチは、当然警察を呼んだようだが、
そんなことでどうにかなるようなコリンチァーノ(コリンチャンスのファン)ではない。

ブラジルは、半旗を掲げているにもかかわらず、この有様である。

更に、今日は警察が張り切っている。
こういった場所には必ずいるダフ屋と、
近くの道に駐車する車から車を観ているとして、
20-30レアルをとることを商売にしている者達を、
あわせて80名以上検挙している。

試合は予定より4分ほど遅れてスタートしたようだ。
でも、20分経っても、入場できない人の列が出来ていて、
それはそれは、騒がしかった。
列は、すぐ近くまで延びていて、
かけ声を唱和したり、応援歌を歌ったりと
騒ぎ放題。
久しぶりの大騒ぎ。

試合の方は、コリンチャンスが先制点を入れたが、前半30分には
追いつかれた。

前半終了間際の44分に、コリンチャンスは追加点。

後半が始まり7分までに、
いきなりコリンチャンスは2点を上げる。

後半34分に、更に1点。
念願の4点差とした。
これで、勝ち抜けそう。

ロスタイム3分で、終了。
5対1でコリンチャンスの勝ち。
テベス2点。ロジャー2点。

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応援団と一体になったコリンチャンスの勝利でした。

テレビの歓声と、本当の歓声が両方重なって、自宅でも十分盛り上がる。
早く帰って、静かになって欲しい。

今日は試合終了後1時間以上は騒いでいた。

ブラジル・カップって、歴史も短く余りたいしたこと無いはずなのに、
勝てばいいらしい。
リベルタドーレスに出られないチームの救済策ではないのかなあ。

(参加チームのエンブレム)
homepage-clubes

それにしてもテベスの髪型は変だ。
ブラジルに来て、どんどん変になっていく。
だれもちゃんと一言注意してあげないのだろうか。

ところで、先月更迭されたコリンチャンスの前監督チチは、
2006年の終わりまでの契約で、
アスレチコ・ミネイラの監督に就任すると発表された。

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terça-feira, 5 de abril de 2005

ミス・ブラジル その1

ブラジルは、美しいことは好き。
美人も好き。
女性も、美しいことを誇りたい。
だから、女性の美しさを誇るミス・○○○○というコンテストは
とても盛んである。
異議を唱えるような無粋な方はおられないのではないか。

この頂点に立つのは、ミス・ブラジル。

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今年は、4月15日リオ・デ・ジャネイロのリオ・パレスという
最高級ホテルで開催される。

各州のミスが集まりその中から、一人がミス・ブラジルとなる。

グランプリは、Miss. Brasilということで、Miss Universeのブラジル代表となる。
2位は、Miss Brasil Mundoということで、Miss. Worldのブラジル代表となる。
3位は、Miss Brasil Beleza Internationalとして、Miss.International Beauty Pageantのブラジル代表となる。

昨年は、同じ4月15日にサンパウロで行われて、
ミス・リオ・グランヂ・ド・スルが選出された。

そして、、3位に選ばれたミス・パラナの女性が今ブラジルでもっとも注目されている女性の一人である。
Grazielli Massafera(23歳)という。
先日終了した視聴率50%を超えたBig Brother Brasil 5で、
最後まで残った二人のうちの一人である。

一番右が、そのgrazielli Massaferaである。

一番左が、優勝者。 32歳。 バイア州出身。 大学教員でゲイ。 約4000万円の賞金を手にした。
この賞金で、家族の暮らしを楽にしたいと言っていたし、パリでしばらく過ごしたいと言っていた。

左から3番目が日系人である。 サンパウロ州インダイアツーバ出身。
ベスト3で終わったが、賞品で少なくとも1600万円相当を手にした。

もう一人いる女性も、テレビのタレントになる予定。

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Glazielli Massaferaは惜しくも、グランプリは逃したが、その群を抜いた美しさと明るい性格は人気で、
番組を放送をしたGloboの番組の出演者としての契約をするはこびとなっている。

身長173センチ。 体重53キロ。 サイズは上から、83センチ、61センチ、91センチ。
テレビ出演中にだいぶんサイズが変わった気がする。

grazielli02

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生魚には気をつけるようにとの報道

今日(4月5日)の新聞やテレビで報道したこと。

「生魚を食べるのには気をつけるよう」にということだ。

今年になってだけでも、18人が食中毒症状を起こしたということである。
特に、チリから輸入した鮭が原因と見られるケースが多く、
氷点下25度以下で保管すべきものが、
適正ではない温度で管理されたことによって、
サルモネラ菌などが増殖したものが多いといっている。

症状としては、余りひどいものはないといっている。

言うまでもないが、日本食レストランでこういった物で供されるわけだ。

こういった報道が有るくらい、
ブラジル・サンパウロでは日本食が一般的である。
刺身や寿司は、今更超大金持ちだけの特殊な料理ではない。
レストランも、もうピンからキリまで数え切れないほどある。

しかし、これだけ増えてくると管理に問題がある店があるのも
仕方ないことかもしれない。

リベルダーヂなどに有る日本人経営(もしくはその後継者)の店であれば、
管理も行き届いているものがほとんどで、
魚も種類が多く、その日に仕入れたものが多いようだ。

しかし、多店舗展開している店のような所では、
どうしても魚の種類も少なく、そして冷凍魚を使うことになってくる。
また、温度管理も適正ではないこともあるようだ。

今度の報道で、どういう影響が出るのか判らないが、
とたんに消費が減ることにはならないだろう。

10年くらい前だったが、
同様な報道があり、
サンパウロで日本レストランで生魚を供することが、
しばらく禁止されたことがあった。

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ブラジルと、ローマ法王ジョアン・パウロ2世 その5 後継者の候補

引き続き、
ローマ法王ジョアン・パウロ2世の逝去関係の報道が
続いている。
今日は、バチカンで行われている一般の弔問の様子が
延々と映し出されている。

そして、ますます話題にとして取り上げられてきたのが、
次期法王のこと。
ブラジルにも、バチカン・ウォッチャーというのがいたようで、
色々と解説をしてくれる。

その中で有力候補者の一人といわれている、サンパウロ大司教の
クラウヂオ・ウメネス枢機卿についての報道がある。

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ブラジル南部のリオ・グランヂ・ド・スル州の出身で、1934年生まれの70歳。
24歳の時に、司祭への選んだそうだ。

1975年から1996年の間は、サンパウロ南郊のサント・アンドレの司教であった。
この時期は、軍政時代の後期に当たる。
特に1980年代は、開かれた政治になりつつあったこの時期に
多かった金属工組合の工場ストライキを支持している。
この時期には、現在のブラジル大統領ルイス・イナシオ・ダ・シルバも
この労働運動の指導者の一人として活躍していたのは、偶然とはいえ、
何かの運命であったのであろう。

彼は、教会で、労働者が軍政下で不公平な立場におかれていることをしり、
組合がこの運動の会議をすることを認めていた。

1996年に、ブラジル北部フォルタレザの大司教にあったが、
1年と少しで、1998年にはサンパウロ大司教となった。

そして、2001年には枢機卿に任じられた。

彼は、本日夕刻にサンパウロを出発し、
ポルトガル経由で、ローマへ行くそうである。

ところで、週末のブラジルのテレビの視聴率は数%下がったそうである。
特別番組に食傷気味の御仁が多かったということだ。

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リオ・デ・ジャネイロの虐殺30人殺し その2

今日(4月4日)までに、
リオ・デ・ジャネイロの郊外でおきた無差別30人虐殺事件に
関係したと見られている11名の身柄を拘束された。

このうちの数名は、生き残った証人などにより、
顔が確認されている。

また、家宅捜査も行われており、
事件に使われたと見られる盗難車や偽造ナンバープレート、
拳銃などが発見されている。

彼らは、いずれも事件の現場となった地域の警察署に勤務していた
警察官である。

事件は、3月31日の夜おきたもので、
リオ・デ・ジャネイロ市の北郊のノヴァ・イグアス市とケイマード市で起きた。
両市は、サンパウロトリオを結ぶブラジルでも最も重要なドットラ街道に面している。
犯人グループを、この道を使い、無差別に発砲した。
死者には、7名の未成年者(18歳以下)が含まれている。

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警察の発表では、事件の直接の要因はまだ判っていない。
また、この犯人の中には、12月に起きた殺人事件の関係している容疑者
と見られる者も含まれているという

この事件に関して、ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ダ・シルバは、
最短で解決するように司法当局に指示を出した。

また、リオ・デ・ジャネイロ州は事件の犠牲者の家族に、
援助金を出すことを発表した。
この地域の住民の収入相当額で、月額で4千円から1万2千円程度になる。

これだけの事件なのだが、
別の報道に時間をとられているのが事実である。

ちなみに、近年のリオ・デ・ジャネイロ州の警察官による殺人は次の通り;
2004年   983人
2003年 1,195人
2002年   900人
2001年   587人
2000年   441人
1999年   289人
1998年   397人
1997年   300人

職務上の殺人で、射殺もやむを得ないことも多いのだろうが、
近年とくに増加している。

麻薬組織との対決の激化でこのようなことになっているということもあり、
警察官の死亡も昨年、一昨年と50名前後を記録している。

語る言葉もない。

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segunda-feira, 4 de abril de 2005

何があっても、やはりサッカーのブラジル


昨日の日曜日(4月3日)、
イタリアではサッカーの試合は中止されたようだが、
ブラジルでは予定通り行われた。

サンパウロ州選手権も、サンパウロFCの優勝が確定したわけだが、
次期が次期だけに派手なことは行わない、行われないかと思ったら
そんなことはなかった。

昨日の試合は、サンパウロ市から100数十キロほど離れた
モジ・ミリン市で行われた。
熱狂的な中核的なファンは、当然試合会場に行っている。
試合は18時前に終わったので、
そこで一騒ぎして、それからサンパウロに戻ってくると、
21時前後になる。

そして、サンパウロ中心部で大騒ぎをした。
徐々に、パウリスタ大通りに集まり、道路を占拠していった。
最初は規制していた警察も、深夜にはついにはあきらめて、
パウリスタ大通りの一部を通行止めにした。

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いつものことだが、こんなことは日本ではないはずだ。
届け出無しにこんなことは出来ない。
ブラジルでは、ラジオなどが「パウリスタ大通りへ集まろう」などと、
扇動しているのである。

更に、昨日はローマ法王関係の雑誌が並んだ街角の
新聞・雑誌のスタンドには、
「サンパウロFC優勝」の特集号がいくつも並んでいた。

必ずついているのが、チームの集合写真の大ポスター。

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サンパウロの夕刊紙は、夕刊紙といっても
朝には並んでいて、朝刊紙の会社が発行していて、
内容はちょっと庶民向け編集なのであるが、
これも一面には「(サンパウロFC)チャンピオン」の文字が大きくなっている。

”Jornal da Tarde”紙
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"Diario de Sao Pauro"紙
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テレビのニュースでも、ローカルニュースの時間は
このニュースの扱い時間が多かった。

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ブラジルと、ローマ法王ジョアン・パウロ2世 その4 葬儀と、後継者

今日もニュースはほとんどローマ法王ジョアン・パウロ2世の
逝去に関することで占められている。

金曜日に執り行われるということだが、
各国から5名の葬儀への列席が出来るという。
ブラジルからは、
ルイス・イナシオ・ダ・シルバ大統領夫妻と
上院議長、下院議長そして最高裁判所長官が
列席の予定で、木曜日に出発ということ。
前大統領のフェルナンド・エンリケ・カルドーゾと
元大統領で前上院議長のジョゼ・サルネイは、
大統領専用機に同乗させてもらうが、
一般列席者と一緒に葬儀に立ち会うという。
ルラ大統領は、参列のあと、アフリカ4カ国の歴訪の予定。

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葬儀については、新聞で
式次第などが図解入りで詳しく説明されていて、
随分と事情通になってきた。

葬儀の話題とともに、すでに取りざたされているのは
次期法王の選出についてである。

これについても、詳しく説明してあった。
世界中で170数名の枢機卿の中で、80歳以下のものが、
枢機卿中の選挙で選出されるという。
結果が出るまで、枢機卿は部屋に缶詰で
外部の誰ともコンタクトすることは出来ないと言う。
外出はもちろん、電話も、インターネットも何も出来ないと言う。

次期法王に選出されるのは誰なのかと言うことは、
カトリックに関係する世界中で、いろいろな
推測報道がなされているようだ。

何人もの候補者名が上がっているようであるが、
4名いるブラジル人の枢機卿での一人で、
サンパウロのCláudio Hummesクラウヂオ・ウネスという人が、
有力の候補の一人だという報道が、ブラジル外で
なされたそうだ。

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これを受けて、ブラジル人がなれるといいのだがという
希望的なコメントも沢山出ている。

名前の公開されていない一人の枢機卿を除いた
全ての枢機卿の顔と名前が新聞に出ていた。
今までは、イタリア人の人数が多く、歴史的にも
ほぼ独占的に法王を輩出してきた。

ところが、近年イタリアそして西欧の出身の
枢機卿の割合は大きく低下している。
替わって、特に増えているのはアフリカを中心とする
第三世界の出身者。

イタリア、スペイン、フランスと出身者は多いのだが、
米国の出身者も多い。
しかしながら、社会の背景があまりに違い、現在の教義に対して
急進的過ぎるという嫌いがあり選出の可能性は低い。
産児制限、離婚、同性者の結婚、聖職者の結婚など、
ジョアン・パウロ2世はこの点では極めて保守的であった。

カトリック信者が人口の大多数を占める中南米諸国は、
人口から見ると、意外に枢機卿は多くない。
1億7千万人の人口のブラジルで4名。
アルゼンチンでも1名である。
コロンビアからは3名であった。

アジアでは、インドの3名が最も多い。
日本からは2名。
信者の数から見ると多い。
驚いたのは、街のあちこちに教会のある
韓国から誰も出ていないことである。

4月末までに、新法王の選出は終わるだろうということ。

※日本のカトリック中央協議会では、
 ローマ法王ではなく「ローマ教皇」と表記して欲しいとしています。
 マスコミにも依頼をしているが、残念ながらいまだに法王とされていること。
 

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domingo, 3 de abril de 2005

ブラジルと、ローマ法王ジョアン・パウロ2世 その3 一夜明けて

ローマ法王ジョアン・パウロ2世が亡くなって、一夜明けた。

ブラジルのテレビは、特集番組を流しているところもあるが、
基本的には通常の編成とは変わらない。

さて、
通常のサンパウロの新聞の日曜版は、
早版は土曜日の午後には、街に並び始める。

昨日の早版の発行の時間では、まだ
亡くなっていなかった。

昨日は、ブラジル時間の17時過ぎに発表があったわけで、
それ以降に印刷されたものは、当然見出しが違ってくる。

今朝、自宅に宅配されたものは
「ご逝去」という見出しであった。

今日の夕方になって、街に出てみた。
日曜版には2種類あって、昨日のうちに出たものは
やはり売れ残っていた。

サンパウロの一流紙O Estado de Sao Pauloの日曜版遅版の一面。

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驚いたのは、Vejaをはじめとしたいくつかの週刊誌やグラフ誌が
早速特別版の発行をしていたことである。

予定稿は組んであったかもしれないが、
昨夕以降に印刷を初めて、24時間も経たずに、
もう街に並べる手配になっていたとは。

夜のニュースでは、もちろん時間を拡大して、
バチカンそして、世界そしてブラジルの追悼の様子を流している。
サンパウロでも、サンパウロ州知事もサンパウロ市長も
日曜日のミサに参加していた。

ブラジルにもポーランド移民が多い。
その中に、ローマ法王ジョアン・パウロ2世のいとこに当たる人が何人もいた。
ブラジルという国は、本当に世界と繋がっている国だ。

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サンパウロFCは、今日も勝てず。

サッカーのサンパウロ州選手権で、
優勝に王手をかけているサンパウロFCは、
地元モルンビー競技場に、サントスを迎え、
今日(4月3日)16時から、試合を行った。

テレビで、この試合の中継が始まったそのころ、
近所のパカエンブー競技場からも歓声が聞こえてきた。
こちらは、まだ若干の脈があるコリンチャンスとイツアーノの試合。

とりあえず、静かなうちに、
パウリスタ大通りに、散歩に出かけた。

試合の結果は、前半半ばにサントスに退場者が出たにもかかわらず、
サンパウロFCは引き分け。

そして、コリンチャンスも、格下のイツアーノ相手に引き分け。

18時前に、パカエンブ競技場の方からやって来る、
コリンチャンスのファンとすれ違ったが、歩みがとても
重かった。

それでも、サンパウロFCは優勝だが、盛り上げるに欠けることは
いうまでもない。

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バスにへばりつく子供

サンパウロ市内のバス代は、2レアル(80円くらいだ)。
子供は半額だ。

バスを利用する所得層にとっては、決して安い金額とは言えないだろう。

色々な映像で、バスや鉄道にただ乗りするものの映像が流れる。
ブラジルもその中に入っていることもあるが、
サンパウロの映像は無いように思っていた。

サンパウロの市内中心部のセントロの平日の午後。
一台のバスが、バス停を離れようとしたその時、
一人の子供がそのバスに走り寄ってきて、
後部にとりついた。
そして、まるで手足に吸盤でもついているかのように、
器用にそしてしっかりとしがみついて、
そのまま行ってしまった。

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慣れているようだった。

どこまで行くのだろうか。
行き先を誤らなければよいが。

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sábado, 2 de abril de 2005

ブラジルと、ローマ法王ジョアン・パウロ2世 その2

ローマ法王ジョアン・パウロ2世が亡くなった。
謹んで、哀悼の意を表するものである。

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さて、この土曜日。
ブラジルでは、地上波は通常通りのテレビが放送されていた。
ニュースの時間には、もちろんバチカンからの中継が流れていた。
むしろ、ケーブルテレビで見ることが出来る。、
TVE(スペイン)、RAI(イタリア)、TV5(フランス)などの
欧州のカトリック国の放送は、ほぼべったりバチカンからの
中継であった。

英国のBBCや米国のCNNとFOXは、カトリック国の放送では
ないせいかいささか論調が違っている。
サン・ピエトロ広場を、Sanit Peter's Squareと言われても今ひとつ
違和感を感じる。
英語では、そのように発音するのだろうが。

ブラジルにも、ニュース専門局がある。
毎定時には、ニュースを流している。
もちろん、バチカンからの中継映像を多く流していた。

そして、ブラジル時間の17時過ぎ。
バチカン当局からの発表があった。
このときから、このニュース専門局は
「全世界共通のバチカンからの中継映像」に変わった。

バチカンからの中継をほとんどそのまま音声付きで流している。
バチカン当局の一連の発表や儀式を流している。
ときどき、解説を入れたりするだけだ。

地上波では、直ちに番組に変更はなかった。
臨時ニュースもなかったし、テロップが流れるような
こともなかったようだ。

1時間後に、1局だけが追悼番組に変わった。
他の局は、発表があっても通常の番組を続けた。
夕方から夜にかけてのニュース番組を利用し、ちょっと拡大しただけだ。

21時過ぎからニュースを始める局がある。
この局は、あらかじめ特別に編集していたローマ法王
ジョアン・パウロ2世の追悼映像を流した。
ニュースの時間を40分ほど拡大していた。
更に、テレビの画面の左上隅に、
黒い帯を斜めにつけた。
追悼の意味であろう。

その他の局は、このようなことはしていない。

ケーブルでも、カトリック専門放送局は
もちろん特別放送に切り替わった。

しかし、その他の局は変わりない。
「歌舞音曲」も流れている。
自粛もないようだ。

テレビを見ていて判ったことだが、
ローマ法王ジョアン・パウロ2世は、就任以降
3回ブラジルを訪問している。
もちろん、サンパウロも訪問している。
2回訪問したのは、サルバドールだけだそうだ。

サッカー選手のロナウドが、
ローマ法王ジョアン・パウロ2世にあっていたことも判った。

ブラジルは、世界最大のカトリック信者人口を抱える国である。
国民の85%程がカトリック信者という。
しかし、プロテスタントや、その他の新興の宗教も多く、
活動も活発である。
そういった方面では、直接には
ローマ法王ジョアン・パウロ2世の逝去は関係がない。
というわけで、そちらの関係のテレビ局では、
ニュース以上に取り上げることもない。

ケーブル局では、特別の契約が必要なチャネルでは無いチャネルで、
日本では放送出来ない程度の女性の全裸が出てくる深夜だけの番組も、
変わらず流されている。


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イジェノポリス その3 つかの間の会話

ブラジル・サンパウロ市の高級アパート街である
イジェノポリス。
このあたりにあるアパートでは、住民以外にも
色々な人が出入りしている。

アパート自体を管理することが必要なので、
これは住民が会合を持ち、
色々なことを決めていく。

一番大事なことは、アパートの質を保つことと
防犯である。

安全のために、塀を高くし、24時間完全常駐の
ガードマンを雇う。
アパートに入るものについては、一人一人誰何をし、
住民の確認無しに入ることはできない。

郵便配達人も宅配ピザ配達人も、アパート内には入れない。

アパートの質を保つことも大事である。
共用部分の通常のメンテナンスをするためも、ちゃんと雇われた人がいる。
そして、掃除をする人も何人もいる。
室内や屋外もである。
だいたい樹木が茂っているので、落ち葉の処理も毎日大仕事である。
アパートの前の歩道までは、毎日綺麗にする。

そして、各アパートではだいたいどこでも使用人がいる。
かつては住み込みが多かった。
だから、使用人のための部屋が2部屋から3部屋はある。
今は、時代が変わり住み込みは減り、通いが多いようだ。
掃除、洗濯、そして子守、果ては買い物、雇い主や犬の
散歩の付き合い等々。
やるべきことは沢山ある。
だから、こういう使用人が一人ではない人も多い。

買い物に行った使用人が帰ってきた。
カートの中には、指示を受けたものが入っている。
彼女の顔は知られている。
アパートの門を、門番が開けてくれるのを待って、中に入る。
雇い主が、次の仕事を作っているだろう。
門を入ったところで、
アパートの外で掃除をしていた使用人の男が声をかける。

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つかの間の会話。

彼女の仕事は、16時半頃までに終わるはずだ。

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sexta-feira, 1 de abril de 2005

リオ・デ・ジャネイロの虐殺30人殺し

昨夜(4月1日)の21時頃、
リオ・デ・ジャネイロの北部に位置する
ノヴァ・イグアス市あたりで、
虐殺事件が発生した。

リオ・デ・ジャネイロの北部は、
もっとも危険なところであることは言うまでものないだが、
これだけの死者が出ることはない。
30人が亡くなり、2人が怪我という。

毎日のように、麻薬組織同士の抗争が起き、
それに警察が絡んで、夜間は市街戦のような
リオ・デ・ジャネイロでは、毎日死者が出ている。
しかし、一度の同じ犯人によるもので、この人数はない。

今回の事件は、
4人の犯人が、街中を車で通過しながら
歩いている人やバールでくつろいでいる人などを、
誰かと確認することなく、無差別に撃っていたという。

そのために、死者には子供が何人も含まれている。

2カ所でこういうことが行われて、大量に死者が出ており、
その途中でも自転車に乗っている人を撃っている。
全くの無差別なのである。

麻薬組織の抗争でも、こういうことはない。
また、弾を無駄に撃ちまくるような余裕があるものは
ブラジルではあまりいないはずだ。

使われた弾丸を分析すると、警察関係者が使っているものが
含まれているという。

「誰が何のために」

事件はミステリーの様相を呈してきている。

この事件も、日本では報道されないだろう。

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ブラジルと、ローマ法王ジョアン・パウロ2世

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昨夜から、ブラジルの報道はローマ法王ジョアン・パウロ2世の
健康が再び悪化し、危険な状態にあるということを伝えている。

イタリア、バチカンだけではなく、世界中のカトリック国の
様子、そしてブラジル国内の様子を伝えている。

ジョアン・パウロ2世の出身地ポーランドからも、特派員がレポートをしている。

更に、次期法王に、ブラジル人がなる可能性にも言及しているテレビ局もあった。
ブラジルには4名の枢機卿がいるという。

表面的には全く変わらないブラジル。
「歌舞音曲の自粛」ということもない。

だが、教会で、そして自宅で
ローマ法王ジョアン・パウロ2世の回復を祈っている人々はとても多そうだ。

日本では、あまりローマ法王ジョアン・パウロ2世については、
報道されていないようだが、
こういうときに日本の異質性を改めて感じる。

このローマ法王ジョアン・パウロ2世の業績を改めて
考えてみると、歴史に残る法王であることは言うまでもない。

ポーランド出身であり、東欧の革命の精神的な支柱であった。
発言そして行動は時としては、非常に政治的であった。
それは、カトリックという宗教を越えていた。
何度も暗殺の危機をかわしている。
それでも、世界中の必要とされている土地を、
危険を顧みず訪問してきた。

まさしく、戦ってきたローマ法王ジョアン・パウロ2世なのである。

そして、今も戦っているのである。

心から、健康の回復を祈るものである。

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ブラジルは、「いまだに植民地」

ブラジルのルーラ大統領は、演説好き。

今日も遊説先のアララクアラ市のEDSというソフトウェア会社の工場で、演説をぶった。

ブラジルは、植民地であったという歴史を越えていく必要がある。
ブラジルは、今でも植民地で、小さなものいう考えからぬけられない文化に染まっている者がいる。
歴史では、植民地であったとしても、1822年に独立を果たして何世紀もあるのにもかかわらず、
そういう考えを失っていない。

すばらしい人々がいて、このような状況の国で、なにが我々足りないのか。
我々を信じる自分たちである。

19世紀は欧州。20世紀は米国。21世紀は南米のものでなければならない。
我々はこの機会を失ってはならない。

長い長い演説の一部分では、このようなことを言っている。
ブラジル大統領は、こういうことを国民に向かって言わなければならない。
大変だと思う。

ブラジル政府の広報で特に感じることは、
国民に自信をつけさせよう、
国にプライドを持たせようと言うことだ。

悪いことではないと思う。

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現在の政府のマークである。

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サンパウロの海岸 その6

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長い海岸。
海岸に沿ってアパートが建ち並ぶ。

海鳥は自由だ。

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