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terça-feira, 12 de abril de 2005

ブラジルは世界最大のカトリック信者数だが。

ブラジルは世界最大のカトリック信者を抱えている。

ブラジルの人口は一億7千万である。
欧州の主要カトリック国は、イタリア、フランス、スペイン、ポーランド、
ポルトガル、アイルランド、ベルギーなどあるが、
人口はせいぜい5000万程度である。

中南米の国もカトリック国がほとんどであるが、
ブラジルほどの人口を持っていない。

ところで、ブラジルのカトリック比率は、2002年9月の
DATAFOLHAの調査では、70%である。
意外と少ないのである。

実は長期的には、この比率は下がっているのである。
1994年8月には、75%であった。
この期間に、伸張したのはいわゆるペンタコスタ諸派である。

別の調査もある。
これは、IBGEの調査である。
カトリックの信者であると答えた者は、
1991年には83.3%であったのが、
2000年には73.8%になっている。
11.9%の減少である。
替わって増えたのが、エヴァンジェリカ(福音派)で、
9.05%が15.45%で70.7%という急伸長中である。
更に、無宗教という者が4.8%から7.3%に、
52.3%の増加となっている。

カトリックについて、色々と説明をするのは字数が足りないが、
簡単に状況を書いてみる。
(一部に錯誤があるかもしれないが、ご容赦願いたい。
コメントで補足、訂正をお願いしたい。)

世界宗教のカトリックは、欧州と同じやり方で宗勢を保つことは出来ない。
中南米でも、アフリカでも、アジアでも、それぞれの地域の実情に
あわせたやり方をしなければならいというジレンマを抱えている。
ローマ法王の元に中央主権的であるシステムとなっているのだが、
それぞれの地域の教会の独立性をどこまで認めるかというのは、
第2次大戦後の大きな課題となっている。
この解決のために、1960年代に第2次バチカン公会議を開いたりして、
論議をしている。
しかし、布教の最前線の現実はなかなか厳しい。

カトリックは、もともと中南米においては支配層の宗教という性格を
持っていた。
これでは実際に圧倒的な人口の貧困層に、浸透は難しいところもあった。
軍政華やかな1980年代には、中米を中心に「解放の神学」といわれるののが、
一時期広まった。
これは、カトリックなのだが、宗教人の政治参加を認めるという考え方で、
政治と距離を持つべきというローマと対立したものだ。
実際に、この時期にサンヂニスタが政権を把握したニカラグアなどでは、
何人もの司教が大臣になっている。
この「解放の神学」は、その後衰退したのだが、
替わって勢力を伸ばしているが、
「福音派」とか「エバンジェリカ」と呼ばれる一派である。

何故、これらが伸張しているかという一つの要素に、
米国の強い後押しがあることは、よく言われていることだ。

米国のカトリック人口もかなり多く、
ローマにとっては最大の資金源で、
米国人の枢機卿も沢山いるのであるが、
政府の方はこういうことである。

今回の、ローマ法王ジョアン・パウロ2世の葬儀に、
現職大統領と前元大統領が列席したが、
必ずしも米国とバチカンの関係はよくないのである。

ブラジルのあちこちに、
そういった新興の勢力の教会があちこちに出来ている。

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