リオ・デ・ジャネイロの虐殺30人殺し
昨夜(4月1日)の21時頃、
リオ・デ・ジャネイロの北部に位置する
ノヴァ・イグアス市あたりで、
虐殺事件が発生した。
リオ・デ・ジャネイロの北部は、
もっとも危険なところであることは言うまでものないだが、
これだけの死者が出ることはない。
30人が亡くなり、2人が怪我という。
毎日のように、麻薬組織同士の抗争が起き、
それに警察が絡んで、夜間は市街戦のような
リオ・デ・ジャネイロでは、毎日死者が出ている。
しかし、一度の同じ犯人によるもので、この人数はない。
今回の事件は、
4人の犯人が、街中を車で通過しながら
歩いている人やバールでくつろいでいる人などを、
誰かと確認することなく、無差別に撃っていたという。
そのために、死者には子供が何人も含まれている。
2カ所でこういうことが行われて、大量に死者が出ており、
その途中でも自転車に乗っている人を撃っている。
全くの無差別なのである。
麻薬組織の抗争でも、こういうことはない。
また、弾を無駄に撃ちまくるような余裕があるものは
ブラジルではあまりいないはずだ。
使われた弾丸を分析すると、警察関係者が使っているものが
含まれているという。
「誰が何のために」
事件はミステリーの様相を呈してきている。
この事件も、日本では報道されないだろう。
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Comments
こんにちは。
今日昼のニュース(フジテレビ)で見てここにアクセスしました。
ブラジルでは大ニュースになっているんですね。
アメリカやオーストラリアで無差別事件はよく聞く話だが、
ブラジルとは・・・少々ショックですね。
Posted by: まうんとくっく日誌 | sábado, 2 de abril de 2005 00:04
>まうんとくっく日誌様
日本でも報道されたのですね。
実は、ブラジルでは意外と扱いは小さいのです。
何しろ、ローマ法王の報道がやはり一番なのです。
それで、ニュースとしては飛んでしまいました。
他の国と違うのは、ブラジルの場合は悪徳警官が起こしているらしいと言うことです。
麻薬組織などに買収されたようなのが沢山いるようです。
Posted by: Sao Paulo | sábado, 2 de abril de 2005 01:31
はじめまして。
ウルグアイ戦でのトラバありがとうございます。
しかし、ブラジルって所についていかに僕ら日本人が知らないかを痛感する痛ましい事件ですね。以前「シティ・オブ・ゴッド」という映画を観ましたが、ああいう感じが現実なんでしょうか。またブラジル勉強がてらにお邪魔します。
Posted by: mblues | domingo, 3 de abril de 2005 09:46