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sexta-feira, 22 de abril de 2005

国際協力はこのように。

サンパウロの国際空港は、
サンパウロの東25キロの
グァリューリョス市にある。

日本からの直行便は、ここに到着する。

開港は、20年前である。

サンパウロから、空港までは鉄道はない、道路を使うしかない。
早朝深夜であれば30分で市内の入り口に着く。

日本からの直行便でサンパウロに着く場合、
入国して、税関検査が終わって、到着出口に出てくると
だいたい朝の8時半過ぎである。

市内に向かうラッシュのピークは、
このあたりでは終わっているが、
それでも市内に近づくに連れ道は大渋滞である。

市内への道のほぼ全線に渡って、川岸を走る。

この川が、チエテ川といって、
下流はアルゼンチンまで流れラプラタ川となる川である。

この川は、産業排水や生活排水で、とてつもなく汚染されている。
また、サンパウロ付近は、川に上流下流での高低差が少なく、
雨が降ると増水し、すぐにこの道路が冠水するのである。

道路が冠水すると、2時間かかっても空港にはたどり着けない。

この増水は、特に激しい夕立が原因で起きている。
上流の流域が都市化して、地面が水を保てないのである。
もっと大きな原因は、元々サンパウロ付近で蛇行していた川を
1960年代に、直線化したのだが、その時の設計が悪く
十分な川幅をとらず、また浅かったのである。

都市化した今、大規模な河川改修をすることも出来ない。

少なくとも冠水しないような工事をすることになった。
川を浚渫をし、深くするのである。
護岸工事も行う。

この道路は、ブラジルで最も重要な道なのである。

この資金の一部を提供したのが、日本政府である。

そして、この工事は進められている。
工事現場には、日本政府の資金が出ていることを
示す看板がちゃんとでている。

sp20050222E

予定では、この区間の工事は昨年8月に終わるはずであったようだが、
まだ終わっていない。

工事は、最終段階に入っているようだ。
植林も行われた。

この夏。
何度も激しい夕立に襲われたサンパウロであるが、
この区間では、川の増水による冠水は、無かった。

この工事は、有効であったようだ。

こうやってキチンと工事が行われ、そして
日本政府がその一部の資金を提供していることを
示していることを掲示していてくれる。

昨年、小泉首相が視察を行ったのもここである。

少なくはないブラジル人は、この日本政府の援助を
気にとめてくれているはずだ。

これで、両国の長期的な友好に少なくはない影響があれば、
この援助は有効なはずである。

少なくとも、大使館に集団で押しかけて、
破壊行為をするようなことには繋がらないはずだ。
ブラジルも、そういう「暴乱」を公然と後押しするような
どこかのようなレベルの低い国ではない。

日本政府も、真に日本そして世界のためとなる
長期的なビジョンを持って、
「お金」の使い方を考えて欲しいものである。

人事異動で仕事が手につかなくなるような輩は
事務遂行には良いかもしれないが、
ビジョンの策定はもっと違ったシンクタンクのような
専門スタッフが集められた機関が必要なのではないだろうか。

歴史的視点を持った「国益」を考えて欲しい。

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Comments

コメントするのは初めてです。
昨年仕事で訪伯したとき、空港からサンパウロに向かうクルマの中で全く同じ話を聞かされたことを思い出しました。付け加えるなら、仕事の進捗状況を監視するシステムを導入したことが大きいとか。そうしないとさっさと予算だけ消化して工事が止まってしまうと。日本の援助には多くの人が感謝しているとも聞きました。

Posted by: KHOO | sexta-feira, 22 de abril de 2005 at 08:58

こんにちは!
良いですねー。
こんな風に日本のお金が使われるのは。
日系の友人がたくさんいるのに、まだ行ったことはないのですが、いつかは行きたいブラジルです。
大きな農場だと、食べ物が有り余ってて、マンゴーなんかブタ君が食べてるって本当ですか?

ではまた!

Posted by: 鮎川龍人 | sábado, 23 de abril de 2005 at 01:09

>KIHOO様
100%きれいな援助なのかは判りませんが、
どこかの国よりマシだと思います。
お金の使い方が間違っています。
効果の判定を今までしていなかったのでしょうね。
>鮎川龍人様
食べ物は有り余っているわけではありません。貧困層と、富裕層の差があまりに大きいんです。ご自分の目で確かめられることをおすすめします。

Posted by: Sao_Paulo | domingo, 24 de abril de 2005 at 03:26

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