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segunda-feira, 25 de abril de 2005

ブラジル通貨は、強含み。

今の時代、外国為替の動向を全く気にしなくて
生きている人は、多くはないと思う。

このブラジルでは、昔から為替の動向にはとても敏感でなければならない。

ハイパーインフレの時は、毎日通貨の価値がドルに対して下落してゆくわけで、
絶対的な価値を知るために、ドルでいくらになるのか、換算しなくてはならなかった。

それに闇ドルというものがあって、多いときには2倍の差があった。
(ブラジルより凄い5倍の国もあったが。)

ブラジルも、変動相場制になり、かつてのようにはインフレはないが、
為替については、変動は激しい方ではないだろうか。

今は、毎月のドルベースの貿易黒字が、記録を更新中で、
基本的な外貨ポジションは悪くないようである。

2000年に大きな下落をしたブラジル通貨レアルは、
やや持ち直し気味である。

2003年からのドルとの変動をみると、昨年6月より
ブラジル通貨レアルが、ドルに対して上昇していることを示している。

spd20050425k

通貨が強いことは、悪いことではない。
しかし、急激な変動はよくない。
輸出競争力が減り、それにつれて貿易黒字が
減ることもあるからだ。

ブラジルのような農産物や比較的単純な工業製品を
輸出している場合には、類似の製品を生産できる国も多いので、
為替の動向次第では、あっという間に輸出競争力を失いかねないのである。

日本のように、生産財を中心に、日本からしか買えないものがおおいと、
為替にかかわらず、他の国から買うことも出来ないので、
日本の輸出は減ることもないとは状況が違うのである。

ブラジル通貨レアルと、日本円の関係は次のようになっている。

比較的ドルとの動きに似ている。
日本円に対しても強含みである。
現在、1レアルは42円くらいである。

spd20050425j

これで、ブラジル通貨レアルは本当に強いのかというとそうでもない。

ユーロとの関係が、次の通りである。

spd20050425i

米ドルと日本円との動きとはちょっと違う。
最近は、確かに上昇基調である。
しかし、上下に変動はあるが、他の2つと比べると
ほぼユーロに対しては変動幅も小さく比較的安定ともいえるのだ。
ブラジルの輸出先に、ユーロ圏が多いこともその一つなのかもしれない。
貿易決済に、ユーロが使われている場合も多いのだろう。
欧州からの投資も、増加している。
ユーロが流入しているはずだ。

確かに、このところのブラジル通貨は強い。
しかし、ドルが弱いといった方が正しいのかもしれない。
テレビのニュースでは、毎日ドルとの変動を大きく報道している。

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