ブラジルの車 その1 ガソリン車とアルコール車とフレックス車
ブラジルでは、25年以上前からアルコール車が走っている。
当時は、ブラジルは原油が余り取れなかったので、有り余るアルコールを使おうということであった。
これを、プロ・アルコール計画という。
サンパウロ州内陸部のコーヒー畑が、どんどんサトウキビ畑に変わった。
今でも、サンパウロ州の奥の方には、広大なサトウキビ畑が果てなく続いている。
20年くらい前は、アルコール車が新車の90%くらいにまでなった。
これも、政府の政策が影響している。
ガソリン車を買おうとしてもなかなか無かった。
しかし、この10年はガソリン車がまた増えていたが、このところ原油が高騰し、ガソリン価格が上がったことと、メーカーがフレックス車を出したことで、ちょっと状況が変わった。
最近、フレックス車の販売台数が、ガソリン車の販売台数を越えたという報道があった。
間違ってはいないが、20年前は90%のアルコール車だったことも伝えないと、ニュースとしては不十分である。
フレックス車というのは、ある時はガソリン、またあるときはアルコールを燃料と使える車ということである。
でも、現実はフレックスは故障の元で、どちらかの燃料に決めたほうがよいということである。
アルコールは、フィルターを頻繁に替えなければならないし、燃費は悪いし、冬はエンジンがかかりにくいし、複製物の水で排気管が錆びやすいなどという問題も多いのである。
アルコールは、ブラジル政府の価格政策で、ガソリンの約半額に抑えられている。
アルコールの価格政策は、ブラジル政府の国内債務の増加に直結している。
ガソリンがあがると、アルコールもあがる。
また、ブラジルではガソリンにもアルコールが混入されているし、反対にアルコールにガソリンが混入されている。
アルコールは、二酸化炭素を排出しないといっても、その代わりに別な有害物質を排出することも、やはり報道しないと、これも不十分ではないかと思う。
今は、ガソリン車の本田フィットに乗っている。
本田とトヨタは、ブラジルで生産しているが、フレックス車は販売していない。
GM,フォード、フィアット、VWなどのメーカーはこれを売り物にしている。
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