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domingo, 31 de julho de 2005

ブラジル・サンパウロの「中東問題」

ブラジルは移民の国である。
特にサンパウロには、世界の色々な国から移民が来ている。

日本人は、どちらかというと最後の移民集団である。

もちろん旧宗主国ポルトガルや同じイベリア半島のスペインからの移民は多いのだが、そのほかにも欧州で戦乱が起きるたびに、そこからの移民がやってきている。

イタリアやドイツもそうだが、ポーランド、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、ウクライナなどからもやってきている。
サンパウロ州以南の州の各地に、集団地を形成して、今もそれが残っていることろがある。
文化の継承が、今もなされているところがあるようである。

さらに、中東のレバノンやシリアからもやってきている。
当時は、オスマン・トルコ領であったのでトルコ人として登録されたという。
彼らは農業移民というより、都市に住み着き、商業に従事したようである。

そして、欧州からはユダヤ人もやってきている。
とくに、第2次大戦前夜には大量にやってきたようだ。
彼らも農業移民ではなく、都市に住み着いた。

実は、このユダヤ人は拙宅の近くにとても多いのである。
レストランやシナゴーグ、学校等々一通り揃っている。
土曜日には、独特のスタイルをした人たちがシナゴーグに向かうために歩いている。

また、ユダヤ人の宗教的戒律で許可された食品だけを扱っている専門店がある。
ユダヤ食は、「コーシャーKosher」と呼ばれる。

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イスラエルでは、当然のことであるが、コーシャーであることを証明するマークがないと、人々は安心して食することができない。
また、イスラエルよりもユダヤ人の多い米国それもニューヨークではコーシャーのマークの付いて食品は多い。
マークを得るために、製法並びに配合成分そして実際の設備についてまで、とても詳細に調査されるので、マークの付いた製品は安心だとしてユダヤ人ではなくても、このマークが付いた製品を好む人は多い。

コーシャーの規則については、実は色々な解釈があって、はっきりしたものは無いと言ってもよいようである。
どの認証協会のマークを付けているかで、その程度がわかるようである。
イスラエルでも、一番厳格な人たちはわずかしかおらず、2-3割の人は一応気にしている程度という。
テルアビブでは、本当は食べてはならないエビの店が、地中海沿いに並んでいて、満員なのであるから、そうかとも思う。
個人的に、このコーシャーに深く関わったことがあるのである。

ブラジルには、ユダヤ人は10万人程度しかいないといわれている。
だから、ブラジル製のコーシャー食品はあまり多くない。
イスラエルや米国製の食品が多かった。
ちょっと寂しい店であった。

そのほかにも、ユダヤ教の教典などもあった。

そのユダヤ食のすぐ近くには、アラブ食の店もあった。
独特なパンや香辛料などがとても充実している。

spd20050726f

中東好きの自分としては、どちらの店もとても大事な店である。

ブラジルでは、幸いなことに「中東問題」は起きていない。
テロとは、今のところ縁がなさそうである。

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Comments

ブラジルの Halal に関する状況はどうですか?
中東向け輸出は結構多かったと思うのですが、国内向けにはあまり出ないのでしょうかね。

Posted by: KHOO | domingo, 31 de julho de 2005 at 03:09

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