ブラジルで、史上2位の銀行強盗発生 その2
ブラジルの北部セアラ州の州都フォルタレーザ市で、ブラジル中央銀行のセアラ支店の金庫が破られた事件。
盗難金額は、日本円で約75億円という、世界でも史上第2位の金額である。
この事件を伝える、サンパウロの新聞の今朝(8月9日)の第1面は、このとおり。
代表的な一流紙2紙の一面。
フォーリァ・ヂ・サンパウロ紙
トンネルの断面図付きである。
一番上に記事はきている。
一面は、小見出しの固まりといっても良い。
ともに、トップにきているが、大きな扱いは「ブラジリアでの、国政レベルでの政治スキャンダル」である。
5月中旬に始まり、連日新たなスキャンダルが出て来ている状態である。
役者が多すぎて、大河小説のようである。
一流紙は、「気位が高いので」このような事件は小さく扱いがちである。
もちろん、1面以降に事件の詳細をつたえている記事はある。
もうちょっとくだけた夕刊紙である。
真ん中に記事はきている。
写真も大きく、活字も大きな新聞である。
使用される語彙も、上記の一流紙2紙とは、ちょっと違う。
このような新聞であると、このような刑事事件を多く伝えるのであるが、セアラ州という飛行機で4時間以上もかかるところで起きたことであるからか扱いは大きくはない。
地元紙は、地元のことを伝えることに重点を置いている。
一番上は、地元のスポーツクラブについての報道。
左下は、火事で焼けたサンパウロの高級アパートの内部。
右下にあるのは、サッカーのサンパウロFCのキャプテンで、ゴールキーパーのロジェリオ・セニが、市内のショッピングセンターに現れて、ファンに対応をしているところである。
この新聞では、こういう記事が大事なのである。
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