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quinta-feira, 11 de agosto de 2005

ブラジル・サンパウロの「二人連れ」 その2

ブラジルは、世界で一番所得の不平等な国である。

それは、住んでいていすぐわかる。

高級住宅街は、広大で、東京の「田園調布」や「成城」などさえも、お粗末に見えてしまう。
そのような住宅街が、サンパウロのあちこちに広がっている。

そして、その反面、日本では1970年頃に消えてしまった。
スラム街が、また大都市では延々と広がっている。

中間層が一番少ないのでは以下と思ってしまうくらいである。

これは、ポルトガル植民地時代の大土地所有制を基礎にしている歴史的なものなのである。
大土地所有者は、「奴隷」を労働力として使用していた。

ブラジルは、19世紀の後半まで奴隷制があった。
そして、奴隷が解放されたあとも、状況が急に変わるわけではない。

名ばかりの賃金を払い、変わらぬ労働に従事させていたのである。

もちろん、奴隷ではないから、所有者に「生命の与奪権」もないし、移動も自由になった。
しかし、農村地帯でどこにでも行くところがあるわけではないし、働くところがあるわけでもない。

結局の所、大都市に向かうしかないのである。

ブラジルでは、今でも中産階級以上では「お手伝いさん」を使うのは、ごく普通である。
大きな家では、男性も含めて、何人も使用する。
住み込みもある。

中流以上のアパートには、各戸にそういう部屋が最低でも一つはある。
3つくらいあるものもある。

いつもの、サンパウロの最高級アパート街のイジェノポリスである。
女の子が、犬の散歩をしている。
そして、その女の子につきそう「使用人」。

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この「女の子」にとっては、生まれたときから、当たり前の状態である。
そして、おおきくなっても、同様であろう。
いずれ、自分でも雇うときがくる。

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しかし、実はこの状態は危険である。
なぜなら、この「使用人」では、路上で出会う誘拐犯に対抗できそうにない。

誘拐も多いのである。

男性の使用人が付き添うことの方が、多いはずである。

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