« ブラジルの良質の音楽番組"Ensaio" | Main | ブラジルの「トヨタ」 その3 »

sábado, 20 de agosto de 2005

ブラジルの夜のニュース戦争

ブラジルのテレビでも夜は、どの地上はチャンネルでもニュース番組をやっている。
だいたいの放送時間は45分くらいである。

今週から、あらたにSBTという局が19時15分にニュースの枠を移動した。

ブラジル最大のメディアであるGLOBO局は、20時15分から全国ニュース枠を持っている。
その前後は、ブラジル国民が愛して止まない「テレビドラマ」時間である。
このテレビドラマが、それぞれ1時間ほどある。
このドラマ枠のために、サッカーでさえ21時45分などに試合を始めることになっているわけだ。

GLOBOのこの時間のテレビドラマ枠の視聴率は、サンパウロ大都市圏では40-50%である。
だいたい視聴率が他の局より桁違いにGLOBOの中でも、一番高いのである。
そのためにドラマ枠の間のニュースも30%台の視聴率である。

バンデイランチBandeiranteという局は、19時20分から20時15分頃までに全国ニュース枠を持っている。
視聴率は、8-10%位である。(GLOBOのドラマ枠が50%だから健闘しているといえる)
この時間の前には、殺人とか麻薬とかの事件番組枠を持っている。

そのほかの局は、次のようになっている。
RedeTVは21時から50分。
Culturaは21時から40分。
Recordは21時15分から45分。
Gazetaは19時から1時間。
RedeTVは、まだマシなのだが、
これらの局のニュースを見る人はちょっと変わっていると思う。
動画映像が減って、新聞の写真などを使ったりする。
テレビニュースとしては随分と寂しいのである。

バンデイランチBandeiranteは、有料放送でニュース放送専門チャネルを持っている。
CNNのように、繰り返して、放送している
密かに、報道には自信を持っているようだ。

GLOBOももちろん有料放送ではニュースチャネルを持っているが、ニュース以外に討論や解説の時間も多い。

とにかく、ブラジルのテレビではGLOBOが、どのジャンルでも圧倒的に強いのである。
それは人材にも現れていて、各テレビ局にどんどんと人材を輩出しているのである。
視聴者の目に触れるニュースキャスターやスポーツキャスターだけではない。

このSBTの新しい時間のニュースのキャスターも、GLOBOから引き抜かれたのである。

アナ・パウラ・パドロンAna Paula Padrao、39歳。

spd20050819a

知的な美人である。
この春までは、GLOBOの深夜の最終ニュースのキャスターをつとめていた。
GLOBOに18年間勤務したということである。

彼女は、深夜の担当ということが嫌だったようだ。
家族との時間などが取れないということで、異動を願い出ていたようだが、聞いて貰えなかったことが不満だったという。
「突然」GLOBOを退社した

この彼女の番組が、何時の枠にはいるかが、話題となっていた。
古巣のGLOBOの時間に、つまり20時15分からになるのかどうかとかである。

結果としては、バンデイランチの時間に殴り込みを掛けたのであるが、「GLOBOから逃げた」ともいわれている。

一方、バンデイランチは、スタジオを改装したりして、受けて立つ。
この番組のキャスターは、カルロス・ナシメントCarlos Nascimento, 50歳。
GLOBOの昼の全国ニュースのキャスターをやっていた。

spd20050818o

彼は、GLOBOに27年勤務し、2004年1月からバンデイランチにいる。
丁寧で、実直そうな人である。

2人とも、単なるアンカーではなく、この時間のチーフ・エディターでもある。

さて、この週の月曜日、新番組最初の視聴率。
彼女は8%、彼は6%。

|

« ブラジルの良質の音楽番組"Ensaio" | Main | ブラジルの「トヨタ」 その3 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37758/5552416

Listed below are links to weblogs that reference ブラジルの夜のニュース戦争:

« ブラジルの良質の音楽番組"Ensaio" | Main | ブラジルの「トヨタ」 その3 »