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quarta-feira, 21 de setembro de 2005

ブラジルの車 その4 フレックス車

ブラジルには、世界中のメーカーが生産基地を置いているといってもよい状況になっている。

昔から、工場を持っているのはVWフォルクスワーゲンである。
長らく「カブトムシFusca」を生産していた。

ついて、米国のGMやFord、そしてイタリアのFiatが工場を持っていた。
1990年代中期以降にその他のメーカーがどっと進出した。

現在の、生産台数は昨年は年間に2百万台を超えている。

月別でも、20万台を超えている。

spd20050918d

このうち輸出は7万台を前後している。
主な輸出先は、近隣諸国である。
輸出といっても、結局は親会社の生産政策や輸出政策に左右されているわけではあるが、それでも1月8月までの累積輸出台数も、昨年2004年は40万台で、今年は53万台とかなりの増加が見られている。

一方、国内販売も堅調である。
小型車中心ではあるのだが、経済の好調を反映していると言って良いだろう。

乗用車の販売において、ブラジルだけの興味深い事実がある。
それは「フレックス車」の販売の急増である。

フレックス車とは、ガソリンでもアルコールでもどちらでも燃料と使用できる車である。

ブラジルは、1970年代のオイルショックの時の原油急騰に懲りて、国策としてプロアルコール計画というガソリンに変えてアルコールを自動車燃料として使うという計画である。
アルコールは、広大な国土を背景としてサトウキビから抽出生成できる、国産原料である。

補助金をつぎ込んで、ガソリンのほぼ半額で供給した。
(ブラジル連邦政府の財政赤字の一因でもあるのだが。)

このこともあって、1980年代から1990年代初頭にかけては、ブラジルで販売される新車のほとんどがアルコール車になったことがあったくらいである。
その後、原油価格の落ち着きや、原油の自給率の上昇、さらに補助金の減少などによりアルコールのメリットはへり、再びガソリン車の販売が増えていた。

ところが、この1-2年の原油価格の高騰もあるのだろうが、ブラジルの自動車メーカーが同じエンジンでどちらの燃料も使用できるフレックス車というのを開発した。

このフレックス車は、一気に消費者の心をつかみ、今年の5月にはガソリン車の販売を超え、今や7割に達しようという勢いである。
実際に、燃料としてアルコールを使っているかというとそうでもないだろうが、、今後もガソリン価格の上昇が続くならば、いつでもアルコールを使用できる準備をしておこうということであろう。

spd20050918e
※このグラフには欠陥がある。
  フレックス車が伸び、ガソリン専用車が減少しているのはわかる。
  しかし、アルコール専用車の変動がわからない。
  おそらく、ほぼすべてフレックス車に移行しているはずだ。

ちなみに、日本メーカーは本田トヨタがあるがまだフレックス車は発売していない。
客層が燃料費の価格を気にする層ではないことがあるのかもしれない。

ブラジルのガソリンスタンドでは、普通3種類の燃料を販売している。

普通ガソリン(それでも25%アルコールが義務づけられている)
添加ガソリン(ハイオクタン価)
アルコール

spd20050916l

アルコールは、ガソリンは半額に近い価格だが、燃費の問題やメンテナンスの問題で、問題はいろいろとある。
二酸化炭素の排出は減るが、その代わりにでてくる廃棄物の有害性も指摘されている。
よいことばかりではない。

日本では、環境問題の視点で「ビオ・アルコール」への関心が盛り上がっているようだが、ブラジルの消費者は純粋に価格の問題で考えている。

ところで、ブラジルは、ジーゼルに代わりバイオ・ジーゼルについても開発を進めている。
これについても、工場があちこちに建設もしくは建設が計画されている。

spd20050823h

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Comments

こんにちは。
SPのアミーゴの家に泊まった時アミの車が、VWのフォードアだったのですが、
ガソリン車をアルコール車に改造したと言っていました。
エンジンルームに1リットルくらいのガソリンタンクがあり、
「寒い時は、ガソリンでエンジンを始動する。」と言ってました。
「割と簡単そうだなぁ~。日本もこうすれば良いのに・・・。」
と思いましたが、やはり石油メジャーとかの関係で難しいのですかね~。

Posted by: atu | quinta-feira, 22 de setembro de 2005 at 01:21

>atu様
昔の単純な車だったらともかく、今の車だと改造も難しいと思いますけどね。前は自動車修理工場が多かったけど今は正規工場に持っていくような車が増えました。アルコールは、寒いときはエンジンがかからず、チョークを引っ張って(ガソリンを加えて)も、大変でした。
それに、排気管がすぐに錆びるし、キャブレターが詰まるし。。。。
アルコールを世界中で燃料にするほど作れるわけでもないし、ブラジルだから出来たようなことだと思います。(メジャーは関係ないと思いますが。多分。)

Posted by: Sao Paulo | quinta-feira, 22 de setembro de 2005 at 21:33

>SPさん、いつも楽しみにしています。
書き方が悪かった様です。「そんなに簡単に改造出来るの ? ? ? ほんとか ? ? ?」と言った感想です。確かに冬季の朝は始動に大変苦労しましたし、錆びて困るとも聞いた様な気がします。坂の上からの押しがけは車では初めて体験しました(笑 メジャー云々は私の妄想です (笑 そう言えば日本でもアルコールの混入率を上げる為、ブラジルからの輸入増を検討しているそうですね。

Posted by: atu | sexta-feira, 23 de setembro de 2005 at 01:29

>atu様
20年ほど前ですが、FORDの新車を買ったのですが、1年で排気管が落ちました。錆びて。信じられませんでした。また、毎週のように修理屋さんへ持っていきました。キャブレター磨きに。
そのころは新車はアルコール専用車が、ほとんどだったんです。
エンジンルームの中は本当に単純で、街には修理屋さんがびっくりするくらい溢れていました。(今は電装品も多いからでしょう減りました。)
簡単にそして安く修理するんだけど、すぐ壊れる。本当にそんな時代でした。
ところで、atu様のご経験の時代はいつ頃ですか。

Posted by: Sao Paulo | sexta-feira, 23 de setembro de 2005 at 01:55

>Sao Paulo様
ブラジルには2回行きました。初めては02年に帰国する日系アミ夫婦と一緒に、2回目は去年一人で行きました。2回ともアミーゴの家に泊まり、「ソロカバ市」近辺を、うろちょろしました。2回とも休暇の関係で短期だったのですが、「本当に来るとは思わなかった。凄くうれしい。」と、大変歓迎してくれました。また是非行きたいと思っています。

Posted by: atu | sexta-feira, 23 de setembro de 2005 at 02:44

>atu様
ソロカバは手頃な大きさの街ですね。中心部も歩けるほど小さいし。ご存じのようにブラジルでは貧富の差が大きく、サンパウロの中心部や高級住宅街では、新車ばかりのように見えますが、ちょっと離れると古い車が走っています。そのあたりになると今でも修理屋さんがいっぱいあります。まして、サンパウロから離れた田舎では、30年くらい前の車が沢山走っていますね。多分改造しまくった車でしょうね。

Posted by: Sao Paulo | sexta-feira, 23 de setembro de 2005 at 13:37

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