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sexta-feira, 30 de setembro de 2005

ブラジル・サンパウロの「中国人」

ブラジルに、中国人がやってきたのは実は日本人より早かったそうである。

19世紀末には、建設作業員などとしてやってきたという。
米国の大陸横断鉄道に従事したような作業員が、その後永住したようなものに似ている。
しかし、どうもブラジルは住みにくかったようで、大きな足跡を残していない。
米国などに移ったのかもしれない。

20年くらい前のサンパウロでは、中国人といえば台湾系の方が多かったようだ。
台湾系の方だから年配の方は、日本語を流暢に話されていた。
堅実な生き方をされていたのだろう。
そのころから変わらず営業を続けられているホテルが東洋人街リベルダーヂに2軒はある。
万里ホテルと、ホテル・バロン・ルーだ。
でも、絶対的な人数が少ないのか、サンパウロでは大きな存在感はなかった。
もちろん、中華料理店もリベルダーヂや市内各所に美味しいのがあったが、今もそうだが昔も日本レストランの方が軒数が多い。

でも、昔、サンパウロ市から内陸に行くと、経営している人には悪いが、日本食レストランのレベルがもの凄く落ちていたので、地方都市に行くと中華料理店の存在はとても有り難かった。
地方の中小都市に行くと、レストランといっても「シュラスカリア」しかなかったし、それも肉が固く、葉野菜のないものばかりであったからだ。
だから、野菜の多い中華料理がたまには食べたくなるのである。
それに、中華料理は日本食に比べるとかなり廉価である。

ところが、最近は中国人がとても目に付くようになった来た。
韓国人は、もう40年近い歴史を持ち、実業を持って落ち着いてきた様に思える。
しかし、どこの地方の出身者かはわからないが中国人は、まさに今続々とやってきつつあるようだ。

この中国人というのは、良く言われるように、農村に住みつくわけではなく、都市に住みつく傾向がある。
サンパウロでも目に付くのはそういうことだろう。

そして、早速小さな商売を始める。
露店から始まり、そして小さな店を持つのである。
今、ちょうど小さな店を持ってきたところである。

そして、何を取り扱うというと、もちろん中国食材店などもあって、これは大変重宝しているのであるが、一番多いのは「電子・電気機器店」である。

つまり、コンピュータ部品や周辺機器を取り扱っているのである。
サンパウロでは、セントロの問屋街の一つであるフローレンシア・ヂ・アブレウ通り、サンタ・エウフェジェニア通りそして、パウリスタ大通り付近の雑居ビルで、数平米の店を経営している。
ちょうど、秋葉原のガード下にあるような店である。
狭いスペースに、色々なアイテムが並んでいる。
どの店も同じようなものを取り扱っているのだが、徐々に専門化は進んできているようだ。

spd20050828k

これらの店は、いつも人でごった返している。
何しろ価格が、普通の店で買うより2-5割は安いからである。
何となく、怪しいのだがこれだけ安ければ、「試しに」買ってみたくなる。
実は、DVDなどはここで買っている。
一応、一流のブランドのついたバルクものもある。
クレジットカードも使える。
応対は、中国人ではなくても、奥で財布を握っているのは必ず中国人である。

何故、このように安いのかというと、家族経営ということもあるかもしれない。
社会保険などを負担していないからかもしれない。
空きビルを利用したようなところも多く、家賃もとても安いのだろう。

でも、本当に安い理由は、これらの商品が「密輸品」だからだ。
どうも、中国人達はこの「密輸」について、特別な能力を持っているようだ。

ブラジルで過去最高の密輸を行った男として、いつも引き合いにでるのが、ラオ・キン・ションというブラジルに帰化した中国人。
昨年逮捕されたのだが、身柄をブラジリアに連れて行かれて、いまだに釈放されていない。

密輸品には、中国製のものが多く電子・電気機器の他、玩具、スポーツ用品、たばこ、酒類などが多いそうである。
本物もあるが、偽ブランド製品も多いということだ。

これらの密輸品は、海路で、中国や米国でコンテナーに詰められて、サントス港で荷揚げされて、虚偽申告で入ってくるものもあるようだ。
昨日(9月28日)には、サントスで100コンテナ以上のものが税関によって摘発されている。
(輸入者が中国人かどうかは、明らかにされていない。)

また、隣国パラグアイから、陸路で持ち込まれるものも多い。
有名なイグアスの滝のあるところにあるパラグアイサイドの街で物品を買い付けて、バスでどんどん持ってくるのだが、これもよく摘発されている。

パラグアイに行くと、ある程度の金額まで物品は免税扱いされるのだが、それを大幅に超えて持ってくるのである。
正規の免許のない観光バスが、「にわか観光客」を乗せて夜ごとサンパウロから出発している。
ところが、このにわか観光客つまり担ぎ屋には中国人はいないようなのだ。
担ぎ屋のようなことは中国人の趣味に合わないのだろう。

いったん、何らかの手段でサンパウロに着いた密輸品を取り扱う中国人の元締めがいて、そこから一般の中国人へ卸されるようだ。
ブラジルの外、中国はもちろんパラグアイや米国にも中国系のネットワークはあるようだ。

10日ほど前、サンパウロのビルで密輸品や海賊版商品を置いてある倉庫が摘発された。

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そして、中国人が逮捕された。
中には、やはり不法滞在の者もいたという。

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取り調べを受けるこの女性の「微笑み」には、生きていく「逞しさ」を感じる。

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こういったどこに行っても「遵法精神」に欠ける人が多くいる民族を束ねることになる、「中央政府」は大変だと思う。
かの国では「上に政策あれば、下に対策あり」というそうが、正しくブラジルでもそれを地でいっているであろう。
幸いなことに、ブラジルでは死刑制度はない。

日本人は、ここまでして生きていけるだろうか。
生きていけたとしたら、その時には日本社会には戻れないだろうし、日本人ではなくなっていると言われるだろう。

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