ブラジル・サンパウロは、リオ・デ・ジャネイロよりまだマシかも
ブラジル・サンパウロは、本当につまらない街だと思うことがある。
観光のポイントが全くないからだ。
ただただ、ビルがずーっと立ち並んでいるだけだ。
大都市というだけだ。
写真を撮っても、いいポイントが本当にないのである。
その点、リオ・デ・ジャネイロは全く違う。
青い海。
白い砂浜。
そして独特な形をした岩山。
そして、きれいなビキニのお姉さまがた。
まったく、サンパウロとは大違いである。
毎日こんな景色を見ることが出来るカリオカが羨ましい。
だけど、リオ・デ・ジャネイロには住めないなあと思うことがある。
それは、「警察と、麻薬組織間との抗争」の激しさをテレビで見るからである。
80歳の年金生活の老婆が、ビデオで麻薬取引のシーンを自宅から撮り、その映像を警察に提供した。
これをもとに警察が、また摘発をして20名以上を逮捕した。
その後も、この映像をもとしにた検挙活動が続いているわけだが、この2-3日前には組織が激しく抵抗し、市街戦のようになった。
場所は、リオ・デ・ジャネイロのボタフォゴというところで、海岸に近いところではなく、老婆がビデオを撮ったところの山の反対側になるところである。
老婆がビデオを撮った貧民窟と、そこは山の鞍部でつながっている。
重武装の警察と、組織の間で激しい銃撃戦があり、住民は家に帰ることが出来なくなっていた。
彼らの家は、警察の銃撃の標的となっているところにあるのだ。
警察は下に陣取り、上に向けて銃を発射する。
日中になると、ひとまず静かになる。
リオ・デ・ジャネイロでは、いつも貧民窟は崖にある。
一般の家とも、時には高級アパートとも隣り合っている。
高層アパートでも窓の向こうは、同じ目線で貧民窟ということがある。
だから、流れ弾がいくらでも入ってくる。
そういうところに生活するのであれば、サンパウロの方がまだいいかなと思う。
サンパウロは、高級住宅街と貧民窟が隣り合うところは少ない。
起伏も少ないので、流れ弾が上まで飛び交うことはないからだ。
その前に、サンパウロではここまでの市街戦のような激しい抗争もない。
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