ブラジル・サンパウロで日系人一家5人が殺される
ブラジル・サンパウロ市に住む日系人一家7人のうち5人が殺されるというおぞましい事件が発生した。
生き残ったのは、生後11ヶ月の乳児とその父親29歳だけである。
今日(9月11日)10時に、火事が起きたという、その家の隣人からの知らせを消防署が受けた。
サンパウロ市の東部 ヴィラ・ノヴァ・クルサ区ガツラモス通り37番rua Gaturamos 37, na Vila Nova Curuçá
にあるその家の消化のために、消防士が駐車場に入ったところで、エリカ・アケミ・ミヤモ(31歳)が頭に銃弾を受けて死んでいるのを発見した。
血に染まったその傍らに、11ヶ月の乳児がまだ生きていた。
その父親も、また生きて発見された。
彼は家の台所に続く戸口の近くの庭にいた。
頭に殴られたあとがあった。
腕も縛られていた。
警察は、生き残ったものの名前を明らかにしていないように要請している。
彼は、病院に運ばれた。
彼の証言によると、昨日土曜日の20時頃に2人の武器を持った男が侵入した。
容疑者は、彼が着いたときに、家族に接近しようとしていた。
生存者とその兄弟のニルトン・ヨネクラ26歳Nílton Yonekuraは、この土曜日に、働きに行っていた日本から戻ってきたばかりであった。
警察は、強盗は彼らが現金を持っていたことを知っていたと疑っている。
強盗の間、簡単に兄弟の米ドルを奪ったからである。
約5千ドルを奪ったあと、2人の強盗は日曜日の朝まで居座り続けた。
全ての家族は、朝まで苦しんだ。
次に発見されたのは、台所で発見された、ニルトンだ。
猿ぐつわを咬まされ、手足を縛られた上に、撃たれていた。
消火したあとに、消防士が見つけたのは、生存者とニルトンの両親のタダシ・ヨネクラTadashi Yonekura Futaba Yonekuraとフタバ・ヨネクラそして、兄弟の妹のファッチマ・サユリ・ヨネクラ31歳Fátima Sayuri Yonekuraの3人の遺体である。
警察によると、強盗が日曜日の朝に立ち去る前に、火事はかれらによって引き起こされたものである。
3人には、焼けたあとがあった。
事件は67番署67º DP (Jardim Robru)に記録された。
この虐殺は、殺人および個人保護局DHPP (Departamento de Homicídios e Proteção à Pessoa).
で捜査されることになる。
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悲惨な事件である。
出稼ぎから戻った日系人が、お金を持っているということは、みんな知っている。
このようにすぐ強盗がやってくるのである。
ブラジルでは、誰にも何も言ってはいけない。
すぐに、そういう人たちに伝わるからだ。
ひっそりと目立たずに暮らすことが、普通の人の生活を守る生き方である。
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Comments
日本でも速報で報道されています
ブラジル銀行で働いていた頃
帰国直前の日系人の方がよく相談に訪れていました
なかには説得を聞き入れずに多額の現金を引き出して持って帰る人も...
Posted by: itoken | segunda-feira, 12 de setembro de 2005 21:33
>itokin様
結局は、運なんでしょうけどね。
この家族にとっては、最悪でした。
Posted by: Sao Paulo | quarta-feira, 14 de setembro de 2005 12:44
深刻なお話のところ申し訳ありません。
違うトラバを一件送ってしまいました。ごめんなさい。申し訳ないのですが削除してください。
素に戻って
だから一軒家は恐いんだって・・・
Posted by: 非国際人 | quinta-feira, 15 de setembro de 2005 00:22
>非国際人様
一軒家に住んでいます。
Posted by: Sao Paulo | quinta-feira, 15 de setembro de 2005 01:30