ブラジルで史上第2位の銀行強盗発生 その10 3人指名手配
ブラジルの東北部セアラ州の州都フォルタレーザ市にあるブラジル中央銀行の支店の金庫から、日本円にして70億円以上が、地下に掘ったトンネルを通して、盗まれた事件が発生して、1ヶ月以上が過ぎた。
事件は、銀行が閉まる金曜日の夜から月曜の朝までに起きた。
月曜日の朝、金を開けたときに発覚したわけである。
事件後、ミナスジェライス州で車のトレーラーを運転していた男が逮捕されて、そのトレーラーに積んでいた車の中から多額の現金が見つかっている。
この男は、運送会社のオーナーであった。
また、この男に車を売った車の販売店のオーナー兄弟も逮捕されている。
今のところ、この3人は犯人の一味と見られている。
その後、捜査の進展についての報道はなかったのだが、今週の初めに多少報道があった。
事件発生後、フォルタレーザ市からサンパウロ市への定期便で不審なグループがいたという報道があった。
これを裏付けるもので、日曜日に3名の男が、タクシー3台で空港に向かい、大量のカバンを持っていたという。
タクシーの運転手もこのことを証言した。
空港でのチェックインの様子が、カメラに映し出されていた。
このことから、3名の男が指名手配された。
もちろん、現在も行方不明である。
今までに発見されたお金の総額は、盗まれたお金の3%にしか過ぎない。
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Comments
不正に使い込んだ金をごまかすための自作自演という説も流れているようですね。
真相やいかに。
本当に盗まれたとしても、自作自演だったとしても
スケールのでかい話ですね。
Posted by: nori | sábado, 24 de setembro de 2005 08:33
>Nori様
その自作自演説はありそうですね。
内部の関係者がいないと出来ないことも多かったようですから、きっとそうかもしれません。
Posted by: Sao Paulo | sábado, 24 de setembro de 2005 18:49