ブラジルで史上第2位の銀行強盗発生 その13 犯人が誘拐される
今年2005年8月に、ブラジル東北部のセアラ州の州都フォルタレーザのブラジル中央銀行の支店の金庫から、164百万レアル(約80億円相当)が地下トンネルを経由して盗まれた事件で進展があった。
①支店の金庫の情報を流していた男が逮捕されている。
この銀行のガードマンだった男で、金庫などに自由に入れる立場にあったということで、金庫の内部の様子を伝えた。
逮捕時に、現金などを押収した。
※実は逮捕されて2週間くらいなるのだが、このところサッカーなど色々とあって掲載がとても遅れてしまった。
②犯人が、誘拐されている。
警察によって、すでに身元を割り出されている犯人の1人が、誘拐されていることが、今日(10月18日)発表された。
この男フェルナンドといい、この事件を起こすために必要な資金を出したという男である。
家を借り、材料を揃えたりする資金を出したわけである。
この男は、サンパウロにいたらしいのだが、11日前に、サンパウロ市西部で、警官の服を着た男4名に車を止められて誘拐された。
この男の家族が、要求された身代金を、サンパウロ西部のハッポーゾ・タバレス高速道路Rodovia Raposo Tavaresのガソリンスタンドで渡したのだが、それから9日経っても解放されていないという。
家族が、警察にこの誘拐を連絡し、銀行強盗事件に関与していたことも認めざるを得なくなったという。
警察は、誘拐事件としても捜査をするとしているし、もちろん銀行強盗事件についても、更に捜査を進めるという。
今日の24時20分頃に最終ニュースで伝えられた。
そのガソリンスタンド前からの中継映像である。
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「銀行強盗事件」が起きて、早くも2ヶ月経つが、色々な展開になってきてとても面白い。
ブラジルという国は、なかなか最後までうまく行かない国なのだと思う。
計画のどこかに「抜け」があるのだろう。
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