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quarta-feira, 19 de outubro de 2005

ブラジルは10月23日に国民投票 その6 キャンペーンには熱が入る

ブラジルは、10月23日に国民投票を行う

ブラジルで、銃器の販売を禁止するべきか」というのが、国民への問いかけである。

国民投票では、この設問に「はい」もしくは「いいえ」で答えることになる。

「はい」は、禁止するべきということであり、「いいえ」は禁止するべきではないということになる。

投票までの両派の運動期間は、今週だけである。


テレビのキャンペーンは木曜日までである。

ここに来て、このテレビを使ってのキャンペーンも白熱してきて、内容がどんどん変わっている。

「Nao=禁止すべきではない」派は、先日の世論調査結果を受けて、キャンペーン前は「Sin=禁止すべき」派の方が多かったのに、今や「Nao」はが多いと言っていた。

spd20051015e
spd20051015f

最初の調査と、先日発表された調査とは、調査機関が違うので当てにはならないはずである。

それに、先日の調査機関は「キャンペーンの前と後では考えが変わった人」がほとんどいないという結果も発表したのにである。

spd20051015g

都合の良いことばかり言っているキャンペーンである。

②カトリック

ここに来て、カトリックの「CNBB=ブラジル司教国家評議会」という司教の団体が、「Sin=禁止」ということを明確に打ち出した。

カトリック信者が、人口の7割近くを占めるとはいえ、現実的に「この方針」がどれだけの影響をもつのか気になるところである。


両派の基本的な主張はこうである。

「Sin=禁止すべき」
 銃があるから、人が死ぬ。
 殺人だけではなく、自殺も事故も減る。
 だから、新たな販売はするべきではない。
 「理想論が強いのが特徴」

「Nao=禁止すべきではない」
 ブラジルには、銃はすでに沢山ある。
 禁止しても、今ある銃は無くならない。
 それに、犯罪者は登録外でも持っているし、禁止しても持つだろう。
 ブラジルで禁止しても、周辺諸国では禁止していないので、いくらでも国境から入ってくる。
 密輸でも入ってくる。
 警察が守ってくれるといっても、それは不可能だ。

 人間は自分を守る権利を持っている。
 販売を禁止して、その守る権利を奪うことはおかしい。

 「現実をふまえた論理の展開」である。

 「Nao=禁止すべきではない」派の人でも、自分は持っていないし、これからも持つ気はないけど、「守る権利」を奪うのはよくないという言い方をする人もいる。

 両派の言い分は、それぞれにもっともである。

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Comments

どうも、こんばんは。
私はロータリーのインテルカンビスタで、サンパウロに留学中です。以前私のブログのアブリル・ラヴィーンのコンサートの記事に書き込みをしていただきましてありがとうございます。あの後よくここを、のぞかせてもらっています。
サンパウロについて10週くらいで、その「都合のいいキャンペーンCM」も家で見ていました。へぇ、そうなんだ、と素直に納得していたので調査期間が違うとかびっくりです;
やっぱり日本で育ったものにとって、この投票はすごく興味深いです。学校でもこの議題で何度かディスカッションがありましたが、なんか結局みんな興奮して全員が大声で同時に喋りだす騒ぎになって、よくわからずじまいでした。いつもここで勉強させてもらってます。ありがとうございますw

それではいつも楽しみにしているので、更新がんばってください!

Posted by: スージー | sexta-feira, 21 de outubro de 2005 18:41

>スージー様
ロータリー・クラブということで、あなたもホームステイ先も、かなりの富裕層ということは、容易に理解できます。
ともかくも、それもブラジルですから、色々と感じ取られていかれることをお薦めします。
ブラジル人は、日本人と違って、富裕層の人たちでもとにかく必死で生きているという感じがしませんか。

Posted by: Sao Paulo | domingo, 23 de outubro de 2005 23:32

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