ブラジルの犯罪と、「携帯電話」の効用
ブラジルでは、容疑者が捕まると、所持品まで、ニュース映像に映し出される。
ピストル。
弾丸。
麻薬。
車。 (往々にして盗難車もしくは、偽造ナンバー)
身分証明書。(往々にして偽物が多い)
小切手。
現金。
そして、携帯電話。
携帯電話も、クローン電話といって、チップを偽造したようなものを持っていることが多い。
少なくとも犯罪をグループで犯す者達には、携帯電話は車やピストルなどと同様に必需品のようになっている。
だから、携帯電話については、「何台発見した」とまで言っている。
先日、サンパウロ市の南部のカッポン・レドンドという地区で、マリファナを売りさばいていたグループが捕まった。
このグループの1人が使っていた携帯電話が、カメラ付きの携帯電話であった。
自分たちの写真を撮りまくっていたのだが、その中に犯罪の動かぬ証拠となるシーンが沢山あった。
仲間と麻薬を取り扱っているシーン。
麻薬の固まりを抱いているシーン。
麻薬を吸引しているシーン。
担当刑事は、「みんながこういう写真を残してくれれば、捜査は楽だ」と言っていた。
携帯電話に画像がある者は、続々と警察に召還されているようだ。
The comments to this entry are closed.
Comments