ブラジルで、サッカーファンの抗争続発
ブラジル・サンパウロ州で、サッカー・ファン同士の抗争が続いている。
10月16日と17日で、3名が亡くなった。
①
昨日(10月16日)、サンパウロ市のモルンビー競技場で、ともに地元のパルメイラス対コリンチャンスの試合が16時から行われた。
試合開始3時間前に、この試合に向かう両チームのファンが、モルンビー競技場から遙かに25キロも離れたサンパウロ市東部の地下鉄タツアペ駅でぶつかった。
この激突により、多数のけが人が出た。
そして、1人のパルメイラスのファンが銃で腹部を撃たれて亡くなっている。
54人が逮捕された。
この衝突は起きるべくして起きたものと見られている。
インターネットのサイドで、「集合」を指示するものがあったという。
さらに、「武器」を車で持ってきて、配っていたという。
押収された武器の一部である。
手製の爆弾まである。
もちろん、この事件は両チームのファン組織の「ガヴィオンエス・ダ・フィエウ」と「マンシャ・ヴェルヂ」の間で起きたものであり、ファン組織のあり方についてまたもや議論が起きている。
更に、本日今週水曜日に行われるポンチ・プレッタ対サンパウロFCのチケットが発売されている、ポンチ・プレッタの本拠地カンピーナス市で、チケットを買いに来たポンチ・プレッタのファンが競技場の脇を歩いているときに、サンパウロのファン数人に襲われて、死亡している。
7人が逮捕された。
武器である。
③
更に、昨日のパルメイラス対コリンチャンスの試合のあとに、競技場から6キロ離れたサンパウロ市のカンポ・グランヂの路上で、たまたま出会った両チームのファンのグループ喧嘩が始まった。
そこにやってきたバイクに乗った2人組から、コリンチャンスのファンが撃たれて死亡している。
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Comments
トラックバックとコメント、ありがとうございます。
TVの画像かな?かなりショッキングでした。
今Jリーグでもサポーターのあり方は少しずつ問題になっています。
「集団」という心理が問題なんだろうなぁと思います。 女性も子供も
安全でサッカーを応援できる環境。が一番いいと思っているのですが、
なかなか色々な問題がありそうですね。
特にブラジルは歴史があるだけに、色々な点で難しそうです。
Posted by: 風子 | terça-feira, 18 de outubro de 2005 23:14
>風子様
ほとんどの人は、普通のファンなんですけどね。
一部に熱狂的な人がいて、地元通しというこういう大試合の時は燃えるみたいですね。
Posted by: Sao Paulo | quinta-feira, 20 de outubro de 2005 23:58