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terça-feira, 11 de outubro de 2005

ブラジルで「口蹄疫」発生

ブラジルの中西部のマット・グロッソ・ド・スル州の最南部に位置する、牧場で「口蹄疫」が発生した。
10月10日、当局により確認された。

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感染が明らかになったのは、この牧場にいる500頭余りの牛のうちの百数十頭である。

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畜産関係者や現地の衛生当局は、直ちに家畜の処分を開始している。

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半径25キロを閉鎖している。

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また、周辺の州はマットグロッソ・ド・スル州からの家畜の受け入れを禁止した。

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さらに、ブラジルからの牛肉等の輸入国は、次々にブラジルからの輸入を停止することを発表している。
最大手のロシアはあらゆる畜肉の輸入を発表した。
EUも、周辺州の牛肉の輸入の停止を発表。
南米諸国も、禁止を発表している。

ブラジルは、世界一の牛肉輸出国である。

この「口蹄疫」の発生は、ブラジルの輸出をしばらく停止させる。

経済へも、波及は避けられない。

要監視である。

※口蹄疫は、偶蹄類の動物にとっては致命的な疫病である。
 発生国は、直ちにOIE(国際獣疫事務局)に報告をする義務がある。
 世界の多くの国は、汚染国である。
 清浄国の方が少ない。
 日本は100年近く発生していなかったが、数年前に宮崎県で発生した。
 感染力が極めて強く、感染が確認された家畜以外にも疑われる家畜は直ちに処分され、
 また付近の家畜の移動は禁止される。
 人間は感染はしないが、媒介となる可能性があるので、発生地区からの移動に際しては、消毒がされるのが通常である。
 ブラジル政府はこの数年撲滅に力を入れている。
 ブラジル南部は清浄化しつつあるが、その他はワクチン接種清浄化地区であったり、もしくは汚染地区である。
 ブラジルのような大陸国は、隣国からの野生動物の移動などもあり、清浄国化はなかなか難しいものがある。
 感染拡大の遅れが、大きな被害を起こす例として、10年ほど前の台湾の豚の感染がある。
 台湾も数十年間発生していなかったこともあり、当局の対応の遅れや畜産農家の隠匿などにより全島に拡大し、結局数百万頭の豚の処分を余儀なくされ、その後も完全に沈静化していない。
 台湾の豚は、日本向け市場向けに肥育されたものが多く、日本の市場を大きく混乱させた。

 日本での発生時には、日本からの牛肉の輸入は禁止され、「松坂牛」などを使っていた東南アジアなどの高級日本レストランは仕入れが出来なくなった。
 日本の場合は、約半年で、清浄国に復帰が認められた。
 その後に、日本では「狂牛病」が発生したので、日本の「畜産製品」については、輸入制限を設けている国が多い。
 「狂牛病」に関して、徹底した「行政対応」が出来ていないところが日本の問題である。

 韓国でも、近年五月雨的に発生している。

 長年発生していなかった東アジア諸国(日本・台湾・韓国)での発生には、中国が発生源として疑われている。
 人や物の移動が、感染を引き起こしているという。
 日本の場合は、中国から輸入された飼料用の稲藁が感染源として疑われた。 
 韓国では、中国からの黄砂までが感染源と疑われた。
 中国は、例によって「人民の管理」は出来ない国であるし、「国家秘密」ということで正確な報道も禁止され処罰対象となる国であることは、「SARS」の例で明らかである。
 
 ちなみに、豪州やNZのような畜産大国は、国の生存にも関わることとして、感染防止には非常に努力をしている。
 入国時に、乗客がいる機内が消毒されるのは、その一つの例である。
 

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