ブラジルの「サブリナ・サトウ」 その11 元気に登場
ブラジルの日系人タレントとして、大人気のサブリナ・サトウSabrina Sato。
レギュラーで出演しているrede TV局のPanico na TVという番組では彼女のコーナーを持っている。
毎週、色々なことにチャレンジさせられるのであるが、9月22日に撮影中の事故により怪我をして、入院してしまった。
9月25日(日曜日)の生放送には出演できず、「ダチョウから落ちて」怪我をするところが映し出された。
そして、その放送から1週間経った10月2日の生放送も、サブリナ・サトウの姿はなかった。
その代わりに、日系人の女性2人が出演していたが、やはりサブリナ・サトウほど華がない。
番組の中で、サブリナ・サトウに何度か電話をかけて、声を聞かせていた。
そのうちに、サブリナ・サトウが「今からそっちに行く」と言い出した。
司会者をはじめとする番組レギュラー陣は、「ちゃんと療養していろ」「来ては駄目」なんて言っていた。
番組は、通常通り馬鹿なコーナーを次々と披露していた。
下院議員を罷免されたロベルト・ジェファーソン本人にインタビューしたり、
サンパウロFCの練習場を訪れてインタビューをしようとして断られたり、
いつもながらの「よくやるわ」というネタの連発だった。
そして、2時間にもわたる番組も最後にさしかかった頃に、
サブリナ・サトウがやってきた。
それも救急車に乗ってである。
サンパウロの西郊BarueriにあるRede TVのスタジオのすぐ外に救急車が止まり、後部のドアを開けると、ストレッチャーに横たわるサブリナ・サトウがいた。
その救急車からそのまま降ろし、ストレッチャーを立てて、車いすのようにした。
そして付き添いの人が押して、スタジオまで入ってきた。
あとは、泣いたり、わらったり。
いつもの「泣かせるのが好きな」そして、「感動好きの」ブラジルの番組のつくりである。
とにかくブラジルは、こういった基本が「馬鹿番組」でも、泣かせるコーナーを作りたがる。
そうするととても視聴率がよいらしい。
だいたい、「サブリナ・サトウ」がこういった形で出演することは予想がついていた。
サブリナ・サトウの登場については、もう少し後にするはずであったが、諸般の事情により早めた。
今週のPanico na TVは、また一段と各コーナーの馬鹿加減に捻りがきいてパワーがあったので、追って紹介する。
サブリナ・サトウについては、何もこのブログが独占しているわけではないが、いちおう約1年間紹介している。
「馬鹿番組」つまりお笑い番組というのは、その元ネタが理解できていないと面白くないわけである。
それは日本のバラエティーでも同じことである。
段々と理解できてきているのが、やや喜ばしい。
サブリナ・サトウについて、彼女が昨年12月のブラジル・プレイボーイ誌の表紙を飾った時の、その掲載写真をサイトで見ることが出来ることを紹介しておく。
今までは、紹介していなかったのだが、気が変わった。
奇特な人がいることに感謝。
このプレイボーイ誌は、購入しようかどうか考えているうちに、売り切れてしまった。
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