ブラジルで一番の馬鹿番組 その4
ブラジルで一番の馬鹿番組は、rede TV局のPanico na TVという番組である。
「サブリナ・サトウ」がレギュラーで出演している番組である。
毎週日曜日の18時頃から2時間の生放送である。
この番組は、「お笑い番組」である。
この番組は、政治の風刺も結構やる。
政治ネタは、ちゃんと真面目なニュースを見て理解していないと、「どこが風刺」なのかよくわからないところが難しい。
この番組が、やはりブラジルで最低の番組であることを示すデータが出て来た。
調査をしたのは、「低俗なものに資金を出すものは、公民権への挑戦である」という組織。
連邦下院議院の人権委員会に関係している組織という。
こういう結果を発表して、程度の低いものに資金を出させないようにするのが目的であるという。
6月4日から11月10日までのクレームを集計したものだという。
クレームの数がダントツに1位である。
全クレームの58.5%を占めて、2位の番組の9倍ものクレームを得ている。
理由は、程度の低い卑語、俗語の使用。
ばかげた、程度の低い人間の出演。
動物に対する残酷さ。
全くもっともなクレームの理由である。
動物に対する残酷さというのは、「一連の風船」の最初にネズミを飛ばしたことに対するクレームだそうである。
2位の番組は、連邦公共省の命令で放送中止になった同じrede TV!局のTarde Quenteという番組である。
理由は、17時からという放送時間が適切ではない。
ばかげた、程度の低い人間の出演。
3位は、GLOBO局のコメディー。
理由は、性的シーンと犯罪。
7月13日の放送で、「ブラジリアには、売春婦と泥棒しかいない」と、中央政治のスキャンダルを風刺して言ったのが、ブラジリアの視聴者の気に障ったようで、クレームの半分はブラジリアからだった。
4位は、同じくGLOBO局のテレビドラマ。
理由は、不適切な放送時間。性的シーン。
5位は、SBT局のショー番組。
理由は、不適切な放送時間(夕方)。
panico na TVは、今までもこのランキングの常連で、この2年間のトータルでは21%のクレームのシェアがあった。
しかし、今までは1位になったことはなかった。
Comments
Casseta e Planeta は日本でも観てますよ
第3位ですか~残念...
もっと低俗な内容目指して欲しいです
Posted by: itoken | quinta-feira, 24 de novembro de 2005 13:15
>itoken様
panico na TVのダントツぶりには、「放送中止」になりそうな恐れを感じました。
なにしろCsseta e Planetaの30倍ですから。
Posted by: Sao Paulo | domingo, 27 de novembro de 2005 17:41