ブラジル・サンパウロの地下鉄 その4 トンネル貫通式
ブラジル・サンパウロには、現在4路線の地下鉄が走っている。
更に、1路線の新線も建設中である。
サンパウロのパウリスタ大通りの地下を走る「緑線」は、まだ開通して10年ほどにしかならず、駅も8駅しかない短い路線である。
現在東の方へ向かって、延伸工事が行われている。
来年までに2駅先に伸びるという事である。
サンパウロの地下鉄工事はほとんどの区間がシールド工法で行われていて、オープンカットの工事があまり行われていないので、本当に工事が進んでいるのかどうかわかりにくい。
日本の地下鉄の工事で一般に見られるように、道路に鉄板が敷き詰められたり、埋め戻し工事などがないからである。
サンパウロは高原に位置していて、日本のほとんどの大都市のように砂地の沖積平野に位置しているわけではないので、つまり地盤が固いのでシールド工法で行けるのだろう。
先日、建設中の2つの駅の間のトンネルが開通したというニュースがあった。
両方からトンネルを掘り進め、数十センチの壁を残すだけになっている。
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それを、人間が最後掘って壁を壊して、向こう側の人間と握手を交わしている。
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そして、シャンパンを開けて掛け合ったりして、みんなで拍手をして祝っていた。
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ところで、トンネルの中には女性がいなかった。
ブラジルでも、トンネル工事現場には女性はタブーなのだろうか。
カトリック以外にもかなり色々な習俗がまざっているブラジルでも、そんなことはないはずだ。
(日本だって、今はそういう事は言わなくなってきたはずだが。)
このコーナーの現場キャスターは女性だったのだが、なぜか地上からしかレポートしていなかった。
ブラジルは、労働法で女性保護的な細かい規則があって、危険なところでは女性が働いてはいけないことになっていた。
今は、問題ないが、たとえば、ガソリンポストでは女性は働いてはならなかった。
(パウリスタ大通りとパンプローナ通りの交差点に今もあるガソリンポストが女性を採用した時には、給油の車の列ができたのは事実である。)
トンネルは、今でも禁止なのだろうか。
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Comments
日本でもまだ女性の坑内労働は禁止みたいですね。
小泉内閣メールマガジンで夏頃、小泉総理がそのことについて触れてました。
なんでも、女性の労働が禁止されているのを知らなかったとかで、
「スペースシャトルの船長に女性がなる時代になんと時代遅れな」
とのコメントつきで法改正を検討しているという話だったと思います。
ブラジルも、まだ禁止なんでしょうかね?!
Posted by: nori | terça-feira, 1 de novembro de 2005 19:21
>nori様
日本では、まだ禁止されている職場ですか。
でも、見学とか、レポーターはもう良いんですよね。
「山の神は女性で、女性が入ると怒る」ので遠慮願いますなどとは、今時はおおっぴらには言いませんよね。
女性が、そういった現場にはいると事故が起きるということで、女性の立ち入りを遠慮願うという工事現場の不文律が、日本にはありますからね。
ブラジルのレポーターが、どうして中に入らなかったのか、なんとなく気になったわけです。
Posted by: Sao Paulo | terça-feira, 1 de novembro de 2005 21:23