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quarta-feira, 2 de novembro de 2005

ブラジル・サンパウロの「ハロウィン」

ブラジルは、言うまでもなく世界最大のカトリック信者を抱える国である。

信者の比率が減ってきたとはいえ、人口の7割近くはカトリックである

だから、カトリックの行事が休日になる事が多い。
そのほかの終了の行事については、ニュースで伝えられる事はあるが休日になる事はない。

色々な国からやって来た多民族国家であるので、その民族の宗教の行事がそれぞれにあるのである。

それらの諸民族の宗教がカトリックの信者を奪っているというよりも、同じキリスト教系ではあるが米国系のものが多い福音派などの浸透が今は大きい。
あちこちにこれらの教会が出来ている。
まずし人たちの心をつかんで、活動も熱心なようだ。

だいたいブラジルには、宗教でもなければ、本当にどうにかなってしまいそうなくらい貧しくそして悲惨な生活を送っている人が多い。
次から次に宗教を乗り換えていったりする人も多いし、一応一つ決まったものはあるのだが、他の宗教の話を聞く事になんのためらいのない人も多い。

ところで、「ハロウィン」なのだが、確実に言える事は、10年くらい前まではサンパウロには無かった行事である。
いつもまにか、この時期になるとおもちゃ屋などに「ハロウィン」グッズが並んでいる。

ほとんどが、「宗教を禁じている」中国からの輸入品だろう。
サンパウロの「ハロウィン」は、全くの商業主義から来ていると思う。

ごく一部の富裕層とせいぜい中間層だけが、こういったグッズを購入していると思う。

どうしてこういった習慣が最近始まったか考えて見ると、「玩具」の輸入が解禁されて、関税が低くなっている事もある。
だが大きな要因としては、中間層以上がきわめて教育に熱心なったことがある。
ブラジルの学校はだいたい午前中で授業が終わる。
富裕層や多くの中間層が行く私立の学校も同様である。

それで、以前は午後は子供はぶらぶらしていたのであるが、今は午後に別の学校に行くようになってきている。
母親が働いていたかまってあげられないとか、これからの時代は補習をしていかないと良い学校に行く事が出来ないとか、厳しい時代になっているからである。
そういった学校では、英語も教える。
英語を教えるという事は、米国の習慣も教えるという事であり、この時期に「ハロウィン・パーティー」を学校で催すのである。

ブラジルでは、子供が仮装して、その辺をうろついていては危険だ。
子供といえども、その仮装に危険を感じた家では、「撃ち殺されるかもしれない」。
ブラジルでは子供といえども怖いのがいるので、しゃれにならない話である。

とにかく、そうやって「ハロウィン」なるものが浸透していったと思う。

拙宅の近くパカエンブーにあるそういった学校の一つの"Red Baloon"では、今日(11月2日)でもまだ飾り立てている。

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この学校は、金持ち大学FAAPの道路を隔てた向かい側にあるのだが、両方の登下校の時間になると、両側にそれぞれの子弟のお迎えの車が列をなして、大渋滞になるところである。

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そして、店でもまだ「ハローウィン・グッズ」を売っている。

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