ブラジルの海賊版事情
ブラジルは、海賊版のCDやDVDそしてコンピューター・ソフトやゲームがあふれている。
CDは7割くらいがコピーといわれている。
そのことをよく示す実話がある。
ブラジルで2ヶ月くらい前に封切られた映画で「フランシスコの2人の息子2 Filhos de Francisco」というような題名の映画がある。
セルタネージャの大歌手のゼゼ・ヂ・カマルゴとルシアーノZezé Di Camargo e Lucianoの兄弟の話である。
涙涙の大感動映画で、大ヒットした映画である。
アカデミー賞にノミネートされるという「ブラジルでの」噂もある。
ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シウヴァも、専用機に備え付けられているDVDでこの映画を鑑賞して、感動したと感想を漏らした。
10月に、モスクワに行ったときの機中での事である。
ところが、SONY PICTURESではまだDVDを発売していないのである。
店頭に並ぶのは、12月7日である。
SONY PICTURESによれば、おそらくもう50万枚は海賊版として販売されただろうという事である。
「大統領がDVDを見たと言う事は聞きましたが、我々からCOPYを送ったという事はありません。 彼は知らなかったに違いありません。 それが海賊版だったということを。」
発売の記者会見でソニーのジェネラルマネージャーWilson Cabral Bragaはこういった。
そういえば、サッカー・ブラジル代表も9月の合宿時に見たはずだが。
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Comments
私も聞きました、アカデミー賞のうわさ・・・
否定するのもなんだから、黙っていましたが(笑)
映画とか見に行くと、始まる前に必ず「海賊行為は犯罪です!」という広報が入るんですよね~。でも封切り作品を定価で買うと、法外に高すぎるんじゃないですか。これじゃカメローが商売するのを止められませんよね。
Posted by: 非国際人 | quinta-feira, 10 de novembro de 2005 11:45
>非国際人様
ブラジルの映画は、ちょっと泥臭いですよね。
なんですかね。
カメローもなくなりませんね。
毎日警察が取り締まっても、すぐに戻ってきますね。
売れているのでしょうかね。
しゃんとした商店主達はどう思っているのでしょうね。
なんですかね。
これから、年末までみんな大変ですね。
よいナタウを迎えたいからですね。
Posted by: Sao Paulo | quinta-feira, 10 de novembro de 2005 20:15