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domingo, 20 de novembro de 2005

ブラジルの「黒人覚醒の日」

11月20日は、ブラジルの「黒人覚醒の日」である。

おそらく、パウリスタ大通りでは今年もパレードが行われるだろう。

ブラジルにやってきた黒人は、もちろんその大半が「奴隷」として連れてこられた。
ポルトガル領のアフリカや、ギニヤ湾岸地域から連れてこられたものが多かったという。

ブラジルの奴隷解放は、世界でキューバに次いで遅い。
1886年の事である。
米国よりも遅い。
この奴隷解放は、結果的に帝政を転覆させ、共和制を取らせる事になった。

この奴隷解放時に、ルイ・バルボーザという人物は、奴隷輸入に関する記録を全て廃棄させた。
だから、その時点で黒人は完全に自分のルーツがわからなくなった。

ブラジルは、混血の国である。
だから、完全に黒人の血統100%とというのは、そういないように見える。

ブラジルでは、自分が白人なのか、黒人なのか、それとも混血なのかは、自己申告である。
植民地時代から500年。
自分の肌の色で判断するしか方法はない。

19世紀後半以降の欧州移民や日本移民は、まだ代が浅いから、自分のルーツについてはっきり言える人もいるが、たいていの人はわからないかもしくは関心がない。

そういった状況で、「黒人覚醒の日」を前に、黒人に関する調査結果が発表された。
spd20051119e

spd20051119f

spd20051119g

spd20051119h

奴隷解放から、120年。
いまだに、黒人は白人より全てに置いて、不利な状況に置かれている事が、如実に示されている。
これでも、格差は確実に縮まっているのだというのであるが。

あと何世代必要なのであろうか。

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問題はあるに違いないが、それを認識し、ちゃんと努力をしている、ブラジルのことを、世界にも珍しい単一の言語」を話す「単一の民族」が住む「「単一の文化」を持つ国に住んでいる人には、理解できるはずもないことであろう。

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