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sábado, 26 de novembro de 2005

ブラジル・サンパウロの「英字新聞」

ブラジルの公用語は、ポルトガル語である。
幸いなことに、このただ一つの公用語は、ブラジルのどこへ行っても、通用する。
(アマゾンの奥地のインヂオ部落では、もちろん無理だろう。)

公用語が一つの国というのは、世界でもそう多くはないようだが、ブラジルがそうであることには感謝をしたい。

ブラジルは移民の国である。
といっても、宗主国のポルトガル以外の移民が大挙してやって来るようになったのは、1888年以降の奴隷解放以降である。
それまでにやってきたのは、ポルトガル人やカトリック教徒(何しろブラジルは神様がカトリックに与えてくださった土地なので異教徒は入ることができないし、原住民は教化されなくてはならなかった。)

奴隷制の禁止ということで、大農場での労働力が不足したことなどもあり、欧州や中東からの移民が当時の戦火を避けてブラジルにもやってきたわけである。
しかし、程なくブラジルの劣悪な受け入れ状況が欧州に知れて、ブラジルを辞めて北米方面に移民をするようになった。
そこで、日本からの移民を受け入れるようになったという。

日系人は、早くも4-5世という世代になってきており、混血化も進んでいることから、日本語の会話も読み書きも出来ないし、片言も出来ないものが普通である。
その他の移民集団でも、歴史が古いものは同様であろう。

現在のブラジルは、すでに集団移民どころか単純労働の移民を受け入れていない。

ブラジルは、ポルトガル語が公用語であるので、同じロマンス語族のスペイン語やイタリア語とは文法も単語も共通する分が多い。
こういった国からの移民が多かったのも、理解できることであるし、文化的にも近いので同化も早かったであろう。

ほかにも、レバノン・シリアからのアラブ人やドイツ人、ハンガリー人、ポーランド人そしてユダヤ人などが多くやってきていた。

だが、英語圏からの大規模な移民はやって来ていないようだ。

今、サンパウロの新聞・雑誌の販売スタンドの中でもパウリスタ大通りにあるようなハイレベルな人が集まるところにあるものは、ブラジル各地で発行されている新聞が空輸されてきて地元の新聞と一緒に並んでいる。
さらに、アルゼンチンやチリで発行されている新聞も同様に空輸されてきている。

そのほかに、イタリアの新聞をサンパウロで印刷したものが販売されている。
また、ドイツ語新聞も並んでいる。

日本語で発行されている「サンパウロ新聞」と「ニッケイ新聞」は、パウリスタ大通りの新聞・雑誌売り場にははんばいされてはいない。
東洋人街のリベルダーヂや、そのほかの日系人が多く住んでいるような地区では、見かけることがある。
10年ほど前は、一時期のことだが日本経済新聞をパウリスタ大通りで取り扱っているところがあったが、今はもう無い。
日本の企業の撤退で、駐在員の絶対人数が減ったことと、自分のお金で新聞くらい買おうかという覇気のない駐在員が増えたこともあるだろう。
日本からの出張者が、気楽に一人で歩くにも土地勘がないと、パウリスタ大通りといえども、10年前はまだやや不気味であった。
今は、その出張者も減ったのだろうか。

フランス語新聞は、見たことがない。

そして、英語新聞であるが、20年前にはあった。
日刊であったように思うのだが、名称も思い出せない。
薄っぺらで、内容も乏しかった。
8ページくらいしかなかったように思う。

いまは、Herald Tribuneがサンパウロで印刷されていて、それが並んでいるが、この新聞の性格上ブラジルの記事が多く掲載されることはない。

そして、探しに探してみると英語紙がもう1紙あった。
"Sunday News"というのだが、隔週刊のようだ。
1990年に創刊されていて、サンパウロで印刷されている。
記事によっては、ポルトガル語である。
全8ページで、2レアル(約110円)である。
spd20051126a

試しに一部購入してみたが、つまらない新聞であった。
英語圏からの観光客をターゲットにしている様でもあるし、そうでもない。
普通の記事はない。

ホームページは、sundaytour@ig.com.br

考えてみたら、ブラジルでは英語はまず通じない。
日本並みだ。
最も一部の上流階層などでは通用するし、サンパウロでもパウリスタ大通り付近やブリガデイロ・ファリア・リマ大通りそして、ベリーニ地区のように外資系企業が多いところでは、英語で会話をしている人を見かける。

日本を除く外資企業は現地化が進んでおり、企業のトップなどを除くと駐在員はそれほど多くない。
またその駐在員も、サンパウロの治安が悪いことから、かなりのインセンティブを約束されてサンパウロにやって来ており、厳重警戒のアパートに住んでいることが多く、そういう地区のレストランにでも行かないとなかなか見かけることがない。

英語でしかコミュニケートできない外国人がどれほどいるのかも知らない。
今は、インターネットがあるのでブラジルに関して英語の情報に、速報性には若干欠けるのだろうが、アクセスすることも可能である。

しかし、ブラジルでも教育熱が高まってきており、中流以上の家庭では、子弟を英語圏の大学に短中期で留学させることも増えてきているので、状況はどんどん変わってきている。

ちなみに、サンパウロの米国領事館は、とても交通の便の悪いところにある。
出来るだけ来て欲しくないようだ。

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