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segunda-feira, 31 de outubro de 2005

ブラジルの「刑事裁判」

ブラジルには、犯罪が多い。
そして、それらの犯罪の容疑者も逮捕されて、刑事裁判によって、裁きを受けるわけである。

あまりに犯罪人が多いので、拘置所は満員以上になっていて、ときどき反乱が起き、そして逃亡するものがいる。
さらに、日本では、絶対に釈放されないようなケースでも、拘束されずに、裁判を受けるものも多い。

変なところに人権意識が高かったりする。

裁判を受けると、刑務所にはいるのだが、また今度刑務所が定員をオーバーしていて、頻繁に反乱や暴動が起きる。
暴動や反乱で、刑務官や収監者が殺されたりする。
さらに、脱走も多い。

刑期中でも、家族と週末に「時」を過ごす事が出来たり、実際に自宅に帰る事が出来たりと、優しいところもある。
また、刑期もかなり短縮されて出所も早いようである。

ところで、そういった刑事裁判については、あまりテレヴィでは報道されていない。
事件が起きる方が多すぎて、その報道だけでニュースの時間はとられてしまっている。
裁判の時には、人々の事件の記憶は薄れている。

でも、この半年くらいリオ・デ・ジャネイロのファヴェーラで「1人の人が殺された」事件の犯人6人の裁判が、詳細に報道された。

何故報道されたのかというと、被害者がブラジル最大のメディアのGLOBOのテレビ記者だったからである。

「麻薬取引」や「売春」を追っていて、行方不明になっていた。
そして、別の件で逮捕されていた犯人が、殺害を認めて、遺体が焼かれて埋められていたのが発見された。

ブラジルのかつての首都リオ・デ・ジャネイロの裁判所は、内装も威厳がある。

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裁判官が壇上の真ん中にいる。
裁判官の衣装も、何か時代がかって、お芝居みたいである。

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そして、裁判官の右側に座っているのが検事である。

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この事件の担当検事は、2人いてどちらも女性である。

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検事が前に出て来て、罪状を熱く語っている。
この服装もちょっと暑苦しそうだ。

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裁判官から見て右手には、「陪審員」がいるのだろうか。

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左手には、「被告席」がある。

弁護士もいて、弁護をしているが、「検事」の方が迫力があった。

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裁判官と被告席の間には、不測の事態が起きないように、武装した警察が数人いた。

刑を言い渡すときには、裁判官の正面に「被告」が立って、刑の言い渡しを受ける。

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この裁判は、被告人を4つのグル-プに分けていた。
一つの裁判は昼前から始まって、深夜の日付が変わる頃まで続いていた。
それぞれ最後に、刑期を言い渡していた。

2日間にわたったときもあった。

だいたい20年以上の刑期であった。
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いつも、どこの裁判所でもどんな刑事事件でも、このようなスタイルの裁判をしているのかどうかはわからない。

他の裁判の映像では、もっと普通の服装であったようだ。

ブラジルでは、軍政時期以来今でもジャーナリストが事件に巻き込まれることが多いようである。
それだけに、いつ事件に巻き込まれる関わらない報道の現場にいる人たちは、この事件を大きく報道したかったのに違いない。


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