ブラジル・サンパウロで日系人一家5人が殺される その7 一つの結末
ブラジル・サンパウロ市の東部サン・ミグェル・パウリスタで日系人一家7人のうちの5人が、強盗に殺された事件。
事件が起きたのは、9月11日だからもうすぐ2ヶ月になる。
最初の1週間は、全国ニュースでも報道されるほどであったが、その後は特に報道がなかった。
2人といわれる犯人のうちの1人はすぐに身柄を拘束されていたのだが、もう1人の男は逃亡していた。
その逃亡していた男は、セルソ・アレンカー・ドス・サントス33歳で、殺人、強盗、武器の所持の罪で入所していたサンパウロ郊外のフランシスコ・ロッシャ刑務所Franco da Rochaから逃亡していた男である。
そのセルソ・アレンカー・ドス・サンソスが、今日10月31日午後にサンパウロ南部のシャカラ・カンチーニョ・ド・セウChacara Cantinho do Céuで警察との銃撃戦で重傷を負い、サンパウロ南部のグラジャウGrajaúにある緊急病院に運ばれたが、治療の甲斐無く死亡したという事が夜の全国ニュースで伝えられた。
彼が盗んでいったという5000米ドルは見つかっていないということだ。
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こういう結末になったわけだが、何とも釈然としない。
生きて逮捕されても、ブラジルには死刑はない。
懲役刑になっても、意外と早く出所する事もあるブラジル。
死んで終わりになりそうで、なんだかすっきりしない。
事件のあった家の光景が心に残っているせいだろうか。
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