ブラジルで史上第2位の銀行強盗発生 その16 金庫強盗の犯人グループの容疑者の妻の誘拐犯
ブラジルの東北部セアラ州の州都フォルタレーザの中央銀行の支店で、史上第2位の銀行強盗が起きてもう3ヶ月以上が過ぎた。
銀行強盗に、銀行の金庫の内部情報を漏らした元警備員デウジマール・ネヴェス・ケイロスDeusimar Neves Queirozが逮捕されていた。
その元警備員の妻マルリMarliが、フォルタレーザ市の内陸部で、先週の金曜日に誘拐されて、日曜日に解放されたという。
誘拐犯人グループは、この元警備員夫婦が隠していた、銀行強盗の分け前を奪った。
警察はこの妻マルリを誘拐した犯人を割り出した。
警察Polícia Civilは、セアラ州フォルタレーザ市の中央銀行支店の元警備員デウジマール・ネヴェス・ケイロスDeusimar Neves Queirozの妻マルリ・ロドリゲス・クンニャMarli Rodrigues Cunhaの誘拐に加わった6人を割り出した。
彼らのうち少なくとも2人は、元警備員デウジマール・ネヴェス・ケイロスの甥である。
その甥の1人は警察の情報部によると、銀行強盗の主犯と見なされている通称アレマンAlemãoという本名ジュシヴァン・アルヴェス・ドス・サントスJussivan Alves dos Santosと関係があるという。
マルリは日曜日に拘束されて、警察によると彼女は嘘ばかり言っているという。
何度も矛盾に陥り、誘拐犯を知っている事を否定しているという。
「彼女は、そこにいた誘拐犯を知っているから、誘拐犯に対する証拠と集める事に協力する事が出来るに違いない」と警察の刑事フランシスコ・クルゾーストモFrancisco Crisóstomoは言っている。
連邦警察によると、犯人グループは今内紛を起こしており、彼女は犯人グループの行方や8月に中央銀行支店から盗まれた1億64百万レアルを取り戻すために役に立つ情報を持っているという。
マルリは、2人の息子とともに誘拐され、隠していたお金を取られたあとに解放された。
彼女は、警察にお金があった事を知っていた事を否定した。
しかし、誘拐犯人は情報を持っていたと申し立てた。
しかし、この話は他の証人によって否定された。
証人は、彼女が甥の1人にその場所へ連れて行くように頼んだと言ったのである。
従兄弟の1人の訴えで逮捕されたあと、元警備員デウシマール・ネヴェス・ケイロスは24万レアルしか受け取っていないという嘘を付いていた。
この金で、彼は家とオートバイと借金の金利の支払いをしていた。
サンパウロでは、今日1人の警官が逮捕された。
中央銀行の強盗事件の犯人の1人で先月誘拐され殺されたフェルナンヂーニョ(本名ルイス・フェルナンド・リベイロ)Luis Fernando Ribeiroの件に関わっているという嫌疑である。
いままでに、3人が逮捕されているが、2名が警察で、1人は元の公証人である。
-------------------------
ますます面白い展開である。
小説化も、映画化も出来そうだ。
でも、これは事実である。
The comments to this entry are closed.
Comments