サッカー・ブラジル選手権 優勝の取り消し
12月4日に、コリンチャンスの優勝で幕を閉じた、2005年のサッカー・ブラジル選手権。
今年は、審判の不正疑惑で、その審判が主審を務めた11試合の結果が最高スポーツ裁判所で取り消されて、再試合になった。
この再試合が行われなければ、このブラジル選手権でのブラジル・サッカー協会CBFの公式結果では第2位のインテルナシオナウが勝ち点1点差で優勝になっていたはずという。
このインテルナシオナウのファンが、11月20日のコリンチャンスとの試合の判定に異議を唱えて、無効試合にしたCBFの決定の取り消しを求めて、地元リオ・グランヂ・ド・スルで訴えていた。
最終節の第42節の前々日の金曜日に、この裁判所がインテルナシオナウの訴えを認める決定を出していた。
しかし、CBFはこの裁判所の決定を無視して、CBFの決定が正しいとして、コリンチャンスの優勝を認めている。
今日(12月6日)に、リオ・グランヂ・ド・スル州の民事裁判所のムニラ・アンナMunira Hanna(女性)判事は、CBFの本部に裁判所の決定を文書にして送達した。
この文書で、彼女はCBFが裁判所の決定に従うように申しつけている。
従わない場合は、4百万レアル(2億円)を支払うようになる、そしてCBFの会長が逮捕される。
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通常、スポーツのことは、スポーツ裁判所で全て解決される。
このように、普通の裁判所へ訴えを出したインテルナシオナウの行動は異例である。
インテルナシオナウは、最終節の第42節で、クリーバでコリチーバと対戦し、負けた。
だが、グラウンドでは「優勝」だと、インテルナシオナウのファンとともに喜んでいる。
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インテルナシオナウは、公式には第2位なので、リベルタドーレス杯南米選手権2006の出場資格を持っている。
しかし、リベルタドーレス杯南米選手権2006を主催する南米サッカー連盟は、サッカーの問題を普通の裁判所へ訴えるようなインテルナシオナウは、リベルタドーレス杯南米選手権2006に出場させないと言ってる。
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