ブラジルの密輸王の妻の逮捕 その2 一網打尽
ブラジルのテレビのニュースで、いつも「ブラジル最大の密輸王」という称号で呼ばれるのがラオ・キン・ションLaw Kin Chongという男である。
中国から帰化したブラジル人である。
昨年2004年の6月に逮捕されて、今も拘留中である。
そのラオ・キン・ションの妻ミリアン・ラオが、夫の逮捕後事業を引き継いで、指揮していたのだが、12月16日土曜日の朝に逮捕されている。
この逮捕から、4日後の12月20日には、更にこの密輸組織に関係したものが8人逮捕された。
「密輸王とその妻」の部下である中国人も逮捕されたのだが、
他に、会計士や通関会社の人間も逮捕された。
さらに、「密輸王とその妻」の一番上の息子も、家業に携わっているとして指名手配された。
(12月22日になって連邦警察に出頭し、逮捕された。 24日には釈放されている。)
------------------------
どうも警察や税務当局は、中国系の密輸組織をかなり追いつめたようだ。
この組織は、直接にはサンパウロの歴史的中心部のセントロの北部の3月25日通りを中心とする商業地区に、少なくとも何カ所も販売拠点を持っていた。
「ショッピング25」というものなどであり、これらも摘発されて一旦は閉鎖になっていた。
------------------------
だが、ショッピング25は、12月23日には、一部の店を除いて、店が再開していた。
もちろん、前と同じようには販売されているわけではない。
しかし、偽ブランド品はあったし、おそらく密輸と思われる品物もあった。
何とも逞しい中国人達である。
The comments to this entry are closed.
Comments