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quarta-feira, 7 de dezembro de 2005

ブラジル・サンパウロの「店舗の閉鎖」

ブラジル・サンパウロの目抜き通りパウリスタ大通りに「Stand Center」という名前の何十軒もの小さな店が入ったビルがある。
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一つの店の広さは、一坪二坪くらいである。
そういう店なので「スタンド」と名付けたのだろう。

売っているものは、ほとんどがコンピューター部品やデジタルカメラなどの電子機器、それにブランド品、そしてDVDやコンピューターソフトであった。
秋葉原にありそうな店である。

ここが、先週の金曜日に11時頃のちょうど開店する時刻に、警察や税務署によって急襲された。
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警察と税務署職員は、この作戦のために朝7時に集まって、レクチャーを受けている。
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そして、大人数で一気に押し寄せた。

容疑は、脱税に、知的所有権の侵害である。
脱税は、関税に、商品取引税(消費税のようなもの)、それに所得税である。

これらの店のほとんどは、中国人もしくは韓国人が経営者である。
アジア各国から、商品をまとめ、色々な方法で密輸し、関税をごまかす。
密輸の元締めがそれらの商品を、更に末端のこういう店に卸すのだが、その時に必要とされる伝票が全くないので、商品取引税も所得税もちゃんと申告してこないことは明白である。
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さらに、ブランド品には密輸品やコピー品がいっぱい。
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ソフトやDVDは、コーピーに決まっている。 海賊版だ
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このような店ばかりなので、いつも人がいっぱいでごった返していた。
何しろ安いのである。
サンパウロの一等地で、こんなことをしていたのである。
いままで、摘発されなかったのが不思議なくらいである。

取り締まりの最中は、誰も外に出すことはなかった。
商品が、山のように押収されて、運ばれていった。

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そして、日曜日に見に行ってきた。

ほとんど店がしまっていたが、なぜかまだ開いている店もあった。
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密輸とは関係ないような、ブラジル産の服のブチックやアクセサリーショップであった。

閉まった店には、警察や税務署の大きく貼り紙がしてあった。
店によっては、何枚も貼り紙がある店もあった。
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そして、入り口にはまだ警察も税務署も張りついていた。
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商品の搬出を厳しくチェックしていた。

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この「Stand Center」は、昨日火曜日(12月6日)になって、全てが閉鎖になった。
なんでも、電気設備などが基準を満たしていないからということである。
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実は、この「Stand Center」を利用してはいなかった。
というのは、ここよりもっと近いところに同様の「Promo Center」というのがあるからだ。
パウリスタ大通りとアウグスタ大通りの交差点を100メートルほどセントロよりに下ったところである。

パウリスタ大通りに面していなかっただけに、家賃が更に安かったのか、商品の価格も更に安かった。

歩いていけるところなので、ここが、閉鎖にならないことを祈るばかりである。
価格はすこし上がったような気もする。

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最近、密輸取り締まりや海賊版摘発に警察はとても力を入れている。
こういうことを生業としている中国人達や韓国人達は大変であろう。

摘発もよいのだが、関税を下げて、これらの製品が国際的に適正な価格になればよいのだが、今はあまりに高い。
だから、密輸が蔓延るのである。

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Comments

おおおーこのニュースは知りませんでした。
Stand Centerは昔は良く利用しておりましたが、ついに強制排除されましたか。
小型の電化製品とか、うちにも結構あります。普通に電気屋で買うと高いし、すぐ壊れるし。その点、中国製とか韓国製とかは、安くて壊れなかったのに・・
確かにどう考えても違法でしたが、ちょっと残念です。中国人だから袖の下までエコノミザしたんだろうか?

Posted by: 非国際人 | quinta-feira, 8 de dezembro de 2005 at 07:59

スタンドセンター、とうとういっちゃったんですか。インプレソーラのチンタをよく買っていました。

そうそう、モエマはショッピングセンターの向かい側の一部地域だけ、日本人学校バスが運行していましたよ。
パウリスタ周辺と比べると駐在員は少ないと思います。

Posted by: lucky | quinta-feira, 8 de dezembro de 2005 at 09:41

はじめまして。サンパウロに駐在妻として住んでます。
インクカートリッジを買おうと8日の木曜日行ったら閉まっていたので、泣く泣くfnacで買ったんです。
閉鎖とは思いませんでした,中は電気がついていたし。
fnacでも、黒インクは日本のヨドバシより少し安かったのでまあ助かりましたが、カラーインクはだいぶ高かったのでスタンドセンターで探そうと思っていたんです。
インクを詰め替えるという商売がありますが、プリンターによくなさそうで・・・
ほんとに関税下げてほしいですね。
正規品が日本と同じぐらいの価格なら買いますって。
そうでなくてもレアル高のせいで何でも高く感じるし。

Posted by: mayajin | segunda-feira, 12 de dezembro de 2005 at 08:33

>非国際人様
とりあえず、この店がしまっても実害はないのですが、近所の店は生き延びて欲しいものです。それにしても、中国人の生き様には「感心するばかり」。 こういう人たちと戦争は出来ません。

Posted by: Sao Paulo | terça-feira, 13 de dezembro de 2005 at 00:41

>lucky様
インクの詰め替え屋は、当初は閉鎖になっていませんでした。
一応違法ではないかでしょう。
でも、建物そのものが閉鎖になったので、駄目ですね。
まあ、詰め替え屋はそこかしこにあるし。
モエマにはなかったのでしょうか。

Posted by: Sao Paulo | terça-feira, 13 de dezembro de 2005 at 00:44

>mayajin様
インクの詰め替え屋は、あちこちにあるでしょう。
finacでは、店の格が違いすぎて。。。。高くても仕方ないでしょう。
給料は、ドル建てレアル払いですか。
まあ、為替はいいときもあれば悪いときもあります。
少なくとも、ブラジル水準ではとんでもない金額のはずですから、エンジョイしてください。

Posted by: Sao Paulo | terça-feira, 13 de dezembro de 2005 at 00:57

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