ブラジル・サンパウロの「悪女」
ブラジル・サンパウロ市からサントスに向かっていくと50キロほどで、海岸山脈を一気に下らなくてはならない。
下りきったところにあるのがクバトンとという市である。
化学工業や高炉製鉄所のCOSIPA(Campania Siderugica Paulisita)がある工業都市だ。
汚染された排気ガスが海岸山脈を登り、山肌の木を枯らしている。
排水も海を汚している。
絶対に、道で売られている、ここの貝や蟹を食べる気にはならない。
この女は、化学製品工場に復職したかった。
(何故辞めたかは不明)
そして、密かに好意を寄せていた元愛人でもあった、その会社のチーフに打診をした。
そのチーフは、「空きはないよ。誰かが死んだら別だけど」と、冗談で答えた。
この「女」は、その冗談を実行した。
親戚の男などに頼んで、この企業に勤務している女子従業員を狙わせたのである。
車に乗った1人の女性は、撃たれたが死ななかった。
しかし、そのあとも電話で、脅迫を受けた。
「山を下ってきたら、”サービス”を完了させる」と。
この女性は、サンパウロ市の隣のサン・ベルナルド・ド・カンポ市から毎日山を下って勤務していたのである。
この銃撃事件から、40日後に、バス停に立っていた女性は、5発の銃弾を受けて死んだ。
生まれたばかりの子供がいたという。
かなり無茶苦茶な話である。
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Comments
この事件、実は、殺された人が見せのすぐ近所の人だったんですよ。。
うちの店から5kmも離れていないというか。。
で、殺された時も結構騒いだけど、犯人があがり、皆この女に対して怒ってましたね。。
昨日の新聞は、よく売れました。。
Posted by: Gabbyna | domingo, 22 de janeiro de 2006 01:30
>Gabbyna様
まあ、あまりに短絡な事件なので、取り上げてみました。
「何考えているんだ」としか言いようがないですね。
ブラジルらしいというか、ブラジルでも珍しいというか。
Posted by: Sao_Paulo | domingo, 22 de janeiro de 2006 02:02