ブラジル・サンパウロは「夏」 その8
「夏」になると、ブラジル・サンパウロではほぼ毎日のように「雷雨」がある。
こういうときには、やはり「熱帯」に近いと思うのである。
午後になると、南や東そして西の空が真っ黒になって、その雲が徐々に市の中心部に近づいてくる。
雷の音が聞こえてくると、そろそろかなと覚悟する。
そして、ぽつぽつときたら、あっという間に土砂降りである。
逃げる暇もない。
短時間に何十ミリもの雨が降るので、土地の低いところではいつも冠水してしまう。
完全に都市型災害である。
幸いなことに、拙宅は低地にはないのでその心配はないようである。
「雷雨」の時には、大粒の雨とともに強い風が吹く。
拙宅のある地区はこれが問題なのである。
街路樹が倒れるからである。
大木であるのだが、「シロアリ」や「寄生植物」に痛めつけられているものがあるので、よく倒れるのである。
そうすると、道路が通れなくなることは言うまでもないが、
さらにその木が家や車を破壊してしまう。
そして、電線をきって、停電を引き起こすことも頻繁である。
この一ヶ月で2回は停電した。
いずれも雷雨の時である。
ロウソクはいつも用意している。
ブラジル製の電化製品にもタイマーが付いているのであるが、停電時には全てこれがリセットになってしまう。
面倒になって、時刻を合わせていない。
日本製のものは、すべて停電に対応しているので、無事なのである。
10日ほど前の雨で、隣の高級アパート街のイジェノポリスで倒木があったとニュースで言っていた。
これで、駐車していた車が潰されたと、映像を見せていた。
幸いなことに、誰も怪我をしなかったようだ。
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この地区とは、送電ラインが異なるようで、停電は避けられた。
翌日、このイジェノポリスを通っていたら、この倒木現場を通った。
大木を切り刻んで、トラックで運ぶようにしていた。
かなり処理が進んでいた。
この地区の住民は、「うるさ方」が多いので、サッサとやるのだろう。
大木が1本無くなっても気が付かないくらい大木が並んでいるし、「苗木」がまたあっという間に大木になってまた倒れるのだが、住民は「緑」が無くなったままのことを、絶対に許しはしない。
サンパウロのほとんどの地区よりも、遙かに緑に満ちている「高級アパート街イジェノポリス」の住民はすぐにクレームをおこす。
選挙のことを考えると、「テキパキと」植えておくに限るのである。
街路樹が全くない地区の方が遙かに多いのである。
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Comments
たま~にサンパウロ市内を車で走ると、街路樹の美しさに見とれてしまいます。
田舎で緑に囲まれているところの木よりもはるかに生き生きと、青々として強い感じがするのは、周りがコンクリートだからこそなんでしょうか?
てきぱきと倒れた木を運び、苗木まで植えるって、そんなことが迅速にできるんですね、ブラジルでも(笑) うるさ方の”力”を感じます。
Posted by: DINDINHA | terça-feira, 3 de janeiro de 2006 05:46
>DINDINHA様
街路樹が綺麗なところなんて、本当はあまりないですよ。
富裕層がお住まいになっている地区とか、通勤でお通りになるようなところだけではないかと思います。
「貧しい人」への施策も色々と必要でしょうが、その原資となる「高額納税者」も大事にしておかないと、まずいでしょうね。
でも両者の要求のレベルや方向が全く違うところが、行政当局の頭が痛いところだと思います。
巨木がいっぱいあるのに、苗木の一本くらいで、「緑」が減ったということもないと思うのですけどね。 日当たりがよくなって良いと思うのですけどね。
Posted by: Sao Paulo | terça-feira, 3 de janeiro de 2006 23:06