ブラジル・サンパウロの「厳重警備刑務所」襲撃 その1
ブラジルには、「厳重警備刑務所」Penitenciaria Seguranca maximoと言われる刑務所がある。
普通の刑務所とどう違うのかというと、「厳重」に「警備」されているからこういう名前になっている。
敷地のまわりにも、鉄条網の柵がある。
中庭にヘリコプターが降りてこないように、ワイヤーが張ってある。
トンネルを掘れないように分厚いコンクリートの床の下には鉄板が敷き詰めてある。
全て個室で、あちこちにテレビカメラが設置してある。
訪問者は、金属探知器などで検査される。
そういうところが他の刑務所と違っているところのようだが、それだけ他の刑務所で「何が起きているか」がよくわかるというものだ。
囚人が頻繁に暴動を起こして、脱走する。
何故か、ナイフやピストルがあり、携帯電話で外部と連絡を取る。
外部からは、脱走させようとするものが、攻撃を仕掛ける。
そういうことは、日常茶飯事である。
そこで、「厳重警備刑務所」なるものが出来たわけだが、当然脱走されては困るような「大物」が入っている。
麻薬組織の「親分」達だ。
だが、そんな厳重警備刑務所にもやって来る者達がいる。
それなりの装備をして。
1月8日の早朝に、サンパウロ州奥地にある厳重警備刑務所の前に数台の車が乗り付け、10人ほどが見張り台に向かって、総攻撃を仕掛けた。
しかし、「厳重警備刑務所」の警備員も応戦し、ついに男達は攻撃を諦めて、数台の車を残して撤退した。
その日の内に、3名が逮捕された。
その後、5人ほどが逮捕された。
最初に逮捕された3名の内の2名は女性である。
そして、妊娠していた。
役割は何だったのだろう。
胎教にかなり良くないと思うが。
そして、押収された武器もさすが「厳重警備刑務所」を狙うだけのことがあるものであった。
ヘリコプターも落とせるというものだという機関砲もあった。
ボリビア軍の装備品だという。
警察は、一体誰を逃がそうとしての攻撃だったは発表していない
※その後の調べて、ミサイルは手製のものであるようだと報道されていた。
花火程度か。
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Comments
>胎教にかなり良くないと思うが
この突っ込みでお茶を吹きました。
責任取ってください(笑)、面白すぎます。
Posted by: mac | quinta-feira, 12 de janeiro de 2006 23:37
>mac様
もう臨月のようなのに、何をしてんでしょうね。
ブラジルの典型的な妊婦スタイルです。
開けっぴろげです。
Posted by: Sao Paulo | sábado, 14 de janeiro de 2006 23:24