ブラジル・サンパウロのセントロは犯罪の温床 その2 犯罪多発発生地点
ブラジル・サンパウロの歴史的中心部のセントロは、繁華街でもあり、交通の中心でもあり、多くの人が行き過ぎる。
セントロはどこでも昼間は人が行き過ぎるところなのだが、その中でも犯罪(窃盗等)の発生件数が多いところが、3カ所報じられた。
ここは、西部へ向かうバスがどんどん出発するところである。
二つの空港へ向かう直行バスの発着所もここにある。
今年1月から今までの2ヶ月半に、207件の発生が報告されている。
サンパウロの道路元標のあるところで、2本の地下鉄が交差するところで、カテドラルと呼ばれるサンパウロ最大のカトリック教会の前の広い広場にはいかにも怪しい人がいっぱいである。
ここでは、472件が報告されている。
第1位は、サンパウロの卸・小売りの商業の中心部である3月25日通り(ヴィンチ・シンコ・ヂ・マルソ通り)である。
ここは、怪しげな商品もいっぱいあるが、何しろ安いので買い物客でいつもいっぱいである。
昨年末にはここで爆発騒ぎもあったし、今年2月には警察が、警察のピストルを奪って乱射した露天商を射殺した。
ここでは、481件の発生が報告されている。
ファッションではない。
後ろでは、スリにやられてもわからないので、前に持ってきているのである。
実は、このようなスタイルは、20年前のサンパウロではここだけではなく街中で普通に見られたスタイルであった。
あまりお金を持っていないはずの学生でもこのように前に持ってきていた。
今は、この3月25日通りだけで生き残っているわけだ。
報告件数は、言うまでもなく警察にとどめられた件数である。
実際には、この何倍も発生しているはずである。
このようなセントロなので、これからは他人様をお連れするのはちょっと自粛した方がよいかなと思っている。
自分はこれからも行くつもりだ。
別にセントロだけが危ないわけでもないし。
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