ブラジル・サンパウロの警察車両 その1 乗りたくない車
ブラジルの警察のシステムはわかりいにくい。
大きく分けて、連邦警察Policia Federalと軍警Policia Militarと文民警察Policia Civilというのがある。
あとの二つは、州に属している。
軍警といっても、軍隊ではない。
かつては、州兵のような存在であったので、その名残である。
今でも、有事の際には、州兵になるとか。
警察の組織に関することは、もう少し勉強してからちゃんと書くことにする。
先日、パウリスタ大通りとコンソラソン大通りの交差点に常駐している軍警の移動交番の横に、あまり見たことのない色とデザインの車が止まっていた。
もちろん警察関係の車だろうとは想像がつくのだが、サンパウロ州の軍警の車は白地に黒と赤が使ってあるのが普通で、こんな色ではない。
文民警察の車両は、紺色だ。
”G.E.R.”と大書してある。
警察の部門名称の略語である。
ドアのところにあるエンブレムを見た。
"RESGATE DE REFENS"
人質救出という意味だ。
サンパウロでは、金目当ての誘拐が多い。
わずかな時間で解放される場合もあるが、何十日も監禁されることもある。
携帯電話などで交渉しているうちに、逆探知しているのか、警察が監禁場所を急襲して、解放することも多い。
そういった部門が使っている車のようだ。
図案は、機関銃を構える警察官だ。
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