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quarta-feira, 12 de abril de 2006

ブラジルで一番の馬鹿番組 その9 その罪状1

ブラジルで大人気の日系人タレントのサブリナ・サトウがレギュラー出演していたrede TV!局が放送しているpanico na TVは、「お笑い番組」だ。

だが、番組の内容があまりに「下品」で「刺激的」すぎたので、法務省から「12歳未満には不適な番組に分類」された
これによって、同じ様な内容では、それまでの放送時間の18時からでは放送できなくなった。
だから、4月2日の番組からは、突然20時からに放送時間が変わった

このPanico na TVという番組のどこがいけなかったのかを検証していく。

この番組は、政治の風刺もやる。
これは、大事なことである。
政治風刺をしただけで、「罪」に問われる国の方が多いのが現実だ。
日本の近隣にも、そんなことを平気でやっている大国がある。

ブラジルでは、この10月に大統領選挙を初めとして、いくつかの選挙が行われる
サンパウロ州知事の選挙も行われる。

3月末に、当時のサンパウロ州知事ジェラルド・アルクミンが、大統領選挙に出馬するために辞職した。
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そして、時を同じくして、当時のサンパウロ市長のジョゼ・セッハが、サンパウロ州知事選挙に出馬するために辞職した。
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この2人は、ともにPSDBという政党に所属していた。
そのPSDBの中での候補者指名の争いがあったのだが、一般にはジョゼ・セッハの方が知名度が高く、最有力の大統領候補に擬せられていた。
だが、PSDBはジェラルド・アルクミンを候補者に選出した。

Panico na TVは、この2人の「争い」をこのように表現した。
(実際の争いは、表面上「平和的」に見えた。)
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2人が争っていたところに、、PSDBの重鎮でもある前大統領のフェルナンド・エンリケ・カルドーゾが裁定に入って、ジェラルド・アルクミンに決定したことを、意味している。 3月15日のことである。
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顔のデフォルメが、ちょっと度を超している。
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だが、panico na TVの凄いところは、こんなチョロいものではない。

つづく。

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念のため、このpanico na TVの内容が、「12歳未満に不適切」とされたのは、このような政治的内容に因るものではない。

法務省の指摘した「罪状」は次の通りである。
”暴力、殺人、家庭内事故、轢き逃げのシミュレーションのシーンの露出。 死体の露出。(お笑い仕立てであるが。)”
”抑圧された状況にある人たちの露出や信用を失わせるシーン、下品で性的な言葉の使用”

ブラジルは、民主主義国家である。

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